バッドボーイズ RIDE OR DIE : 特集
【ウィル・スミスへ映画.comからエール】過ちへの
謝罪→再出発に、私たちは拍手をおくり、応援したい。
そして私たちはなぜ、こんなにウィルが好きなのか?
なぜ毎回「バッドボーイズ」新作に脊髄反射するのか?
彼の代表作かつ記念碑的大ヒット作「バッドボーイズ」シリーズの最新作であり、6月21日から公開される「バッドボーイズ RIDE OR DIE」で、念願の“スクリーン復帰”を果たす――!
すでに公開されている全米では、スミスの主演作として“18本目の全米オープニングNo.1作品”という大ヒットスタート! 辛口批評サイト「ロッテントマト」での観客スコアが97%、出口調査「シネマスコア」でもA-という高評価となっている(2024年6月10日時点)。
しかしながら、普通の復帰ならばまだしも、このウィル・スミスのカムバックを手放しで喜んでいいものか。映画ファンの皆さまの中には迷う人もいるかもしれない。私たち映画.comも複雑な心境だ。
とはいえ、私たちはこうも思った。ウィル・スミスは確かに過ちを犯した。だが、すでに謝罪は表明され、困難な道を歩みながらも許しを得て、「バッドボーイズ」最新作で再出発を切ろうとしていることは、紛れもない事実だ。ならば私たちは、そのファイトを応援すべきなのではないだろうか、と。
この特集では、ウィル・スミスのこの2年間を振り返りつつ、「バッドボーイズ RIDE OR DIE」の魅力にも迫っていく。
そういえばさあ…ウィル・スミスって今、何してるの?
批判と謝罪と再出発と 意外と知らない経緯を振り返る
あれから約2年。ウィル・スミスが“その後”どうなったのか――これ、きちんと知らない方も多いのでは? だからこそ、全容を把握しておこう。きっと彼へのイメージが少し変わって、復帰への期待が高まるはずだから。
[あれから約2年経ちました]“事件”への謝罪と説明→遺恨は残るが許しを得て、リスタートを切っている
第94回アカデミー賞(2022年3月27日:現地時間)授賞式で起きた“前代未聞の事件”。
主演男優賞に輝いたウィルは、自らアカデミー会員を辞任。さらに、アカデミー賞授賞式を含む関連イベントに“10年間出入り禁止”という重い処分が下された。
騒動直後の4月には代理人を通じた声明として謝罪を発表しているが、実は同年7月にSNSやYouTubeに“顔出しの謝罪動画”も投稿。
クリス・ロックへの直接謝罪は叶っていないが
さらに、同年11月にはテレビのトーク番組にも出演し、事件の詳細について語り、自らの非をしっかりと認めているのだ。
音楽フェス「コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル」ではサプライズ登場を果たし、「メン・イン・ブラック」で演じたキャラクター・Jに扮して熱狂的パフォーマンスを披露していた。
[代表作「バッドボーイズ」で騒動後初主演]人は誰でも過ちを犯す。だからこそ、映画.comはウィル・スミスの謝罪と再出発を、ささやかながら応援したい
すでに普通に活動している感のあるウィルだが、もちろん、現時点でも“騒動のすべてが解決した”とは言えないだろう。しかし、ウィルが多くの指摘や批判を受け止めつつ、自らの“過ち”と向き合おうとしていることは確かだ。
なお“騒動後”に公開されたウィル・スミス主演作には「自由への道」があったが、同作は“騒動前”に撮影されている。つまり、「バッドボーイズ RIDE OR DIE」が騒動後初の“スクリーン復帰作”だ。
映画.com編集部が「バッドボーイズ」新作を早速鑑賞!
おい、マジかよ……いつも以上に最高of最高じゃないか
ということで、映画.com編集部はウィルの“再出発”を見届けるべく「バッドボーイズ RIDE OR DIE」を早速鑑賞。複数名で“目撃”しましたが、終幕後の感想は全員一致で
[“まだ"面白くなるのか①:進化したアクション]
最大火力の爆発&炎上、シリーズ初のスカイアクション、さらにウィル・スミスが“プレイ”できるFPS視点&AI描写がすごい!!
[“まだ”面白くなるのか②:痛快なストーリー]
“容疑者”バッドボーイズが感情を猛烈に刺激する…“金曜夜"に観て1週間の疲れが消滅する痛快エンタメで最高!
[“まだ”面白くなるのか③:ウィル・スミスの背景が“深み”に]
例の「事件」が、しっかり作品のピースになっている! これぞ“ウィル・スミスにしかできない映画”!
[“まだ”面白くなるのか④:マーティン・ローレンスも“超覚醒”]
本当にヤバいのはマイク、ではなくマーカス!? 死を恐れない暴走がはちゃめちゃに面白い…!!
[“まだ”面白くなるのか⑤:緊張と緩和がキレキレ]
緊張(マイク)と緩和(マーカス)が過去イチ!→延々と見てられるやつ…バディムービーの最高峰って言っていいんじゃない?
[“まだ”面白くなるのか⑥:サブキャラが“主役級”の活躍]
ハイテク捜査班&“マイクの息子”も魅せまくる しかも“あの男”がまさかのスキル――ご褒美みたいな展開がやってくるぞ!!
【映画.comはシリーズファンに約束する】
間違いなく“今までで一番愛くるしい”! 映画.com的“シリーズ最高傑作”を再び更新! そして…ウィル・スミスおかえり! やっぱりあなたが必要なんだ!!
【独自取材】私達はなぜウィル・スミスが好きなのか?
ここでしか読めない貴重エピソードから“答え”に迫る
日本は特にウィル・スミスの人気がある国だったように思える。ウィル自身も相当の“日本LOVER”で、プロモ-ションでの来日回数は、現時点でなんと16回だ。
裏表のないいい人!? 本邦初公開、観客は知らない素顔のウィル・スミス㊙エピソード
まず証言してくれたのは、「メン・イン・ブラック」シリーズや「幸せのちから」などウィルの出演作を多数配給し、彼の来日を何度も見届けてきたソニー・ピクチャーズエンタテインメントの方々(本作も配給)。
長年、ウィルと歩みを共にしているためか、来日時の逸話が出るわ出るわ……。厳選エピソードを紹介しよう。
「ある来日イベントでは、私は警備や動線確保といった“裏方”の仕事をしていたんですが、そんな人間にも
「周囲のスタッフ(ともに来日するウィルの専属スタッフたち)を大切にしているのも印象的。彼らの
「
取材者には必ず握手、最終的に熱烈ハグまで…! ウィル・スミスは準・神対応が通常運転だった
もちろん映画.comの中にも、ウィルの“凄さ”を目の当たりにしたスタッフたちがいて、それは忘れられない思い出になっている様子。
「来日会見の場だったんですが、緊張した雰囲気を和ませるために、
最後にヒアリングしたのは、ウィルのインタビュー現場に度々立ち会っていた編集スタッフ。胸の内から吐露するの“言葉”は、かなり熱かった……!!
取材現場では、
あと、脳内メーカーみたいにウィル・スミスの脳内を画像で作ってみた。ご査収ください。
【で、映画ファンの皆さん、最新作はどうでしたか?】
試写会で激アツ感想が乱立!その気持ち超わかるぞ…
本特集のトリを飾ってもらうのが「バッドボーイズ RIDE OR DIE」の試写会に参加した映画ファンの感想だ。
SNS上で、「#バッドボーイズが大好きだ」「#バッドボーイズ試写会」のタグ付きでポストしてもらった感想を確認してみると、予想を超えた熱狂&絶賛の“言葉”だらけ。以下にその一部を抜粋して紹介しますが、
「ずっと笑いぱなしでアクションはスゲェし見ねぇと後悔する最高のアクション映画。
「
「いやこれは最高でしょ!シリーズファンにとっては
「恒例のやりとりで笑わせ、ド派手なアクション、無駄のない編集と切り方、そして何より抜群にキャラを活かしキャラに見せ場を作る!
「信じられるのは極少数の仲間だけの中でより生涯の悪友を感じさせつつ、それでもバカを忘れないのがうれしい。
「オープニングの2人の掛け合いにこれこれ!とテンション上がり、そのままの勢いで最っ高にぶち上がる!
「まじで観た方がいい!
「
「
「
>>“最高!”の言葉は、まだまだあるぞ…! その他の感想をこちらでチェック!
――“シリーズ史上最高”を飛び越えて“今年のベスト”に挙げる人も出てくるなんて……。ウィル・スミスの“再出発”を見届け、そして上記のコメントから伝わる“熱狂的体験”を味わうためにも、是非映画館へ向かってほしい!