「「意志の弱さ」ではなく「脳の病気」」アディクトを待ちながら La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
「意志の弱さ」ではなく「脳の病気」
薬物・ギャンブル・買い物、様々な依存症(addict : アディクト)の人々の立ち直りグループが、コンサート開こうとする物語です。現実社会でも薬物依存でしくじって芸能界から一時期遠ざかざるを得なかったあの人やあの人がグループのメンバーとして出演しているのが小さな話題にもなりました。
依存症は「意志の弱さ」に由るのではなく「脳の病気」である事は近年知られる様になって来ましたが、その具体的なメカニズムや「治療」とは具体的に何をする事なのかをもう少し詳しく紹介して頂けたらよかったかなと思いました。
終盤の、シナリオなしのぶっつけ本番のメッセージ・シーンは真摯な思いが籠っていてとても力がありました。監督と出演の橋爪遼さんによる上映後のトークも「なるほど」と思える真摯なものでとても有意義でした。
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