春の結晶のレビュー・感想・評価
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映画最高、地元で応援します。
映画春の結晶❄︎を友人の紹介で、長野市で観させていただきました。
長野の高校が舞台の映画で、高校生役で長野市出身の俳優さんが主演されています。
ストーリーを押し付ける感じではなく、自然体でいて表情やしぐさから観ている側に想像させる感じで、今は忘れてしまっているそのころの感受性を思い出しました。
なじみのあるファミレスがでてきたり、春に冬景色という長野ならではの情景のシーンが印象に残りました。
日頃は映画を観るゆとりもないですが、ゆっくりと幸せな時間を過ごせさせて頂きました。
映画の後は、トークショーや俳優さんと直接お話しできる機会もあり、大変楽しい時間を過ごせました。
また、会場を彩られた写真展、アート作品も大変素晴らしい作品ばかりでしたので、ぜひ
多くの方に会場に足を運んで頂きたいと思います。
つかれたおじさんを泣かせて何がたのしいのですか?
「春の結晶」について初めて知ったのは都内私鉄の電車内だった。
リリースを控えたシステムが大幅遅延。プロジェクトの火消しに駆り出され、連日の残業続き。ヘロヘロで電車にのりスマホを取り出すとLINEが来ていた。この作品の監督からだった。
彼は中学時代の友人で、「映画撮ったからぜひ観に来て」との短いメッセージ。
映画観るのって結構カロリー使うから、正直気乗りはしなかった。
でも、観ないと観ないで何かのタイミングで会ったときに「何で観に来なかったのだ」と攻められることもあるだろう。
あと、たまたま劇場が職場の帰り道だったこともあった。
かくして、数年ぶりに劇場で映画を鑑賞した。
最初に沸いてきた感情は、「怒り」だった。
お前さぁぁぁぁぁああ! 心が打ちのめされているときにこういう激エモのやつ撮るなよ!! 泣くだろマジでこんなの!
こちとらド田舎の長野から都会にでてきてアーバンライフスマートイケオジやろうとしてんの!
多様な価値観を受け入れながらワークインライフを実現しようとしてるの!
こんなの観たら鬼泣きしちゃうでしょ! つかれたおじさんが青春エモ映画観て号泣してたら公共施設から追放されるって都条例で決まってるの! やめてほんとマジで。
まじ最初から泣かしにくるじゃん。
誰もいない部室棟にサッカーボールコロコロからの無人でさみしそうなうす暗い卒業式の廊下映すのやめろこの演出は犯罪だって行列の出来る法律相談所でやってたからな。
あと演者の演技ナチュラルすぎて最初卒業式のドキュメンタリーかと思ったから。ファニーな鬼泣き女性教員が出てきてようやくこれが映画だって理解したから。そういう自然な演技を引き出す演出マジやめて。青春取り戻し隊おじさんに一番効いちゃうからほんとダメ。
極めつけがラストシーンの演出よ。詳しくは書かないけどさあ。「こたえは敢えて示しません。観た人の中にこたえがあるのだから」みたいなやつ! やめて! 刺さるから! 答えを短時間で出し続けなければならない現代中間管理職の脳天に刺さりまくるからもうやめて!
「こたえのない余韻を楽しんでもらいたいから」じゃないのよ。こっちの気持ちも考えてよ。翌朝までにリリース日を延長するかどうかの判断しろとか言われてるのよ? 極限まで締め付けられてるのよ? やさしい気持ちにさせるなよ! 情緒ぼろくそになるわ!
あと地元の懐かしいローカルチェーンをしれっと出さないで。あっぷるぐりむとかAPINA出しちゃダメ。おもひでぽろぽろしちゃうから。
かくして一通り泣きはらし、トークショーで女優さん生で観て興奮して、ウキウキで帰りました。
この映画は、疲れ切ったシステムエンジニアかあっぷるぐりむでバイト経験のある人に超オススメです。
観て。
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