劇場公開日 2024年9月27日

「ずーっとうすら怖い、狂気の3話」憐れみの3章 namaketaroさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ずーっとうすら怖い、狂気の3話

2024年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

知的

予備知識なしで鑑賞。
3話立てのオムニバス。3話それぞれ独立の話。

面白かった。
昨今の日本映画では味わえないブラックテイスト。「奇妙な物語」のような…と言ってしまえばそれまでだが、そんな余韻では終わらない。
原題が「Kinds of kindness」。「憐み・のようなもの」といった感じか。
3話通して登場するR.M.Fという人物への憐れみが舞台装置として登場する為だろうか?
とにかく鑑賞中の3時間、「えっ何?」「どういうこと?」「なんでなんで?」と眉を潜めて頭をぐるぐる回しながらスクリーンにくぎ付けになった。

結局どういう話なの?と言われると一番困るパターンの映画。
お約束ばかりの娯楽に飽きた方にこそおすすめの、狂った3話3時間。
もう一回観たい。

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namaketaro