「楽しめなかったので長い苦痛─」憐れみの3章 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しめなかったので長い苦痛─
明確に意識があったのは、ユーリズミックスのところだけ(短ッ!)でした。そこから長い長い忍耐と闘いzzz...がありました。ちょっと意味が分からないというのが正直なところ。自分みたいな凡人が理解できない、天才的な創造性だったと、とりあえず─。
この監督の作品を全部見ているわけではありませんが、これ以外の観賞作品はかなり楽しめました。これだけ特別に理解不能でした。全作品、独特な創造性とグロテスクな雰囲気はこの作家の特色なのでしょう、この作品でも炸裂していました。その上、この作品こそ最も監督が好き勝手に仕上げている印象なので、ゆえにこの作品こそがランティモスの真骨頂といえるのかもしれません、半分寝ていて決してしっかりと把握しきれているとは思いませんが・・・。なんか3つぐらいの異なる物語があったような、常にエマ・ストーンが出ていたような、やっぱエログロだったような、という終幕して意識が戻ったときの印象で、さすがにもう一回ちゃんと見て、ちゃんとした印象を記録しておこうと、そのときは思ったのですが、じわじわとやっぱ全く理解できなかった作品なのかな、何度見ても自分には理解できないかなと思ってきて、とりあえず、天才が好き勝手自由気ままに思う存分つくり上げた作品なのかなという認識に落ち着きました。
あたりまえですけど、生の時間には限りがありますので、正直、長い映画は何度も見たくはありません。なるべく一度で少しでも理解できる作りにしてほしいものです。
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