悪魔と夜ふかしのレビュー・感想・評価
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むしろテレ東の凄さを思い知るなど
なんかわけわからないけどとても面白かった! 本当に色んなホラーへのリスペクトに溢れてるし 地上波しか情報を得る手段がなかった時代に いかにエンタメ業界が好き放題やってたかも なんとなくわかってわけわからないけどとても面白かった! スタジオ内にバックバンドがいるのも素敵だし、 悪魔ってのを本気で恐れてるのもとてもキリスト教的だし ゲストの積み重ねによって司会者の内側に迫っていくのも 超常現象否定派のおじさんがすぐ謝って宗旨替えするのも面白い。 あと、幕間のアイキャッチのデザインも抜群に“当時”をトレースしてて 公開タイミングもハロウィンシーズン真っ只中で なんかもう雰囲気作りは完璧でしたね。わけはわからないけど。 内容的にも観る者に判断を委ねる感じとかが 「信じるか信じないかはあなた次第です」みたいな胡散臭さがあって、 これは考察とかは違うんだよなあ…純粋に作品として楽しんでくれよ! っていう制作側の意図が見え隠れしてるのかもしれないと思ったり。 逆にファウンドフッテージものって言語的なハードルが高くて、 ネイティブしかわからない肌感覚みたいなものもあるから 日本人はやはり日本人の作る「お蔵入り映像」を取り扱った フェイクドキュメンタリーの方が何倍も面白いのかもと思ってしまった。 最近ならテレ東の「イシナガキクエを探しています」が とんでもなく素晴らしい出来だったので未見なら是非。 まあ4話トータルの時間が100分だから一般的な映画と同じ時間でまとめられてるしね。 日本のテレビはこれまでもドメスティックにやってきて これからもドメスティックなものが結局は面白いってことを痛感させてくれる良作です。 イシナガキクエが世界のNetflixでウケるとは思えないもんね。 なんかテレ東の話しばかりしてるけど地上波は見ないです。 それではハバグッドムービー!
おもしろかった
という感想はホラー映画には失礼か。 ほぼスタジオで展開していてスケール感はないが、 それを補って余りあるテンポの良さに惹きつけられた。 ナイトショー形式で次々に個性的な出演者が登場し、 どうなることかと固唾をのんで観ているうちにあっという間のラスト。 最近のホラー映画ではダントツで良かった。 但し、全く怖くはなかったけれど。 あの当時はユリゲラーをはじめとする超能力ブームとか、 怪しげな怪奇ものとかが氾濫していた。 私の年代には懐かしくもあってより興味深かった。 エンドロール後に何かあるかと期待したが、結果は曖昧なまま。 あの当時の胡散臭さのままがいいのかもしれない。
ミニー
がっちり設定されている映画
人気深夜生放送番組で起きた惨劇を
マスターテープとドキュメンタリ風の裏側を
織り交ぜたフッテージ風映画
その日はハロウィン特集で
霊能者やマジシャン
注目は悪魔に取り憑かれた少女をゲストに迎え
大惨事の結末に進んでいく。
感想
オープニングをもっと簡潔にして欲しかった
あの宗教団体は一体なんだったのか
エンディングは彼が妻の死を自らけじめを付けた感
そもそも妻の死に囚われていたのかは
描写が薄いのか判りにくいのか
休日日比谷のお昼の回
ほぼ7割の埋まり方
70年代のセットデザインは凄く良かった
顔が割れたのは「ぎょええええ」ってなった
スタジオ内だけなので
ワンシチュエーションスリラーかも知れない
クライマックスの
宗教描写と妻さんとの対峙は
演劇風の見せ方で
「ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談」の様にも見えた
設定良き
アイデア良き
キャラ設定弱め
描写良き
放送事故ってレベルじゃねぇぞ
・・・と突っ込みたい内容。 内容についてはあまり事前知識を入れず見た方が面白いと思う。 日本でも近年話題のモキュメンタリー手法のホラー。 「イシナガキクエを探しています」「このテープもってないですか?」「行方不明展」などが好きな人は好きなタイプの映画だと思う。日本のようなじわじわくるタイプの演出ではないけれど。画面サイズも昔のテレビのように狭くなってるところが何ともそれらしい。 多分、映画館より家のブラウン管で見る方が怖いタイプの映画ダと思う(今時どうやって見たら良いのかわからないけど・・・) ところで、初めてローソンユナイテッドシネマみなとみらいで観賞したのだが、音と衝撃がダイレクトに座席に伝わってくるタイプでこれはホラー映画にはもってこいだなと。
たぶん違う
怖い映画をみるときはほぼ目を閉じてるのですが、字幕だったため薄目開けてみてました。
私は、主人公は奥さんを亡くしたショックからくすりをやって、暴走した。悪魔なんかいなかったと解釈してたのですが、どうなんでしょうか。悪魔なんて最初からいなくて主人公が幻覚みて全員殺した。そういうことにしました。
怖いのは人間です!悪魔なんか最初からいなかったんです。。。
舞台装置は良かったけど・・・
ふた昔前のテレビショーを再現し、生放送中に悪魔を呼ぼうという企画をやったら本当に悪魔が降臨したというお話でした。ザラっとした映像の質感とか、昔のテレビ同様のアスペクト比、出演者の衣装など、見た目もそれらしくこだわっていて、臨場感を醸成していました。 ただそういった舞台装置は上々だったものの、肝心の悪魔の恐ろしさがそこまで伝わって来なかったのは残念でした。これは、主役のテレビショーの司会者ジャック・デルロイ(デビッド・ダストマルチャン)が参加していたらしい秘密結社的な組織との関連という設定が、今ひとつピンと来なかったことに起因しているように思われました。序盤で秘密結社の説明が足早になされましたが、もう少しこの組織のおっかなさをアピールして欲しかったかなというところでした。 そんな訳で、本作の評価は★3.5とします。
どちらも「信仰」
見ながら思い出していたのは『侍タイムスリッパー』のこと。素材も描き方も違うし、片やハッピーエンド、片やバッドエンドだが、見せたいもののために魂売り渡すというか、一線超えるというところは同じものがあるのではと思った。私としては、人情ほっこり話になっていないこちらの方が好み。(『侍タイムスリッパー』の何が私にはダメだったのか、クリアにもなった。)/催眠vs悪魔崇拝について、どちらかがどちらかではなく、並存しているのが面白いと思った。姿のないものを信じている点で、どちらも信仰であるとも言える。
エンタメかくあるべしの最前線傑作
めっちゃ面白かった。ほぼこういうものに出会いたくて映画館に行ってるということを再認識。こういうB級タッチの映画なぞ作りづらい昨今、この種の面白さはNetflixとかのオリジナル映画にしかなくなってしまったようなセンスの粋を集めた現代映画。 しかし昨今のグレーディングというかCGというか60〜70年代のルック作りの技術は凄い。あのテイストでまるまるアメリカの深夜バラエティのハロウィン特番の事故と、その裏舞台の素材が見つかったという体裁で構成されるモキュメンタリーができてしまっている。かと思うと後半、最近めったに見ないゴリゴリのホラースペクタクルが待っている。総合すると、80年代のレンタルビデオ屋にあったVHSテープのホラーをまとめて見ているような楽しさというか。『ファントムオブパラダイス』のスタジオから始まって、『エクソシスト』『スクワーム』的なものを経由して『キャリー』『ポルターガイスト』的なスペクタクルで魅せる、というか。 とにかく音楽含めて芸が細かい。日本ではかつて白石晃士がいろいろやってたフェイク短編にテクニカルなフィクションとファッションが融合されたような怪作。
どうせなら、最後は煽った観客席も巻き込んでしまえば良かったのに。
勿体ない。 ミミズのシーンと、ラストの悪夢みたいなシーンを入れてしまったので、中途半端なモノになってしまった。 あくまでマスターテープが見つかったというスタンスで、カメラが撮られた映像(何も起きていないのに周りの人が騒いでいれ等)を見せるべきであった。 何が起きたのかは、刑務所に服役している主人公のインタビューにするとか。 色々と手があったのに。
大好物です
モキュメンタリー風作品。 ブレアウィッチ、フォースカインド、パラノーマルアクティビティなど大好物 70年代の番組感再現度素晴らしい キャストもシナリオも面白い。 ラストやり過ぎとビデオ見つかったからの? が残念。続編期待
意外と奥が深いのかも
私はホラー映画は好きではない。この作品はバラエティトークショーという軽妙で明るいものと悪魔との取り合わせから最終的にどう収束させるのかに興味があって足を運ぶことにした。 話の流れは既視感のあるものだ。でき損ないのメンタリストが霊媒士然して登場したり、超常現象キラーが登場するのもお約束感があって安心して観られた。クライマックスの惨劇で関係者がバタバタ死ぬのだが、意外とあっさりしている。その意味ではホラー弱めでヒヤッとしたい人には物足りないかもしれない。 この映画のオリジナリティ、見所と言ってもいいかもしれない箇所はラストと思う。ここは、これまでのリアリティー抜群のシーンと異なりかなり抽象度が高めだ。それゆえ、ここをうまく理解して前半と結びつけることのできた人は味わい深い作品として楽しめると思う。 私は、テレビという仕組みの悪魔性を訴えられた気がして満足している。どんなに不道徳で悪趣味なものであっても食らいつくし視聴率に昇華してしまうテレビ番組というシステムを見せつけられた気がする。 こう考えるとMC 役の主人公は自分としてはゲストを喰らう側と思っていたのかもしれないが、実際にはテレビに捧げられた生け贄だったと解釈できそうで前半部分の見え方も変わってくるように思い、もう一回は観たくなった。
うーん…おしい?
上映会は6割埋まってる感じ。上映してしばらく経っているのにリピーターがいるのか人気やなという印象。内容関係ないけど、本編開始前の会社のロゴがこれでもか!!というくらい出てくるので、いつまで続くねん!と内心ツッコミ。 ジャックの軽快な語りがうりの深夜バラエティ番組で起きる恐ろしい出来事をカメラ目線で追っていく話。昔風な映像やバックミュージックなど凝っている。話自体は正直、仕事の疲れもあったせいか何度か眠気に襲われる…😴短い話やのに時間の進みが遅く感じた。 ジャックと妻の関係性をもう少し描いてほしかったのと、最後にもう一捻りほしいところ。(荒唐無稽すぎるかな…)あらすじはかなり面白そうやのにおしい。
凄く新鮮
ちょっと普通の発見映像物と違うホラーです。 発見裏側映像➕オンエアされた番組なんオンエアされた部分があるからこの妙なコメディの様なムードがあるんだと思います。 そこがなかなか新しいです。 当時だから生放送の番組が進むほど、いろいろヤバい事起きてきて、でも番組続けなきゃ、、、製作者がわの立場でゾワゾワします。そして最後がまたたまらないB感フィニッシュ。 イングリッドトレリが可愛い! 癖強ポルカドットマンのなかなか素敵な司会を楽しみましょう。
怖いもの見たさ…が好きな方は是非
70年代のライブ・ショーのオマージュがオーストラリアから。最近映画アメリカ以外の国からの作品に話題作が多い。視聴率の為にテレビがなりふり構わず、最終的に「世界初の殺人のLive放送」を行った、という風刺映画「ネットワーク」があったが、そんな物を撮りたかったらしい。ハロウィンに「オカルト」で視聴率アップを狙う、胡散臭い感じが良く描かれている。予想以上にやっちゃつた画像は不気味過ぎだけど、ほんの少しだけ見てる側が冷静さを保っていられるのは、設定が70年代のテレビ番組の映像に徹しているからか。映ってるものは凄かったけど、番組のラストシーンとしてちゃんと終わってると見る方は何だか安心する。狙って撮っている意図が明快。敢えて不気味なショーを見に行く感覚で、どうぞ。
途中までは面白かったW
久々のホラー映画だったが、あんまり怖くなかったW 霊や悪魔をうまいこと利用していたヤツらの末路、ってことか。 そう言えば昔、悪魔と取引したと言われているブルースマンがいたけど、 彼も最後は非業の死を遂げてたなぁ。 少女役のイングリッド・トレリ。いいなぁ。 彼女が出てきた瞬間、ヤバい雰囲気バリバリ。 若いのに素晴らしい演技。 SFXはチープだが、まぁ、設定が70年代なんだからいいのか。 評論家じゃないのでアレコレ言わんが、ラストがなんかぐちゃぐちゃしてたなぁ。 もうちょい、ストレートにグサリと来ても良かったような気がする。
デモン ストレーション
視聴率競争に勝利するために病床にあった妻まで生出演させたものの、トップになれなかったテレビ司会者のジャック・デルロイ。彼は失意の中しばらく姿を消していたが、今回再起をかけて自ら企画を持ち込む。
その企画とはカルト教団の集団自殺事件からただ一人生き残った少女による悪魔降臨の生中継だった。
前座でスタジオを温めるためにキャスティングされた霊能力者に異常現象が起きたり、次第にスタジオは不穏な空気に包まれるが、それとは逆に視聴率は上がり続ける。
そして超常現象研究家のジューンの中止の声も聞かず降臨術を強行させたことから事態は大変なことに。
ジャックはトップになるために悪魔に魂を売り渡していたのだ。その望みはかなえられるが、彼はそのまま破滅へと向かうことに。
悪魔の姿がテレビの電波に乗って人々を恐怖に陥れる。悪魔にとっては電波に乗せて多くの視聴者たちを一度に呪えるからこの当時としてはこれほど悪魔にとって便利なものはなかったのかも。でも今はテレビなどのマスメディアからインターネットメディアの時代に。
現在ネット上では日々陰謀論やフェイクニュースのようなデマが飛び交い、人々を翻弄している。それら垂れ流される情報は人々を互いに疑心暗鬼に陥らせて分断させ争いを誘発させている。きっと現代の悪魔はテレビよりも広範囲に世界中に張り巡らされたネットにその居場所を見出したに違いない。
ジャックが最後につぶやく「眠れる者たちよ、目を覚ませ」とは今のネットに浸りきってる人々に対して向けられた言葉のようにも思えた。
作品の舞台である70年代といえば「エクソシスト」の大ヒットでオカルトブームに火が付いた時代。日本でも五島勉のノストラダムスの大予言がベストセラーになったり、テレビでも心霊番組とかよくやってたなあ。
いまでは鉄板のやらせであるスタジオ収録で機材が突然倒れたりとか、真剣にビビッてた気がする。子供だったし。
本作はいわゆるモキュメンタリー方式によって当時のオカルトブームにあやかろうとしたテレビ番組収録現場を再現したような作品。ただ、やらせのつもりが本当に心霊現象が起きてしまってシャレにならなくなるという。
怖がらせるというよりは、エンタメに徹した作品。スタジオに霊能力者と対峙する懐疑主義者を配置することにより予想通りの展開が繰り広げられて楽しませてくれた。
終盤の大暴れする悪魔にスタジオがてんやわんやの大騒ぎになるのには笑わせてもらった。まさかあそこまでやるとは思わなかったな。SFXもなんだか70年代風のチープさをあえて再現したんだろうか、懐かしい感じがした。この手の作品が好きな人にはたまらない作品。
チープだが、面白い
生バラエティ放送で、悪魔を呼び出してしまったことから起こる大惨事。 雑だし、チープな画像なのだが、1977年のテレビ録画の再生ということで、妙に納得してしまう。悪魔が出てくるまでのあれやこれやが、けっこう面白かった。
あの時のオカルトが好きだった人たちに、、
ワンシチュエーションのホラーで飽きさせないのは、常に物語が動くのと上映時間の短さにある。 テンポよく進むストーリーに、キャスト達の背景を説明し過ぎないのが良い。 ストーリーが進むにつれて各々の個性が見えてくる。 いかにも昔の番組にあったかのようなフェイクドキュメンタリーな感じが好きな人はツボると思う。
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