劇場公開日 2024年8月3日

「【”循環。”今作は三人の個性ある”研究者”が忌み嫌われているモノの生命界における重要な役割を実験する様が描かれる、知的好奇心をくすぐられるドキュメンタリー作品です。】」うんこと死体の復権 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”循環。”今作は三人の個性ある”研究者”が忌み嫌われているモノの生命界における重要な役割を実験する様が描かれる、知的好奇心をくすぐられるドキュメンタリー作品です。】

2024年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

ー 冒頭、オジサンが林の中で”オオキジを撃っている。”(登山用語で、大便の事。女性の場合は”お花摘み”。小の場合は”コキジ”を撃つ”である。
  と言うか、何を書いているんだ!私は!
  それにしても、映画館の大スクリーンで近接撮影された人〇を見るとはなあ・・。-

◆感想

・結論から言うと、とても面白かった。
 登山をやっていたせいもあるが、バイオトイレとか知識としては知ってはいたが、まさか自分で山を買って”プープランド”(野〇山)を”育てている”人が居るとは、ビックリである。
 そこには、糞を汚いモノと言う考えは全くなくて、循環する栄養素として捉えている思考がある。正に、究極のSDGsである。

・それにしても、一年ほぼ”プープランド”で用を足し、土壌の栄養素を高めて喜んでいる姿はある意味、凄い。
 更に、それに共鳴して同じことをして楽しんでいる人たちも凄い。
 (でも、私には無理だなあ。登山では散々やって来たが・・。あ、今は駄目だよ。お持ち帰りがルールだそうである。)

・もう一人は、生物の死骸を使い、調査をしながらその死骸を分解する虫を、絵本にしている。コレマタ凄い。そして、面白い。
 微生物だけではなくて、目に見える虫も死骸分解に貢献しているのだね。

<今作は、人が普通は目を背けがちだが、身近な糞や、動物の死骸が自然界の中で果たしている役割を、真面目に描いたドキュメンタリーである。
 あ、けれども一点だけ記載するね。
 虫が駄目な人は気を付けた方がいいよ。じゃーね。

<2024年年10月14日 刈谷日劇にて鑑賞>

NOBU