「事前情報全くなく、予告をちょっと見た程度で鑑賞。 イメージはSNS...」#スージー・サーチ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
事前情報全くなく、予告をちょっと見た程度で鑑賞。 イメージはSNS...
事前情報全くなく、予告をちょっと見た程度で鑑賞。
イメージはSNS時代の承認欲求が欲しいガールズムービーだったが・・・
最初本当に偶然見つけたのかと思ったら、実は自作自演だったという展開にビックリ!
(お母さんとの前振りから保安官事務所の証拠保管室と来るから、「私犯人わかっちゃったんですけど」の「ケイゾク」みたいなのかと思ってた。)
この辺の展開が凝ってます。
そこから、バレるんじゃないかハラハラしながら観ていくと、ネットにはないスージーが知らない事実が判明。
あれだけ入念に計画し、冷静に行動しようとしているのに、やはり完璧にはいかない。
もう善悪ではなくて、如何にバレずに取り繕えるかと、前向きに行動。
さすがに他人に罪を擦り付けるのは、やりすぎで引くと思ったが、そこはちゃんと考えてあって、その人が異常者でしかも襲われる。
不法侵入はいけないけれど、これだけ悪い人だから、罪をかぶせても大丈夫!?
他のレビュアーさんも指摘済みですが、証拠物件用の頭髪はハサミで切っちゃダメじゃないかとか、自殺に見せかける必要なんてなく、実際に襲われたことで上手く収まるのにとか、観ていていろいろ気になる。
中でも、監禁中にインフルエンサーに対して、「母親に言われたこと」を言ってしまう点は、わかりすぎる伏線。
わざわざ話させたということは、伏線回収しないわけないから、絶対この後出てくるとまるわかり。
まさか、ラストで使うとは思いませんでしたが。
(観たら「コロンボ」みたいと思った。)
スッキリした終わり方ではあります。
本作のテーマは普通のミステリー・サスペンスではなくて、SNSで有名になるためにダークサイドに堕ちた母親想いの少女の行動と心理、考え方にあるのでしょう。
だから見終わっても決してスッキリはしませんでした。