劇場公開日 2024年9月27日

憐れみの3章のレビュー・感想・評価

全221件中、1~20件目を表示

4.5ランティモス監督が久々のオリジナル脚本で、相変わらずヘンテコな不条理コメディなのが嬉しい

2024年9月30日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

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ヘンテコで不気味な異色作を撮り続けているヨルゴス・ランティモス、と「女王陛下のお気に入り」のレビューで書いたけれど、原作物の「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」がヴェネチアやオスカーの主要賞をいくつも獲ったあとにオリジナル脚本で臨んだこの「憐れみの3章」でも、ぶれずにヘンテコさをさらにパワーアップさせた映画を見せてくれるのが嬉しい。

ジェシー・プレモンスは過去の出演作ではあまり注目していなかったが、「憐れみの3章」での情けない感じは見事にはまっている。彼がマット・デイモンとフィリップ・シーモア・ホフマンに似ているのはこれまで大勢に指摘されていたようだが、今作で似具合がさらに増したのではないか。ホフマンが存命だったら3人で家族役(歳の離れた兄弟か、歳の近い親子)をやってほしかったが、実現せずに残念。彼が警察官を演じた第2話、同僚とその妻と3人で家飲みをしてから鑑賞する“ホームビデオ”で、一瞬唖然としたあと、品がないと自覚しつつ爆笑してしまった。

出演陣はいずれも素晴らしいが、3話で死者の蘇生を試みるアナ役、エキセントリックなムードを漂わせる美女ハンター・シェイファーが特に印象に残った。今年8月に米公開されたホラー映画「Cuckoo」で主演したようで、日本でも早く鑑賞できるようになるといいなと願う。

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高森 郁哉

5.0ヨルゴス・ランティモス

2025年1月16日
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鑑賞方法:映画館

去年に引き続きランティモスは傑作を送り出した
パワフルで無骨なのに繊細なランティモスの演出はこの時代の他の映画作家を寄せ付けないパワーを感じる

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悠

4.0ランティモス節全開な3章

2025年1月8日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.9
狂った世界を見せ続けられ、慣れてきた頃には、その世界のルールと脳みそになっている。
今作もたまらなく中毒性のある一本。
魅せられました。素晴らしい監督だ。

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カメ

3.0ランティモスの不条理の中に

2025年1月2日
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鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

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近大

2.0退屈

2025年1月2日
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鑑賞方法:VOD

寝られる

長尺、ストーリー退屈
エマストーン頑張ってるが最近は似た作風ばかりで不憫。

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koo

3.5同じ俳優で3つの物語

2024年12月29日
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鑑賞方法:VOD

ヨルゴス・ランティモス監督の不思議な3つの物語。
それぞれ物語は不思議であるが面白い。
同じ俳優で3つの物語を作り出しそれぞれが個性的。
1つ目の物語が私のお気に入り。
なかでもジェシー・プレモンスはいい味出してました。
でもこの3つの物語それぞれは面白いものの
3章の映画作品になるのはよく分からん。
ヨルゴス・ランティモス監督のことを好きな人は
いい映画だと思うんでしょうが
私はそこまで行ってないので???となりました。

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tom

2.5もう一つの「ボーはおそれている」

2024年12月28日
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鑑賞方法:VOD

難しい

長尺、難解、ブラックコメディ、R指定。
なんだか「ボーはおそれている」を彷彿とさせる映画だった。

選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうとする男、海難事故から生還した妻を恐れる警察官、ある能力を備えた特別な人物を探す女を巡る三つのストーリーで構成される。

まさに怪作中の怪作。

個人的に好きなのは、「R.M.F.は飛ぶ」の例のビデオ鑑賞会。
なんだよ思い出のビデオくらい見せてあげろよ、旅行で観光地を楽しむ映像でも映ってるのかなー、あーでも奥さんを思い出してしまうから諌めているのかなーと、思いきやからの、あの地獄のビデオ鑑賞会。
でも、どこか苦笑してしまうという、やはりランティモス監督の露悪性は健在だ。

それにしても「哀れなるものたち」と同年に公開というのも驚きではある。

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ガッキー

2.5ヨルゴス・ランティモス監督好きの僕だけど、ちょっと敷居が高かったです

2024年12月26日
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ヨルゴス・ランティモス監督好きの僕だけど、ちょっと敷居が高かったです

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わたろー

3.5ランティモスな夢を見た

2024年12月25日
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知的

予告でも使われていたユーリズミックスの名曲"Sweet Dreams (Are Made of This)"は本編冒頭でも流れるわけで、それは本作が何より夢(について)の話であることを示している。で、実際に観てみると、コレほどピッタリな曲も無いなと思うくらい歌詞が言い得て妙な胃もたれ必至のランティモス全部乗せ。飼われて、疑って、捜して。夢と妊娠、魚より肉バーガー。ファックはいつでも絡んでくる?言ってしまえば過激なベストアルバムあるいはコンピレーションみたいな作品。
では、それが誰の(見る)夢かと言えば、この社会・世界に【生きづらさ】を感じて【自分の居場所を探す】者にとっての夢だ。だからこそ観ていて感じるこの監督特有の窮屈さ・息苦しさ。こんな厄介な本作をクリスマス当日に配信開始するという確信犯っぷり!まさしく一見脈絡なくもそれぞれに毒っ気満載に浮かび上がる作品のテーマにも則る・沿っているだろうか。別に非リア充や独り者に限らず、世間が浮かれるタイミングにそれを素直に楽しめないでいる全ての人に向けたプレゼントだ(という意味では自分が創作に向ける原動力とも奇しくも重なる)。
奇妙にヘンテコ、そして時折ものすごく痛そう。厭世的というか人間嫌いというかとにかくクレイジー。シュールでどこかおかしい緊張感と歪さはじめヨルゴス・ランティモスによる彼らしい不条理に満ちたイカれたブラックユーモアに彩られた作家主義(ゆっくりと引いたり寄ったり魚眼レンズ気味に湾曲する広角レンズ使ったり)、監督らしさ全開のユニークな作風の中で、毎章痩せては髪の毛も短くなっていくジェシー・プレモンスなど豪華アンサンブルキャストが魅せる。3章目のエマ・ストーン、ウィレム・デフォー然り。

【1章】
痩せたか?
子供、事故、そして構ってほしいがための"振り"で本当に自分を傷つけてしまう必死さが愚かしいのだけど他人事じゃない怖さもある。得たもののためにどこまでてきるか、手放したくない必死さに常軌を逸した願いも聞き入れてしまうのか
【2章】
誰だ?聞こえないぞ
着信音、チョコとラム、そして生還した妻の様子がどこかおかしいと感じる夫。陰謀論・疑念が身を滅ぼすのか…。飢えて気づいた、食わず嫌いせず食べられるものは食べられる時に有り難く食べておけ。
【3章】
喉が渇いた
水、モーテル、そして教祖の涙で清めた聖なる水しか飲めない水分カルト教団の救世主をめぐる人探し。『哀れなる者たち』のぎこちない動きから抑えられぬ本能のまま身体が躍動するようにダンスを覚えていくダンスシーンも圧巻だったが、本作でもまたエマ・ストーンが素晴らしくアイコニックなダンスシーンを見せてくれる!

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とぽとぽ

4.0面白かった、けどこの邦題はどうなんだろう?

2024年11月27日
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鉄猫

4.0不条理コントを観てる様な妙な感じが、堪らない。

2024年11月24日
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怖い

難しい

不条理コントを観てる様な妙な感じが、堪らない。

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細マッチョ

4.5Three dreams are made of this

2024年11月20日
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興奮

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セッキーかもめ

3.0喜びの踊り〜第3章より

2024年11月15日
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興奮

難しい

寝られる

感性の映画だと思った。
キャストは同じでシナリオ3つのオムニバス形式。
〈第1印象〉
1ちょっと何言ってるか分かんない
2思い出のビデオ
3あ~あ、やっちまった

なんとなく「〜の依存」みたいな感じを受けた。

原題は“KINDS OF KINDNESS”(親切の種類)。
作品には親切なやつなんて出てこないが。

監督なりの親切なんだろう(笑)

R.M.F.ヨルゴスってあったからてっきり監督が出ているのかと思ったが、友人ステファナコス氏とのこと。

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YOU

3.0意味がわからん

2024年11月9日
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哀れなるものたち→女王陛下のお気に入り
からの3作目です。

前作である程度、
この監督の作風
エロ、グロ、不協和音な音楽、不道徳…
に対する免疫はあったうえで。

ひたすら変なものを見せられます。
哀れなるものたちは爽快感のある結末とメッセージ性がありましたが、こちらは何を言いたいのかよくわからず。
濃縮されたヨルゴスランティモス節を堪能できますw

作り込まれた映像美、エマ・ストーンのきれいなおかおとダンス、前作でも出演してたマーガレット・クアリー、ザ・メニューでみたミステリアスなホン・チャウは魅力的。

過激に性的なシーンも多いですが、前作と同じく滑稽に撮られているのでエロくはない…

RMFは登場人物の人間関係にはかかわらない狂言まわし的な役割。
自ら支配されることを選び、そこに愛を求める愚かさや滑稽さを煮詰めて戯曲化したような作品でしょうか?そういう人を見つめる支配者の眼差しとしての「憐れみ」でしょうか?

キリスト教や英語の文脈がいまいちわからん。

2時間45分は長いっす。2回目は観られないかな〜

追記メモ
・夢の中?神話?みたいに、つじつまが合わないものとして観る
・2章の結末での2人目のリズは、1章のロバートと同じように、無茶振りを受け入れて従い、その結果迎え入れられた、ということの比喩的な表現なのではないか。死んだのに生き返ったとかそういうのではなく。
・思い出のビデオも、交通事故も、多分意味はなくて、コメディ的な要素

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Rui

ああ、エマ、今度はXXか。とても見ておれん。あと、ヨソ見はダメである。

2024年11月1日
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マサヒロ

不愉快な時間でした

2024年10月31日
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スプラッターの分野には入らないのでしょうが、
気持ち悪くなりました

不条理な世界観は覚悟していたつもりですが、
この作品はとても受け付けられず、出演していた名優と言われる俳優陣も嫌いになりそう

終演が待ち遠しく、不快、残念無念な気持ちで退館

この監督の作品はもう観ません

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Ciel

2.5ウィレムでフォー的な

2024年10月31日
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ヨルゴス・ランティモス監督お得意の?不条理劇3本立てで、観終わっても「で?」みたいなアホな感想しか思い浮かばないよくわからなさ。著名映画評論家に考察を解説されたところで「だから?」となりそうな気すらして、そもそも作品の意味を考えることに意味があるのかもよくわからない…。なので、アニー・レノックスの歌声懐かしいとか、エマ・ストーンって案外スラッとしてんなとか思いつつぼーっと観ていたら、週末朝イチということもあって3章目でついに眠気との戦いなってしまったが、エマのオッパイで覚醒。

とりあえず本作でオッパイは眠気覚ましに意味があるということはわかったので、今後はこーゆー話なら1本30分・計90分ぐらいの作品にしてほしいヨルゴス…。

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ジョンスペ

3.0長いです!

2024年10月27日
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笑える

怖い

難しい

監督さんの独特な世界観は観ていて結構面白いです
笑い有り、恐怖有りで、不思議な世界観でした
長い作品ですが、飽きずに観れました

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nami

4.0奇妙な夢のような、不条理小説のような

2024年10月27日
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前衛的な不条理小説を読んでいるような感じがする作品です。そういう作品はそれほど珍しいわけではないんですが、自由というかぶっ飛んでいるというか、ここまで好き放題やっている映画はあまりないのではないでしょうか。意味は深く考えず、ただおかしな夢を見るように見ていました。いちばん意味不明で予想外の結末だった2話目がよかったです。

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むっち

3.5ランティモス愛のアンソロジー マット・デイモンじゃないよ。

2024年10月21日
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笑える

怖い

興奮

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レント