憐れみの3章のレビュー・感想・評価
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意味がわからん
哀れなるものたち→女王陛下のお気に入り
からの3作目です。
前作である程度、
この監督の作風
エロ、グロ、不協和音な音楽、不道徳…
に対する免疫はあったうえで。
ひたすら変なものを見せられます。
哀れなるものたちは爽快感のある結末とメッセージ性がありましたが、こちらは何を言いたいのかよくわからず。
濃縮されたヨルゴスランティモス節を堪能できますw
作り込まれた映像美、エマ・ストーンのきれいなおかおとダンス、前作でも出演してたマーガレット・クアリー、ザ・メニューでみたミステリアスなホン・チャウは魅力的。
過激に性的なシーンも多いですが、前作と同じく滑稽に撮られているのでエロくはない…
RMFは登場人物の人間関係にはかかわらない狂言まわし的な役割。
自ら支配されることを選び、そこに愛を求める愚かさや滑稽さを煮詰めて戯曲化したような作品でしょうか?そういう人を見つめる支配者の眼差しとしての「憐れみ」でしょうか?
キリスト教や英語の文脈がいまいちわからん。
2時間45分は長いっす。2回目は観られないかな〜
追記メモ
・夢の中?神話?みたいに、つじつまが合わないものとして観る
・2章の結末での2人目のリズは、1章のロバートと同じように、無茶振りを受け入れて従い、その結果迎え入れられた、ということの比喩的な表現なのではないか。死んだのに生き返ったとかそういうのではなく。
・思い出のビデオも、交通事故も、多分意味はなくて、コメディ的な要素
不愉快な時間でした
ウィレムでフォー的な
ヨルゴス・ランティモス監督お得意の?不条理劇3本立てで、観終わっても「で?」みたいなアホな感想しか思い浮かばないよくわからなさ。著名映画評論家に考察を解説されたところで「だから?」となりそうな気すらして、そもそも作品の意味を考えることに意味があるのかもよくわからない…。なので、アニー・レノックスの歌声懐かしいとか、エマ・ストーンって案外スラッとしてんなとか思いつつぼーっと観ていたら、週末朝イチということもあって3章目でついに眠気との戦いなってしまったが、エマのオッパイで覚醒。
とりあえず本作でオッパイは眠気覚ましに意味があるということはわかったので、今後はこーゆー話なら1本30分・計90分ぐらいの作品にしてほしいヨルゴス…。
奇妙な夢のような、不条理小説のような
世にも奇妙な。
分かっている。お前は俺を騙している。
正気と狂気。どいつもこいつも自分は正気だと思っている。それはどんな狂人でもそうなのだろう。自分はまともで相手が狂っていると思っているから、誰かにそれを伝えようとするときに言葉や言動が強くてキツくなる。
まったく物語の異なる3つのパートに分かれているが、エマ・ストーンやウィレム・デフォーをはじめ数人が、ぜんぜん違うキャラの役で登場し、それがまた、人はいくつもの顔をもっていて、見た目と中身は別々なのだと訴えてくるようだ。3つの物語のどれも、話の展開が突拍子もなくて、あっけにとられて進んでいく。微妙にコミカルでシニカルでエロチック。なによりさらりとグロい。そんな中で三話目がどうにか理解しやすいか。日本でもこのような新興宗教ものはよくある。そしてたいてい水に拘っている。『聖水』って小説もあったな。濁りのない水に比した、心と体の清浄さを求めながら、その目的のためなら手段を選ばぬ行動の不純さが、苦笑いを誘う。理解不可な気分に満たされた映画だけど、なんだかこころに引っかかったまま。
たいてい映画はなるべく前情報を入れずに観るのだが、この監督、「ロブスター」「聖なる鹿殺し」の監督か。やはり不条理な話の筋が監督の持ち味なんだな。そして「哀れなるものたち」もそうだと知り、その共通する悪趣味さを思い浮かべてとどこか腑に落ちた気分。
優しさの種類‼️
ランティモスに免疫できた
R.M.F.セカンドカミングする
あれ?タバコ吸ったっけ?
今年1月に公開された傑作「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督が今度は自作の脚本でこんなにも早く次の傑作を作ってしまったことに驚かずにはいられない。おそらくは脚本のアイデアを何本か持っていて「哀れなる…」の世界的大ヒットの勢いに乗って今がチャンスとばかり主要キャストをそのまま引き連れて撮ったのではないだろうか?今作でカンヌの男優賞を獲ったマット・デイモン似のジェシー・プレモンスは「シビル・ウォー」の赤メガネ男の印象が強烈に残ったままで、私の中ではもはや「サイコパス男」のレッテルが貼られた。テレビドラマ1話分くらいの尺の短編を3本つなげてちょっとしたオチを付けたオムニバスなのだが相変らず観客が見たくないものを見せる悪趣味エロ・グロ不条理劇3幕でランティモス劇団員が役を変えて順繰りに出てくるものだから全体としては「からかわれている」感が強い。金、夫、カルトと3様の「支配」と「隷属」が描かれるのだがシチュエーションががらりと変わり突拍子もなくて楽しく、ワクワクぞくぞくが165分持続して飽きることが無い。1話目は金で人を隷属させる話だけれど何度も「やり直し」を命ずる様は撮影現場の監督と役者(キャラクター設定がされていて台本どおりに演じる)そのもの。「哀れなる…」に比して性交シーンの描写が減ったのも良かった。
RMFおじさん数珠つなぎ
エマストーンが嫌いになっていく
ヨルゴス・ランティモスを知る一本
「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ラン...
「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成したアンソロジー。選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、卓越した教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女が繰り広げる3つの奇想天外な物語を、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出す。
良くできてても刺さらない映画ってある
エマ・ストーンこそが〝教祖〟です
宗教法人名:やり過ぎちゃってごめんね
身体を張った演技。
なんていう褒め方?というか、演技に取り組む姿勢についての表現がありますが、最近のエマ・ストーンを見てると、「そんなの当たり前でしょ!役者なんだから!!」と叱られているような気分になります。
だから、うん? なにこれ?
とか余計なことを思う間もなく、とにかく面白くて目が離せなくなる。あの目力に引っ張られてどんどん話にのめり込んでいく。
『女王陛下のお気に入り』のアビゲイルもそうだったけれど、やり過ぎちゃってごめんね!
というキャラを、こんなにもユーモラスで切なくて、(一部の人にとっては)おぞましくて、
儚くて、哀切感に溢れていて、それでいて決して人ごとではなく演じてしまう。
もう、この人こそが〝教祖〟です!!
オープニングテーマソングが
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