悪魔と夜ふかしのレビュー・感想・評価
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エンタメかくあるべしの最前線傑作
めっちゃ面白かった。ほぼこういうものに出会いたくて映画館に行ってるということを再認識。こういうB級タッチの映画なぞ作りづらい昨今、この種の面白さはNetflixとかのオリジナル映画にしかなくなってしまったようなセンスの粋を集めた現代映画。
しかし昨今のグレーディングというかCGというか60〜70年代のルック作りの技術は凄い。あのテイストでまるまるアメリカの深夜バラエティのハロウィン特番の事故と、その裏舞台の素材が見つかったという体裁で構成されるモキュメンタリーができてしまっている。かと思うと後半、最近めったに見ないゴリゴリのホラースペクタクルが待っている。総合すると、80年代のレンタルビデオ屋にあったVHSテープのホラーをまとめて見ているような楽しさというか。『ファントムオブパラダイス』のスタジオから始まって、『エクソシスト』『スクワーム』的なものを経由して『キャリー』『ポルターガイスト』的なスペクタクルで魅せる、というか。
とにかく音楽含めて芸が細かい。日本ではかつて白石晃士がいろいろやってたフェイク短編にテクニカルなフィクションとファッションが融合されたような怪作。
どうせなら、最後は煽った観客席も巻き込んでしまえば良かったのに。
大好物です
意外と奥が深いのかも
私はホラー映画は好きではない。この作品はバラエティトークショーという軽妙で明るいものと悪魔との取り合わせから最終的にどう収束させるのかに興味があって足を運ぶことにした。
話の流れは既視感のあるものだ。でき損ないのメンタリストが霊媒士然して登場したり、超常現象キラーが登場するのもお約束感があって安心して観られた。クライマックスの惨劇で関係者がバタバタ死ぬのだが、意外とあっさりしている。その意味ではホラー弱めでヒヤッとしたい人には物足りないかもしれない。
この映画のオリジナリティ、見所と言ってもいいかもしれない箇所はラストと思う。ここは、これまでのリアリティー抜群のシーンと異なりかなり抽象度が高めだ。それゆえ、ここをうまく理解して前半と結びつけることのできた人は味わい深い作品として楽しめると思う。
私は、テレビという仕組みの悪魔性を訴えられた気がして満足している。どんなに不道徳で悪趣味なものであっても食らいつくし視聴率に昇華してしまうテレビ番組というシステムを見せつけられた気がする。
こう考えるとMC 役の主人公は自分としてはゲストを喰らう側と思っていたのかもしれないが、実際にはテレビに捧げられた生け贄だったと解釈できそうで前半部分の見え方も変わってくるように思い、もう一回は観たくなった。
うーん…おしい?
凄く新鮮
怖いもの見たさ…が好きな方は是非
70年代のライブ・ショーのオマージュがオーストラリアから。最近映画アメリカ以外の国からの作品に話題作が多い。視聴率の為にテレビがなりふり構わず、最終的に「世界初の殺人のLive放送」を行った、という風刺映画「ネットワーク」があったが、そんな物を撮りたかったらしい。ハロウィンに「オカルト」で視聴率アップを狙う、胡散臭い感じが良く描かれている。予想以上にやっちゃつた画像は不気味過ぎだけど、ほんの少しだけ見てる側が冷静さを保っていられるのは、設定が70年代のテレビ番組の映像に徹しているからか。映ってるものは凄かったけど、番組のラストシーンとしてちゃんと終わってると見る方は何だか安心する。狙って撮っている意図が明快。敢えて不気味なショーを見に行く感覚で、どうぞ。
途中までは面白かったW
チープだが、面白い
あの時のオカルトが好きだった人たちに、、
ワンシチュエーションのホラーで飽きさせないのは、常に物語が動くのと上映時間の短さにある。
テンポよく進むストーリーに、キャスト達の背景を説明し過ぎないのが良い。
ストーリーが進むにつれて各々の個性が見えてくる。
いかにも昔の番組にあったかのようなフェイクドキュメンタリーな感じが好きな人はツボると思う。
B級映画枠としては充分面白い
尻つぼみ
狂気、不条理、悪魔。70年代からの恐怖
70年代放映されたある番組の、世にも悍ましい放送事故を映したマスターテープが見つかった。それが40年以上経った2024年、劇場で上映される……。
「悪魔と夜ふかし」は、そんな設定のファウンド・フッテージ系ホラー映画である。
結論から言うと、この映画非常に良く出来ていた。
70年代を再現すべく、番組パートはなんと4:3の画面比率で展開される。その番組の途中で起きる不可解な現象に不安を覚えているところに、舞台裏を描くドラマパートが挟まれる。2つのパートで物語が展開していくが、その切り替え方がファウンド・フッテージ作品としては絶妙で、違和感も薄く仕上がっている。画面比率を活かした演出も非常に巧みで、終盤では本当にゾワッとさせられた。きっとテレビで鑑賞したらもっと恐ろしい事になっていただろう。
恐怖演出でのジャンプスケアはほぼゼロ。だがとんでもなく怖い。
昔のテレビ番組特有のノイズの再現や音楽をはじめとした雰囲気づくり、そして何より役者の演技が優れている証拠だ。
特に悪魔に取り憑かれる少女リリーを演じたイングリッド・トレリの芝居はとんでもないクオリティだった。取り憑かれる前から既に醸し出される得体の知れぬ雰囲気。無垢な邪悪さ、とでも言うべき終盤の笑い。そして何より取り憑かれてからの恐ろしい表情・動き……。特殊メイクはしているにしても、明らかにそれだけで出る迫力ではない。
個人的に言う事があるとすれば「怖くなる・面白くなる」までが体感的に非常に長い(しかし伏線が散りばめられており見逃してはいけない)事と、終盤の悪魔の演出・デザインに少々のチープさを覚えてしまった事か。しかし逆に言えばその程度である。
予測不能な上、全てを語らず考察の余地だらけのストーリーもあり、薄気味悪い後味と恐怖が私の心に刻まれた。帰り道の人の影がちょっと怖く感じた位である。
質の良いホラー映画を観たい方、モキュメンタリー物が好きな方には是非ともオススメしたい。濃厚なオカルト要素もある為、その手のモノに興味がある方もぜひ。
史上初・悪魔出演の生放送を、劇場で堪能しよう。
色の使い方が古臭くどこかサスペリアを思い出しましたね。映像も古臭い...
こっちに催眠術かけてこないで
1970年代のテレビのオカルト番組を忠実に再現。
画質の感じや番組内の演出が昔のテレビそのまんま。
昔のオカルト番組をただ観ているだけの感覚だった。
オカルトに全く興味が無い人間としては、ちょっと会話シーンが長くて退屈な感じがあり、番組の視聴率が伸び悩むのも納得してしまった。
TBSの安住アナウンサー風の番組司会者・ジャックが、ガンで闘病中の妻をゲストとして番組に登場させる場面。
序盤に出てくるちょっとした場面なのに、セリフやさりげない仕草の演出が上手く、かなり感動してしまった。
映画開始数分で泣かされるとは思わなかった。
その場面の最後にさりげなく出てくるナレーションも地味に衝撃的で、そこでも涙。
番組内で起こる超常現象の数々が番組スタッフによる演出ではないかという疑いがある中で、死者が出るような人智を超えた超常現象が起こってしまった、というストーリー。
だけど、この映画を制作している時は本当の超常現象が起きているわけでは無くそう見せかけているだけ。
この映画全体が「嘘のような本物のような嘘」という構造。
そんなことを考えていたら頭が混乱してきた。
あどけない感じだった少女リリーが、悪魔に取り憑いた後はおっさんみたいな顔になって度肝抜かれた。
少女の顔芸が、個人的にこの映画で唯一ビビったところ。
少女が悪魔に取り憑かれている間、その事態を深刻な表情で見つめるジャック。
少女のことを本気で心配しているのかと思ったら、実は別のことを考えていたことが後に判明。
ということは、妻がゲストに来ていた時も、同じようなことを考えていたってこと?
感動して損した気分。
ジャックが最終的に良い人なのか悪い人なのか、よくわからなくなってしまった。
超常現象懐疑論者のヘイグが番組アシスタントのガスに催眠術をかける場面。
ヘイグが画面のこちら側にいる映画観客に向かって催眠術をかけ始めたので、「催眠術にかかったらどうしよう」と本気で不安になってしまった。
怖くてちょっとだけ画面から目を逸らしてしまった。
ヘイグが少女に起こった超常現象に対して「こういうトリックが使われていたはず」と説明する場面。
かなり説得力を感じてしまった。
視聴率が欲しくてたまらないテレビ番組だったらやりかねないなと思った。
ラストは意味不明で余計だったと思う。
番組の終わりと共に映画も終わっていれば、スマートで綺麗な終わり方だったのに…
🌈映像の色合い良し🌈
役者も映像も昔の再現度がやたら忠実で本物風なのが面白くて最後まで飽きずに観れましたよ!
一ミリも怖く無いんだけど楽しいが勝り過ぎて大満足ですよ。
結局アイデアが優れていて昔の心霊番組を観てる感覚ってのが新しいですね📺👻⤴️❤️🔥
つうかクライマックスのあの出来事があまりにもカオスだし〇〇過ぎて笑っちまったし🤣😂🤣😂(クライマックスで爆笑したホラーは最近だとマリグナントと女神の継承で良い意味でブッ飛んでいて笑ってしまった名作っす)
あとクライマックスの話で追加ですがキャリーのような展開になると思い込んでたので想像とかなり違う展開でしたよ🫨
あとハゲ👨🏽🦲たオッサンがやってる事に対して乗り気じゃなくてむしろ辞めとけって忠告してるのに結局言う事聞かないやつらのせいで頭があっちゃ向いて〇死☠️してて散々ですね🥹
あと変な映画だなあって思っていたらトークトゥーミーと同じオーストリア🇦🇹映画なのよね🤗
否定派の大槻教授的なオッサンがガチの悪魔👿が降臨した瞬間にあなたに従えますとか言ってて大爆笑😂でした🤣
あと昔見た心霊番組で否定派と肯定派がバトルするタケシの番組とか思い出してしまいましたよ😚
あとリリーちゃんが可愛い過ぎなのよな🥰
この作品とか家でブラウン管テレビで📺深夜に観るのが最強の環境なんでしょうね😍
ここまで心霊テレビ番組に全フリして徹底的に作ってるチャレンジ精神が凄いしこの作品30年前に作った訳じゃないってのは(2023年作品だし😆)まあまあ凄い事だとは思いますよ👍
最後に 理由は分からないんですがこの作品に関してはパンフレットが欲しくなって🔥ついつい買ってしまいましたよ👾
これソフト化された時にはあえてVHSで発売とかしたほうがいいやつね📼
悪魔に小切手は効果なし
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