「contaminated ってどんな字幕になるんだろ?」憐れみの3章 ゆ~きちさんの映画レビュー(感想・評価)
contaminated ってどんな字幕になるんだろ?
いやぁ…、この作品、どう感想を言えばいいのか…w
原題はKinds of Kindness 、ニュアンス的には「優しさの形」?「親切心の表し方」?要は、善意でやったことが、実は色んな人を犠牲にしてたり、他人にはギョッとするようなことだったり、ちっとも善意じゃなかったりwww
作品自体はもう、不条理にも程があるというか、やっぱりヨルゴス監督、頭がおかしいって!と思いながら観てましたが、劇場ではちょくちょく笑いが起きて「あー、これはコメディなのか」と確認できましたw
多分、真面目な日本人には「何じゃこりゃ?」ってなる作品なんですが、来年のアカデミー賞にもノミネートされそうという下馬評を見て、なんだかんだでこんな脚本を書いたヨルゴス監督とエマストーンはすごいなぁと思わされました。マジでヨルゴス監督、ふざけ過ぎてますwww。
邦題を初めて聞いた時は「え?」と思いましたが、作品内のKindness はただの「優しさ」とか「親切心」とかいう訳が相応しくない内容で、確かに「憐れみ」の方が近いかもしれません。「哀れなるものたち」もなかなか深い邦題なので、「哀れみ」と区別する漢字はなかなか便利な文化ですね。
「哀れなるものたち」は、グロい映像の中にもなかなか深淵なテーマが隠されていて、皆さんのレビューで私の評価も変わりました。私ももっとちゃんと作品を理解したくて、様々なレビューを読みましたが、意外に高評価なんですよねーw。外国人には純粋に「意外な面白さ」が刺さったんでしょうか。
昔「笑い」に関する分析をした哲学者が「人は意外さ」におかしさを感じると書いた本を読んだことがありますが、確かにエマたちが真面目に「変な人」を演じているのも、素っ頓狂なセリフを言うのもおかし過ぎて、何度も笑いが起きました。もちろん、ちょくちょく出てくるグロい、ショッキングなシーンで、私は何度も叫んじゃいましたけどw
3章とあるように、同じ俳優が別の名前、別の役で演じている3本のオムニバス作品なので、話は繋がってないから混乱しませんように。3本目で散らかった不条理の回収とか、総まとめ的な展開はありません。「世にも奇妙な物語」みたいな感じで、えも言われぬ気持ち悪さを楽しんでください♪
追記
Xでkinds of kindness を検索したら、walked out と続いたワードがトレンド入りしてましたw
やっぱりいくら評判が良かったとはいえ、この薄気味悪い不条理劇に腹を立てた観客もそれなりにいたんですね!
ゆ〜きちさん、やっと今日観てきました!監督頭おかしいですw私もグロすぎて叫びそうでした😭日本公開前に色々教えていただきありがとうございました🙇♀️
日本は公開2週目ですがもう上映枠がかなり減っています…日本人には受けないのかもな〜なんて思いました💦
おはようございます。
追記の部分、興味深く拝読しましたよ。
不条理劇は、私の様ないい加減な人間は好きですが、真面目な方はヤッパリ怒る人も居るんだろうなあ、と思いましたよ。では。
めるさん、お返事ありがとうございました。
ホラー平気なんですね。「哀れなる」よりはエロくないから大丈夫かな?
ただ、グロいコメディなんで笑っちゃうかもです。あの人たち、マジで頭おかしいですwww
返信ありがとうございます!
グロは割といけるものですが、エロいのは苦手です😅叫んじゃうのは相当ですねwホラー好きなので公開されたら観ます🎬ありがとうございます!
めるさん、コメントありがとうございました。
「哀れなるものたち」が無理なら、もっと無理ですw
不条理過ぎて、監督の言いたいことわからなかったし、エロよりグロが多めなので、私は何度も叫びましたwww ホラー映画が大丈夫ならいけます♪
ゆ〜きちさんのレビューでこの映画の公開を知りました!日本では9/27公開になるようです!
前回の哀れなるものたち、私は生理的嫌悪感を感じる場面があり、うーん…と思ったのですが、この作品も雰囲気は似てる感じですか?
聖なる鹿殺しは割と好きだったのですが😅