ライド・オンのレビュー・感想・評価
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アクションも出来る俳優?いやいや……
ジャッキー・チェンが、今作で演じるのは全盛期を過ぎたスタントマン。愛馬との向き合い方や、心の離れた愛娘との関係を取り戻すべく奮起する愛情物語。は?アクション映画だろ?と、ファンの方々に怒られそうですが、鑑賞後にボクの心に残ったのはアクションでは無かった。勿論、劇中でコミカルなジャッキーアクションは全開!香港の武打星アンディ・オンと見事な殺陣を魅せてくれる。(ウー・ジンよ、少しは戦え)。ジャッキーのインタビュー記事で「アクション俳優では無く、これからはアクションも出来る俳優だ」とか語っている。いやいや、貴方はどちらでも無い……アクションと演技の二刀流俳優だ!彼のアクションには毎度興奮させられるし、彼の演技で何度も泣かされた。今作にアクションだけを求めているなら物足りないかも知れない。しかし、いつの間にか愛の物語に惹き込まれ感情を揺さぶられる。そして、合間合間にぶち込んでくるアクションに胸が熱くなる。だから、そう!ジャッキーがアクションと演技の二刀流俳優だという事は、絶対に譲れない!今作を鑑賞して、改めて確信しました!皆さんは、どう思います?
映画はアクションであることの証明
時代は変わり、デジタル化とともに映画撮影は進化を遂げ、今のアクション撮影は万全の安全対策がとられています。主に1980年代のジャッキー・チェン映画は、自ら命がけのアクションをやってのけていることが大きな見どころでしたが、本作の劇中劇のアクション撮影で、ジャッキー演じるベテランスタントマンのルオが昔の危険なやり方を踏みとどまるシーンが印象的です。 でも、当時のジャッキーやそのアクションチームが危険を覚悟の上で生身のアクション、スタントを成し遂げていることが映画としての醍醐味であったのも確かです。映画の原始を遡れば、サイレント(無声)の1920年代にチャールズ・チャップリンやバスター・キートン、ハロルド・ロイドらがフィルムに焼き付けていた生身のアクションとコメディをジャッキーが意識的に受け継いでいる情熱、そして人間の身体能力と映画の可能性をスクリーンから感じとっていました。そこに世界が熱狂したのです。
ジャッキー映画で育った世代にはたまらない一作
ジャッキー映画で育った人にとってはたまらない作品だ。と言ってもこれはアクション映画というよりヒューマンドラマと呼ぶべきか。その端々にジャッキー流の思わず微笑んでしまうコミカルな身のこなしと、主人公が長きにわたって情熱を注ぐスタントマンとしての矜恃が描かれ、さらには仕事の相棒、いやそれ以上の家族にも等しい愛馬との息の合ったコンビネーションが観客の胸を温かくさせる。たえず音楽が叙情的に高鳴り続けるなどの演出上の勿体ない点は多少あるのだけれど、時にそれらがモリコーネ風味に聴こえてくる箇所もあり、映画文化を支え続けてきたスタントマンや動物たちへの敬意を「ニュー・シネマ・パラダイス」的に表現しようとする作り手の思いに気付かされる。そして、ジャッキー映画の伝説的なアクション・フッテージをそのまま引用して主人公のキャリアの軌跡を描く趣向もまた、ファンにとってノスタルジーを誘う格別の場面となるはずである。
腐っても鯛ならぬ、老いてもジャッキー
まず中国映画だったことに驚かされた。 なにせ香港返還時、ハリウッドへ移住したジャッキーである。 本作以外にも、中国映画で出演作はあるのだろうか。 馬を含む父子関係のヤキモキと、アクションスタントの二本柱で進む物語。 中国は検閲があるからか? 過去見てきた中国映画はディズニー並に潔癖ばかりで 今回もまた主人公は貧乏人だった。だがその分、物語は安定の全年齢対象、王道に面白くもある。 馬がどこまでリアルでどこからがCGか分からず、感情移入も自然にできた。 娘の彼氏が国境を越えていい味出していて、お気に入りである。 もうすぐ70歳らしいジャッキーだが、部分、部分は吹き替えあろうとも、特撮処理があろうとも、やはりアクションのからみはお見事。往年のファンならなおさら感慨深いだろう。 腐っても鯛ならぬ、老いてもジャッキーである。 しかしながら先述したとおり、移住していたジャッキーが北京で映画を撮った。 しかも本国映画に従事したスタントマンに捧ぐ、のような冠映画にである。 映画自体はほっこり楽しいエンタメとしていいのだが、 以外がなかなか複雑と心にしこりを残してならない。
馬いらなかったんじゃね?
最近のジャッキー映画の中では観たかった一本。なぜなら「ポリス・ストーリー」とかの映像が出てきて、かつてスタントマンだった男という物語だったから。 まあその予告編を見た時点で、「馬いらねえんじゃね?」と思ったことは確か。ジャッキーは別に馬スタントで有名になった人じゃないんだし、娘との確執や、スタントマン全盛期だった過去を描くのなら、馬なしのほうがジャッキーその人となりのドラマ性を持って、見応えがあるものになりそうな気がした。 これジャッキーも出た「キャノンボール」の監督ハル・ニーダムの「グレートスタントマン」にヒントを得たか、同じ狙いの映画だと思うんですよね。あるいは最近の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観て発想したのかもしれない。往年活躍したスタントマンの現在は恵まれない姿を描くのはジャッキーが演じる意義があると思う。 鑑賞後の感想としては、やっぱり馬いらなかった笑 予告編の時点でも、馬の演技とアクションはCGを足して表現するのがミエミエだったのだが、本編はあまりにそれが露骨すぎて(とはいえラストのNG集を観ると、まあまあ本物の馬も使っているのだが)、ドラマに分裂症を引き起こす。誰でも思うことだろうが、映画の中ではCGを全否定するキャラクターなのに、年老いたジャッキーはかなりCG頼りで、特にクライマックスの馬のハイジャンプに挑むシーンは、疾走中の映像があまりにもCG然としていて、いったいどんなヒネリの演出意図なのかと、こっちが首をひねる羽目になった。だが大して意味はなかったようだ。 馬を使って泣かせようという魂胆が、あまりにも滑っていて、全然うるっとこない。しかも最後のほうはそれがあまりにくどく長いのでげんなりしてくる。娘役の女優さんがすごく上手だったし存在感もあったので、そっちとの関係をもっとラストで丁寧に描いてほしかった。 全体的に、スタントマンという業界ネタを使いたかったジャッキーだが、ストレートに描くのが照れくさかったのか、あるいは重荷に感じたのか、馬という副次的なネタに逃げてしまったなあという感じ。「ジョーカー2」がミュージカルに逃げてしまったのと似ているかもしれない。しかし最近のジャッキー映画の中では、中国プロパガンダ色が薄めのことや、女優の演技がいいことや、暴力的でなくて教育的なこと、薄っぺらくはあっても人間ドラマをきちんと描こうとしたことは良かったと思える。お涙頂戴の好きな日本人にウケると思ったのか、ジャッキーがひさしぶりに自ら来日した理由もわかる。 しかしもともと「キャノンボール」のエンディングNG集が「へらへらふざけて笑っているだけなのが気に入らなかった」というジャッキーが、真剣勝負のNG集を始めたきっかけだったはずだが、この映画のエンディングNG集は「へらへらふざけて笑っているだけ」である。代役とCG頼りだから仕方ないともいえるが(実際にはファンなら知っての通り、全盛期からジャッキーのスタントマンはスタンリー・トンが務め、のちに「ポリス・ストーリ3」の監督に昇格)、なんとなく「言ってることとやってることの違いは受け入れなきゃ駄目?」と聞きたくなる映画だった。
ジャッキーに敬意を
今年で70歳、映画デビュー50年を迎えたジャッキー・チェン。
主演最新作となる本作で演じたのは、自身を彷彿させる役。
いつもながらのアクションとコメディ、ヒューマンドラマ、過去の作品のオマージュにも溢れ、円熟したジャッキー作品。
かつては香港映画界の名スタントマンだったルオ。
怪我で第一線を退き、今は愛馬チートゥと共に地味な営業回り。
ある日、債務トラブルでチートゥが競売にかけられる事に。
パートナーを守る為に、ルオは法学部学生の一人娘シャオバオに助けを求める。
そんな時ルオに、チートゥと共にスタントの依頼が。それは非常に危険なスタントであった…。
栄光に輝いていたあの頃から一転、今はしがない身。
ジャッキー自身は今も第一線で活躍し続ける一握りの成功者。が、運命が違っていたら…。哀愁漂うジャッキーの姿。
そんな男が再起をかけて。
今は落ちぶれても、弟子を育て、その中にはスターになった者もおり、慕われている。
弟子のツテでスタントの仕事が舞い込む。
自ら訓練を叩き込んだチートゥと意気揚々と撮影に挑むも、チートゥはまだ“新人”。土壇場で臆してしまう。
撮影もスタントも失敗。再起をかけようとしていたルオはうなだれる。
そんなチートゥを奮い立たせたのは、シャオバオ。撮影は成功。
ルオとチートゥは再びスタントで活躍。返り咲いたかと思われたが、ルオがスタント中に事故が…。
御年70歳のジャッキーが馬と共に見せるスタント。
やはりこの人はまだまだ動ける!
まあ確かに昔のようなド派手なアクションや超危険なスタントではなくなったが、それでも馬にまたがって。
馬を使ったスタントや馬との“共演”は初。70歳になっても新しい事に挑戦。
劇中の台詞。と言うか、ジャッキー自身のモットーであろう。スタントマンはノーとは言わない。
元々馬が好きだったと言うジャッキー。劇中でチートゥに向ける眼差しは本物。
赤ちゃんの頃殺処分されそうになったチートゥを助け、手塩にかけて育ててきた。言わば“息子”。
そのチートゥが可愛らしい。名演を見せた名馬…いや、名優でもある。
スタントマンは役者の代わりに危険なアクションを演じる。
スタントを立てず自ら危険なスタントをやって来たジャッキーがスタントマンを演じるのはよくよく考えれば噛み合わないが、自らたくさんの危険なスタントを体現してきたジャッキーだからこそ訴え、伝え、見せる事が出来た。もうそれは、ジャッキー自身なのだ。
危険はしょっちゅう。怪我も何度もした。命に関わった事も。そして今また…。
スタントの危険性。如何に危ないか。それでもスタントを続ける。スタントマン無くして映画が成り立たない時もある。スタントマンとしての誇り。
しかしそれは時に、自分のわがままにも。
仕事一筋だったルオ。家庭を顧みず、母が死んだ時も…。母は父娘仲の修復を願いつつ息を引き取ったが、シャオバオは許せない。
疎遠の父娘の和解のドラマでもある。シャオバオ役のリウ・ハオツンがキュート!
最初はぎこちない。シャオバオは会うのも嫌。が、次第に…。
父の娘への思い。第一線を退いた理由。
徐々に徐々に関係が良好になったと思ったら、すぐまた衝突する。
チートゥとスタントを巡って。
父のスタントへの誇りは理解した。でも、もうこれ以上危険な事はしないで。
それに、チートゥ。あの子はスタントの道具じゃない。家族なのよ。
同じ“子供”としてチートゥの本心を感じる。本当はチートゥはスタントを怖がっている。
チートゥを“息子”として愛しているのは間違いないが、共にやってきたスタントマン同士でもある。譲らないルオ。
シャオバオとの幾度もの言い合いで、スタントを辞める事にしたルオ。そんな時、今は人気スターとなった弟子から、一世一代の大スタントの話が。
スタントマンに敬意を。
そう言われ、再びスタントマン魂に火が付く。
これが最後の仕事。シャオバオも分かってくれる…と思っていた。
娘には伝わなかった。再び口論。
チートゥは…。
複雑な胸中と感情が交錯する中、ルオは最後の撮影に挑む…。
高い階段の上から馬と共に大ジャンプ!
でも実際は飛ばず、後はCGで。
いや、本当に飛ぶ。それがスタントマンだ。
周囲の反対を押し切り、自分でやる。
俺とチートゥなら必ず出来る。
ここで大スタントを華々しく決めるのかと思いきや…、
大ジャンプ直前、チートゥが急に立ち止まる。あわやルオは放り出されたが、怪我や事故には至らず。
前だったらチートゥに厳しく言ってたかもしれない。だがこの時、スタントを怖がるチートゥの心が初めて分かったのだ。
直前まで、ルオの中でチートゥとの日々を思い出す。
そして気付く。自分のエゴだった。
エゴで周りを巻き込み、自己満足していただけ。“家族”の本当の気持ちも知らないで…。
飛ぶのは簡単。でも、辞めるのは難しい。
今こそ、その難関に挑む時。
恥ずかしい事ではない。
家族や仲間を守る為。スタントマンとしての本当の強さ。
最後は自分に見切りを付け、勇退。
ちと意外でもあったが、しっくり来た。
いつの日か、ジャッキーが引退する時を見たような。
借金取りとのジャッキーらしいコミカル・アクションはあるものの、一括りにアクション映画ではない。ヒューマンドラマタッチ。ジャッキー・アクションが見たい人には物足りないかも。
ルオとシャオバオも和解しては衝突して、和解しては衝突して、何度繰り返すの?
ツッコミ所は多々あり、ベタでもある。
終盤のチートゥを巡る裁判。当初は有利だったが、劣勢に。負け、チートゥは奪われる。が、シャオバオらの助けや尽力、ルオとチートゥの絆を知り…。
やはりの展開ではあるが、望む形で終わってくれた。
スタントマンへの敬意、父と娘、馬との絆…。
劇中娘と見るNG集。我々も何度見たか分からないが、ここでこれがこんなにも胸熱くさせるとは…!
ベタな映画である。
それがまたジャッキー映画なのである。
ジャッキーに敬意を。
ジャッキー映画と言えば、私は昔から吹替で鑑賞。
ジャッキー=石丸博也氏。
2023年に声優を引退。が、本作の為に特別に復帰。
さすがに老いたが、今一度石丸ボイスのジャッキーを見れただけでも感慨しみじみ…。
まさかの号泣!
ジャッキーチェン世代のど真ん中で育った私です。 とにかく、なんか良かった! 派手なアクションが無くても十分に満足出来る内容だった。 ジャッキーの映画でこんなに泣いた事はない。 70歳になってもなおジャッキーチェンの良さが出ている映画でした〜! ジャッキーありがとう‼️
アクションものなのになぜこんなに涙が溢れるんだろう
ストーリー自体は結構ありがち。断絶状態の娘が嫌々ながらサポート役に回っていくうち親子の愛情を取り戻すのもまあ定型かな。クライマックスのスタントシーンで敢えて奇跡を起こさないところは渋いと思ったが… この映画の肝はジャッキーの横に座って、懐かしいスタントシーンを眺めながら、懸命に生きて来た自身の過去を共に回顧する事にあるのだろう。酔拳のモノマネで突き指してた無邪気な自分、プロジェクトAやポリスストーリーに歓喜しつつ感じていた将来への不安。傍らのジャッキーの号泣シーンを眺めている自分も、いつの間にか頬がビショビショになっているのに気がつくのであった。
ジャッキー映画で泣くとは思わなかった
ジャッキー映画で泣くとは思わなかった アクションシーン自体は控えめだけど間違い無く我等が想像するジャッキーアクションだった 過去作品のスタントシーンが使われてる所が感慨深かったのと あの作品のオマージュかな?と思える所も良かった 最後は恒例のアレもあります(笑)
ジャッキーが70代なんだ〰️
70歳とは思えないジャッキー 良い歳の取り方をしていると思う 羨ましい〰️ 映画の中だけではあるが、娘もなんと理解力の有ることか… 私の娘とは、雲泥の差… 良いパパには、良い娘なんだろう‼️
ジャッキー映画の特徴がつまっている
人と馬、父と娘の心のつながりの他に ジャッキー過去作品と本作品のアクション、 コメディー要素部分、ジャッキー独特の 食事シーンなどがつまっている ドラマとアクションのバランスが良い 作品になっていて面白かった
ジャッキーの本音を語る映画?
ジャッキーチェン最後の映画?!!! とのことで映画館に観に行った。 観終わっての感想は、なんじゃこりゃ。 え?この映画が最後で良いの?だった。 私はジャッキーチェンが大好きだけど、 動物もの家族もので終わるのではなくて やっぱりアクションで終わってほしかった。 でもやっぱり映画の中でも語られてたけど 年齢によって体がついていかなかったり 家族にいつまでやるの?と心配されたり 九死に一生の大怪我もあったり 最新技術のCGアクションへの時代の変化の葛藤だったり、思うことは色々あったのかもしれない。 そういう部分を考えれば、この映画はジャッキーのアクションへの向き合い方・悩みが詰まってるのかもしれない。 娘と父という構図はポリスストーリーレジェンドでもあったけど、ジャッキーにとって家族がうまくいってなかったのか、何か思うことがあったのかな。 私も父とうまくいってないけど、 父親として子供の頃にできなかったことをしてあげたいとか思ってるのかもしれないけど、もう大人になった今の私にそれをされても困るし今更もう遅いしちょっと気持ち悪いし迷惑でしかないからやめてくれと思った。 昔はバスに傘でぶらさがってね、だったり 酔拳の特訓のオマージュだったり 洋服着替えてゴージャスですね、だったり ところどころに、ジャッキーの今までの歴史が詰まっててクスッと笑えたし嬉しかった。 馬小屋で昔のジャッキーチェンの映像を観るシーンは、演技とかじゃなくて本当にジャッキーが泣いてるように見えて、女優さんも本当に心配してる顔に見えた。 宮廷のシーンでCGを使いたくない!!昔ながらのアクションでやりたい!!っていうけど、始まった途端めっちゃCGで笑った。 それに途中のスタジオの中を馬が飛ぶところは思いっきりCGなのに今更どした?ってなった。 ジャッキーが去って馬が追いかけるところは、3回くらい馬が土のところを転げてて可哀想だなと思った。そんな転げさせなくてもいいのに。 そもそも何故、馬だったのか。 三菱の車はもう出ないのか? アクションは最初のパートだけなのか? スローリーでもいいからジャッキーの生のアクションをやっぱり観たくなる。
70歳のジャッキー
最近の出演作品があまり良くないので、それほど 期待せずに観ました。予想通りで最近の作品の 中では1番動けていたけど、ストーリーがどっちつかずで 中途半端で、家族を描くのか、スタントマンとして描くのか はっきりして欲しかった。 ストーリー展開も、スタントマンとして再起を目指すような 方向が良かったように思います。一世一代のスタントをするような。 ジャッキーのアクションでの負担を 減らそうと馬を登場させるのもなんかねぇ。 それに変なところでVFXを使ったりして、 長くジャッキー作品を楽しんできたファンとしては 物足りない作品でした。 記念作品なのに、やっぱり香港時代の共演者が全く姿を見せないのも 残念です。いろいろあるでしょうけどね。
全編暗い雰囲気の映画
こういう 映画を求めてるんじゃないんだよな 年寄りスタントマンの哀愁とかじゃなくて じじいでも元気で楽しくやってますみたいなのが 観たいわけよ、それが子供との関係、相棒の馬との関係とか そんな泣かせる演出はいらなかった。 人情ドラマはいらないんだよ サンダーアームとかプロジェクトイーグルみたいな 楽しい映画を作ってくれ。打ち切り上映最終日にみたが 10人くらい入っていた。俺1人で見るんじゃないかと思ったが 人がいたw
ジャッキー最高
もうじき近くでは公開が終わりそうなので、滑り込みで鑑賞
ジャッキー・チェン70歳!映画主演50年、そして中国映画製作100年らしい。香港映画でなく中国映画という点に色々と考える点はあるものの、李小龍でなく成龍世代としては観て良かった作品。そしてまさかのアクション映画というより、親子愛のヒューマンストーリー
内容は、昔は有名で弟子や慕ってくれる後輩が大勢いる引退間際のスタントマン。馬と一緒に生活をして、少しの仕事とあとは静かな余生を送っていたが、その馬が借金のかたに取られそうになったので、離婚後に音信不通となっていた弁護士の卵の娘を頼るという流れ
要所要所に借金取りとのアクションはあるもののいかんせん寄る年波に勝てずでキレがないが、ただジャッキーがカンフーアクションをしているという点だけで満足できる
あと娘役の女優さんが、本仮屋ユイカさんと川島海荷さんを足したようなルックスで最高にカワイイ!
さらに馬の演技が、スゴくて本当に意思疎通が出来ているんじゃないかと思うレベル
日本語吹き替えは石丸博也さんで、ほぼ幼少期から観ていたジャッキーチェンそのもの、そこにも感動
娘がお父さんと復縁した時に見る父の昔の出演作品映像が、ジャッキーの香港アクション作品ばかり(たとえばプロジェクトAやポリスストーリー)だったり、いろいろな小物やエピソードが、昔のオマージュになってて、そこにも反応してしまうw 娘の彼氏を家の庭で鍛える時は酔拳のワンシーンだし、借金取りから逃げる時に小道を使ったり、時計台の針にぶら下がってる人形の置き物はプロジェクトA、仕事を聞かれ、飛んだり落ちたり傘を使ってバスに引っ張られるというのはポリスストーリー
あと、最後のエンドロールで、NG集をやってくれるのも往年のジャッキー作品で、なんか懐かしい
往年のアクションシーンが懐い
シナリオは中華系なんで少し雑な印象 内容的にはシンプルなのであまり問題は無い アクションはこの歳でまだこんなこと出来るんだと感心してしまうが早くて分かりにくいので時々スローも入れて欲しかった。 でも作品のテーマは人間ドラマなんで ファンサービスと思って見た方がいいと思う。 個人的にはラストのスタントは踏みとどまるじゃなくて絵的には成功はさせて着地は失敗で生死の境を彷徨う怪我をして引退って感じがよかったかな 吹替の石丸博也さんは現在は83歳で昨年に引退されてたそうで、この作品の吹替の音響監督の方が頼み込んでくれたから今回は限定復帰したとの事。 流石に昔の様な高い声は聞けなかったけどジャッキーも70歳と高齢なんで一緒に歳をとったんだなと思いました。 50代の独身の友人に見せたら、めっちゃ刺さったw家族や子供がまだ欲しいとの事。
感傷に浸りたい訳では無い。
「酔拳」「蛇拳」時代からのジャッキーファンで、他のレビューでも皆さん久々のジャッキー映画なので、高評価なようですが、ハッキリ言います。作品としてあまり面白くは、ありませんでした。
スタント?馬?親子愛?話がとっ散らかっていますし、監督の手腕でしょうか?編集も悪い気がします。話の進み方が、ぶつぎりと言えば良いのか、バラバラに撮影したシーンを繋いで全体の話として成立させますが、本当に「別々で撮影しましたよ」ってのが、丸わかりなんですよ。
そこに無理やり感動話ブチ込むから何か白けます。(特に親子愛を見せる部分)
スタント要素もアクションも抜いて、馬と親子愛で話まとめた方が良かったかと。
ジャッキーの弟子みたいな二人も正直要らないキャスト(本当、なぜ入れた?)だし。
ラスト近くのスタントでCGでやらず、実際飛ぶと言っているのに、何故か、助走シーンが全てCG(わざとの演出?)
後、馬に人のような演出、演技をさせてるのが、わざとらしくて嫌でした。
「昔は凄かった」と過去の映画のアクションシーンを映像で使うとかも何だかなと。ネタ的に使うならまだしも実際の映像見せるのはねぇ~。
ジャッキーと馬に感動!
ジャッキーのファンには堪えられない映画だった、劇中には懐かしい映画が沢山登場したのも感慨深かった、エンドロールは、お決まりのNGシーンだったが…ジャッキーもいい意味で年を取ったなと微笑ましく思えた、
ジャッキーが、安楽死される寸前の馬を引き取り、立派に育て上げて、スタントも教える微笑ましい生活の様子、
その馬が、ジャッキーを後追いし、芝生の上で何度もこける場面、
ジャッキーと一緒に暮らせないのなら餓死しようと食事をしなかった事、新しい馬主がそんな馬の様子を見て、ジャッキーに返してくれて再会した時の感動の様子、涙が止まらなかった、馬との愛情物語もこの映画の見処かも、
ジャッキーが映画界を去って、戻ってみると、まったく、撮影方法は変わっていた、特撮を屈指し、人間も馬(動物)も全く危険ではなくなっていた、初め、こんなのは映画じゃない、スタントマンはもういらないのか!と反発し、昔のやり方で、自ら馬に乗り、階段を飛ぼうとした、たぶん、馬は足に限界を感じ、飛んだら生命の危険すらあるとわかっていたのかもしれない、でも、主人(ジャッキー)が飛ぼうというから、それに必死に答えようとした、
ジャッキーは、自分の、いや、スタントマン全ての意地を見せ、飛ぼうとしてる中、無理して頑張ってきた馬の姿や娘さんの「自分のことばかり考えて馬のことは考えていない」という言葉を思い出していた、そして、ハッと気付いたように飛ぶのを止めた、
それは、時代が特撮になったことを認めた瞬間であったのかもしれない、
確かに動物たちは、特撮により危険な撮影を強いられることがなくなったのは凄くよかった、
ゴジラが特撮で話題となってる中、Miを見て「やはり、体を張った映画はいいよね」と、特撮に対して悶々としているところがあったが、すっきりしたような気がした、
更にエンドロールでこの映画は全てのスタントマンに送りますとあった、
ジャッキー・チェンにとって集大成となるこの映画、もう、スクリーンでジャッキーの姿を見ることがないと思うと切なくもなるが、体を張って素晴らしいアクションを見せてくれた彼に心から賞賛したい、そして一つの時代が終わったような気がした
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