悪魔と夜ふかしのレビュー・感想・評価
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アイデアはよかったんだけどね
この所、ある意味、オカルトホラーがブームと言うか、エクソシスト的な作品が多いように感じるけど、「死霊のはらわた」以来、ホラーと言うなんかグロイ作品が多くなった気がするけど、オカルトのような、血は出ないんだけど、精神的にぐいぐいくるホラーっていいよな・・・と、本作品も、存在を知ってから公開を首を長くして待っていました。
まずは「悪魔と夜ふかし」と言うタイトルが、なんとも、昭和ぽくていいと思って、舞台も1977年のアメリカと言うのもなんかいい設定、映画が始まり、見慣れない映画に関わる映画会社のマークが多く出て来るので、「?」が出たんですが、調べると、オーストラリアとアラブ首長国連邦の制作作品で、舞台はアメリカなんですね。
本作品のアイデアもよく、前評判も良かったので見に行きました。
まずは、アイデアがいいね、また、当時のテレビ番組を1本見せられていると言う感覚も新しい感じしていいし、当時の雰囲気もしっかり出していて大変にいい、内容も深夜のテレビ番組なので、笑わせる部分もしっかり良いと思うんだけど、私的には、ちょっと期待していた内容と少し違ったみたいで、ちょっとがっかりした感もありますね。
生放送と言う事ではなく、録画放送で撮っていた内容が、凄すぎて、当時は放送が出来ずに、録画テープが出てきて、当時の霊障害事件の内容がみれる的な内容が方が良かったな・・・
1本最初に出てきた、ある意味、インチキな霊能者も、もう少し内容に加わるように霊障害が起きた事をくどくやって、メインのお話に繋げてくれると良かったかな・・・意外にもさらりという感じで・・・・
メインの霊障害も良く出て来ていたと言うか、いい感じだったので、「あれ、もう終わり」って感じ・・・それで最後は・・・
アイデアは良かったんだけど、お話を凝りすぎたかな・・・「ブレアウィッチプロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」の一番最初のやつみたいに、話の内容は、シンプルで良かったと思いますが・・・・
しかし、くどいようだけど、アイデアは良かったので、こういうオカルトホラーを今後も期待したいんだよね。
わりと好みです
ミッキー・ロークの「エンゼルハート」思い出しましたよ。実は悪魔に魂売ってました系。70年代のバラエティの設定やテレビの裏側など、アイデアはいいし雰囲気もいい。しかし、ストーリーに深みは無し。奥さんの幽霊の意味は?成仏しきれてなかった?主人公がわりと誠実にみえてしまったので、奥さんを裏切ってまで魂売ったの?その辺の背景が描かれてるでもない。その辺の物語あってもよかった。
悪魔に小切手
ヤバイヨ、ヤバイヨ!いわゆるパラノーマル・アクティビティだ
オーソドックスな展開にノレるか
昨今の映画は、目まぐるしい展開と派手な見せ場を重視し、
従来の起承転結型のストーリーテリングから、
大きく逸脱している作品が多い。
「フォールガイ」「トラブルバスター」でも書いたが、
観客の飽きを誘わず、
常に新鮮な驚きを提供するエンターテイメントシナリオが、
主流となりつつある。
これは、エンターテイメントシナリオのパラダイムチェンジとも呼べる現象と言えるだろう。
しかし、一方で、この手法は、
100分程度の映画において、
物語の深みや余韻を犠牲にするのではないかという懸念も生いながら、
シナリオの終わりの始まり、
長尺、横長サイズがオワコン、
と揶揄される原因のひとつでもあるだろう。
そんな流れの中、『悪魔と夜ふかし』は、
古典的なホラー映画の起承転結の展開を踏襲した、
ある意味珍しい作品と言えるだろう。
本作は、
オカルトライブショーで人気回復を試みるバラエティ番組の司会者を軸に、
モキュの形式で悪魔召喚をテーマにした物語が展開される。
本作の評価は、
前半の起承の展開をどう捉えるかにも大きく左右されるだろう。
起承転結をオーソドックスに進行させながらも、
躊躇なく、ザクザク、ドバドバ、バキバキと見せる、
観客を飽きさせない工夫も凝らされている、
が、
それにノレる、ノレないの差は出そうだ。
まだまだ続きます...
あー好きこれ!めっちゃ楽しい!
実話かと思っていたけど、完全オリジナルらしく、でもちょっと風刺的で懐かしい、実話でなくても実話のようなそんな映画だった。「映画検閲」で見たかったものが見れてすごく満足。こういうのが見たかったんだよ!
視聴率が低迷し、調査週間になんとかいい成績を残したいと必死になっているプロデューサーとか、テレビが衰退の一途を辿った原因も描かれていたりして、とてもフィクションとは思えないリアリティ。そしてそこに悪魔という奇天烈なホラーアイコン。たまらんねぇ。完璧なバランス。期待以上だった、!
やっぱりこの時代がテレビの黄金期。完全体と言える。テレビショーというように、即興が求められる、ありのままの見世物。カメラが捉えるものが全て。この緊張感は、技術が進歩しすぎてしまった今では味わえない。
CMへ行く時の〈まだまだ続きます〉だったり、戻ってきた時の〈おかえりなさい〉だったり、テレビの向こう側の視聴者と一緒に番組を作っている一体感が最高にワクワクする。音楽や効果音もその場で奏でるところとか、上手く言葉に出来ないけどすごく心が踊ってしまう。出演者と視聴者との距離が近い。テレビの在るべき姿だよな〜。
「スーサイド・スクワッド」のポルカドットマンの印象が強い、デビッド・ダストマルチャンの演じる名司会者・ジャック・デルが最高にいいキャラしてた。みんなから愛される存在だけど、一番にはなれない、永遠の二番手的な雰囲気がひと目で感じられる。
元サーカス芸人の底力を遺憾無く発揮したデビッド。1970年頃にモデリングされた風貌や口調からも、これ以上は考えられない、完璧なキャスティング&見事な演技力だった。笑いに変換しようと焦るところとか、名司会者らしくてもはや感心してしまった。解像度が高すぎる。今後とも主役を張って頂きたい。
なんでこんなにテンションが上がってしまったのか、一言で説明できない事そのものがこの映画の魅力だと思う。奇跡的と言えるバランス。少し間違えれば駄作になってしまうギリギリな感じが、自分のような夢中になってしまう人を生み出すんだろうね。
色んなかたちで楽しませてくれるから、見る人それぞれのお気に入りがあるはず。個人的には、これを見る前に見た「シビル・ウォー」と不覚にも被ってしまった、カメラ裏という設定に掴まれてしまった。リアルとフィクションの狭間。「ジョーカー」で感じた恐怖がこの作品にはあった。なんともB級映画ぽいアイデアだけど、70年代のテレビショーという異様な説得力で納得してしまう。
オチは好き嫌い別れるだろうし、自分としてもここはもう少し上手くできたんじゃないか?と思ったけど、色んな名作ホラーのオマージュがふんだんに盛り込まれていた作品だったからこそ、これはこれでありなのかなとも思えた。
にしても、悪魔と夜更かしというタイトルセンスよ。最近の映画は邦題が秀逸。この映画の良さを完璧に言い表せている。いいねぇ、最高だねぇ。ちょっと粗いところも味があって癖になるねぇ。どんどん作ってくれ!日本でもこんなホラーよろしく!
普通におもしろい
ポルカドットマン
70年代のTVショー
70年代の封印されたテープが発見された。生放送されたままのテープが明らかにられるのだが、その番組がそのまま映画になっているので、前半の何も起こらない普通の番組部分が長い。好意的に捉えれば、番組をノーカットで再放映する事に意味があるといえるが、やはり長い。
カラーの生放送部分からCMに入るとモノクロ映像になる。モノクロはCM中の舞台裏。生放送部分をテープに保存するのは分かるが、何故誰がこの映像を撮った?これをいうのは野暮だと思うので、まぁスルーしましょう。
後半オカルト現象が起きる。生放送中に。しかしそれは集団催眠術?スタジオ観覧者迄は分かる。しかしTV視聴者は?真剣に見ていたのならまだ分かるけど、皆んなそうなん?でも野暮なのでスルーしましょう。
次の更なるフェーズへ移る。大惨事。ここまで来るとTV視聴者はどうなの?電話あるでしょ。警察は?生放送中だよね。生放送のつもりが悪魔のせいで実は放送されていなかった?もう流石にスルーできません。
……、……。
スルーしましょう。
司会者の妻の死が関係していた。
しかし、私、ごく短い瞬間に催眠術にかかっていたかもしれない。英語版wiki 見ても微妙に記憶が飛んでいる。
警察のサイレンも聞こえていました。なら外部に惨劇が知れ渡っていたという事になる。そうすると当初の「テープが発見」されて、という部分が不明瞭になる。いくら高価でも個人ビデオデッキはあった。録画していた人もいたと思う。こんなビデオ消去する訳ない。
…、???。
スルーしちゃおっか。
70年代のアナログ時代。ある時は美化され、ある時は劣化する、不明瞭にもなる。でも当時のTVショーってこんなんだったよ。たぶん。
…………
こんなレビュー書いちゃって。ここまで読んだ人、怒んないでね。
スルーしてね。スルー出来るよね。
おしまい
24-104
楽しい!素晴らしい!
ここのレビューもそうだが小難しい話をする人が多くなったと感ずるのは私だけでしょうか?
だらだらと自分の自慢話や、こざかしいことを垂れ流していますね。
「この映画で今年私が観た映画はM本目!」なんて書くところではないでしょう!
こんなことを読んで誰が喜ぶとお思いですか?
最近の映画もそうだよね。
何を言いたいのか延々とわけ分からん映像を垂れ流し、そこで観客は寝落ちしてしまい余計訳が分からなくなる様なしょうもない作品がなんと多いことでしょうか。
この映画はその対極にあるエンタテイメントの塊です。
屁理屈など気にせず最高の映画を楽しみましょう!
70年代のこういう番組って、 日本にもありましたよね 見終わっても...
70年代のこういう番組って、
日本にもありましたよね
見終わっても結末なんてなくって、
次回に期待をしたまま悶々とした気持ちが続くやつ
今だと、嘘っぽいやつとかは、
コンプライアンスに引っかかっちゃうのかな?
それがないなら、ぜひまたやって欲しい
サブタイトルに『突っ込まないで』とか入れてもダメかな?
TV番組の収録にホンモノの悪魔憑きがやってきて惨劇が…という建付...
設定がわかりやすくていいっす
佳作ホラー
70年代の「エクソシスト」「オーメン」の続編を50年経ってもまだやるハリウッドの情けなさに失望して、それらは観るつもりもないが、これは予告編で滅茶苦茶興味をそそられた。
オカルトブームだった50年前にTVショーで起こった事実という触れ込みだけど、もちろんそれはウソ。モキュメンタリーと言うのか、ファウンド・フッテージと言うのか、フィクションをノンフィクションの様に見せる手法。
これがホラーというジャンルにピッタリ来るんですね。
ホラーコメディなのかな?と思ってましたが、演者は大真面目なので、プロット全体のコメディっぽさと上手くバランスが取れていて、そのバランスの危うさがまたいいんです。
プロットは巧みと言うほどでは無いものの、苦心したなあと感じられて、面白く見られた。悪魔の描かれ方がエクソシストに似てるのは仕方ないかもしれないけど、もうひと工夫は欲しかった。
でもラストのド派手な展開は映画らしくてスッキリ!
人を選びそう(特に知識の有無で)
70年代後半にアメリカで流行したトークバラエティ番組をよく理解していて昇華しているこの脚本、監督らのセンスは素晴らしい。
前半の主人公の司会者が置かれた立場や、番組の成り立ちなど、説明がやたら長いところはちと退屈ながら。
中盤以降、テレビ視聴率に取り憑かれた人々が超常現象を伴う放送事故を招くという展開は、悪魔崇拝のカルト宗教に類似してないかという皮肉に満ちていて、痛快で面白かった。
ただし、人を選びそう。
これを面白いと思えるのって、古いことを知っている60歳以上のホラーマニアだけかもしれません。
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