「とんでもねえ映画を観ちまったぞ、という感覚」憐れみの3章 だむさんの映画レビュー(感想・評価)
とんでもねえ映画を観ちまったぞ、という感覚
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観終わった後、席を立って周囲のお客さんの顔を伺ってしまった。大体の人が首を捻っていたように思える。もし納得した顔で「俺(私)は全部わかったぞ」的な顔をしている人がいたら教えを乞いに行ってしまったかもしれない。
1章:一人の男が別の男に何もかもを支配され逃げ出そうとする
2章:事故から生還した妻が化物に入れ替わっているという妄想に支配された警官の夫
3章:新興宗教の教義に支配された女性が死者を蘇らせる女性を探す
いずれの話・主人公も支配してくる存在に対して抗えず敗北する。難解すぎるし、こうしてテーマを書いてみたけれどなんか違う気がする。テーマはシンプルなのに伝え方が婉曲的過ぎるのだろうか。とにかく、わからない。
観た人に聞いてみたくなるのは、個人的には2章のオチ。アレが一番難しかったと思うのだ。アレは、妻が化物に入れ替わったというのは妄想ではなく本当の話で、主人公が「あの方法」で化物を殺害し、本当の妻を取り戻したという事なんでは無いだろうか。トンチを聞かせた一種の悪魔祓いの話、みたいな?
よくわからん。
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トミーさんのコメント
2024年9月30日
自分は、実際入れ替わったのかどうかは別にして、今家に居る女を排除しないと自分の思う奥さんと抱き合えないと思ったからそうしたんだと思いました。簡単に言うと夫発狂、奥さんが自らを調理したかは微妙。