「悪趣味なコメディー映画」憐れみの3章 ジャイケル・マクソンさんの映画レビュー(感想・評価)
悪趣味なコメディー映画
ランティモス・・・、きっと彼は変な映画を作りたいのでしょう。しかし、いささか、調子に乗る傾向がある様で、どの作品も後半に崩壊しやすい気がします。
つまり、リンチやクローネンバーグに憧れた映画監督が、センスがそこまで追いついていなかった為、乱暴な力技を通してしまい、せっかくの作品が崩壊してしまった、あまり面白くないコメディー映画なのが残念。作品毎に壊されていくエマの演技と、元々壊れているデフォーの存在感に助けられている。とはいえ、次作も観ると思いますが、いっそのこと、方向転換されたほうがよいのでは・・・。女王陛下のお気に入りの世界観のほうがあってる気がします。
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