「"R"eal "M"other "F"u⚪︎ker (本物の馬鹿)が1番幸せ」憐れみの3章 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
"R"eal "M"other "F"u⚪︎ker (本物の馬鹿)が1番幸せ
前二作がわかりやすすぎたのか、原点回帰ともいうべきヨルゴス・ランティモス監督のやりたい放題の1品。
三章仕立てで、それぞれ第一章:仕事と家族、第二章:友人と家族、第三章:宗教と家族といった人間社会の関係性をヨルゴス・ランティモス監督風にみるとこんなにも皮肉の効いた奇妙な世界観になってしまう。
そんな世界の中で最後に1番得した奴は誰か。
R.M.F (Real Mother Fuc⚪︎er)である。冒頭でB.M.Fと間違えられるのはB.M.FがBaddest Mother Fucker(最高にイカれた奴)というプロレス UFCの非公式タイトルをオマージュしていることからR.M.Fの意味が推測できる。
今現在で"最高にイカれた監督"であるヨルゴス・ランティモスによる最高にイカれた映画。
ウィリアム・デフォーのフルチン解禁と、ジェシー・プレモンスとランティモス監督作の相性の良さに悶絶しました。
コメントする