劇場公開日 2024年11月8日

ルート29のレビュー・感想・評価

全125件中、21~40件目を表示

3.0独特な世界観の映画

2024年11月24日
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くろくるりん

2.0綾瀬はるかを主演に迎え、詩人・中尾太一の詩集「ルート29、解放」に...

2024年11月24日
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難しい

綾瀬はるかを主演に迎え、詩人・中尾太一の詩集「ルート29、解放」にインスピレーションを受けた独創的なストーリーで撮りあげたロードムービー。

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てかる

5.0現実と幻想の狭間で揺れる旅路

2024年11月24日
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「こちらあみ子」の持つ現実感をさらに溶かし、死と生の狭間を静かに旅するような物語。その空気感には、現実と幻想の境目が曖昧になっていく美しさが漂っている。

物語を見つめるうちに、ふと「崖の上のポニョ」を思い出した。魚がさりげなく登場することが、その記憶を呼び起こしたのかもしれない。

ハルがトンネルを通ることを強く拒む場面では、「ポニョ」や「千と千尋の神隠し」の記憶が胸をよぎった。どちらの物語においても、トンネルはこの世とあの世の境界として象徴的に描かれていた。

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osrk

5.0リボルバー・リリー(未見)の次がこれ

2024年11月24日
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泣ける

知的

2回観てしまった。常に違和感と驚きを仕掛けてくる作り込んだシーンの連続に初見でくらくらした。シンメトリーや横移動などウェス・アンダーソン味のある画面を基調に、冒頭の修学旅行で日傘を差している中学生から始まって、あらゆる場面に「なんで?」という引っかかりが仕込んであって気が抜けない。ただし、ウェス監督作と違って字幕がないおかげで映像に集中しやすい(笑)。

しかし意味不明なこの作品世界、いったいなんの話なのか。自分の解釈としては、スイス・アーミー・マンと同じ手触りの話であり、森井勇佑監督の前作こちらあみ子からつながる続編だと思った。明確に言及はされないが、スイス〜はASD?の主人公ハンクから捉えた世界の話だし、こちらあみ子も何らかの発達障害をもつ女児あみ子と周囲との関係を描いた作品だ。

のり子は人とコミュニケーションが取れず孤独に生きる女性という設定だが、つまりハンクやあみ子と同様の気質(脳のレントゲンの丸い空洞で表される?)があり、本作はそんな彼女が見て聞いて感じている世界を表現しているのだと思う。世間から見ればタバコに着火する風除けとしか思われない存在感の薄い孤独なのり子の精神世界では、ぷくぷくと鳴る(砂漠の上を黄色い魚が泳いでいるような)音が聞こえたり、人々が亡霊のように動き抑揚なく話したりしているのだろう。

大沢一菜がハルを演じているのはそのものズバリ、成長したあみ子の姿なのだと思った。あみ子の母は娘の振る舞いで心を病み、母娘は別々に暮らすこととなった。ハルの母も精神科病院で別居しているが、「母親は自分を好きじゃなかったかも」というハルのセリフから、その原因はハルである可能性も示される。のり子とハルはともに一般社会には適応できず、他人の気持ちを理解するのが難しい種類の人間だが、そんな2人が国道29号線を端から端まで一緒に旅することで、お互いが心を通わせていく話である。

本作にはあちこちに死の気配がただよっている。ハルの母親はもうじき死ぬと言い、車の爺さんは死んでいるとハルは言う。R29の山間は異界のように描かれ、高良健吾親子が生活する森の沢はあの世とこの世を隔てる三途の川に思える。また、犬連れの女の赤い服や爺さんを迎える10艇の赤いカヌー、商店街の事故時に見える巨大な赤い月など、死は赤色で示されている。考えてみれば、スイス〜は死体と森をさまよう話だし、こちらあみ子にもボートに乗った亡霊が現れるなど、本作に通じるものがある。のり子やハルのような人々は日頃から死をかなり身近に捉えているのだろうか?

場面ごとの細部についてもいろいろ考察したくなるが、キリがないので最後に。本作のような一定の気質をもつ人たちの感覚やイメージを描き出すのは、その当人でなければなかなか難しいのではないか。ちなみにスイス・アーミー・マンの監督(の片方)ダニエル・クワンはADHDなのだそうだが、森井監督もそういった才能の持ち主なのかもしれない。

レビューの低評価が示す通り、綾瀬はるか主演ながら興行的には苦戦しているようだが、綾瀬の顔面力に頼っただけではない傑作だと思う。3回目を観るか迷い中…。

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ジョンスペ

5.0星の数より好き

2024年11月23日
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綾瀬はるかこんな役もできるんだと思わせる作品
ストーリー的には大きな盛り上がりもなくフラットに進んでいくが、飽きることなくしっかり観れた

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卵かけご飯

3.0この映画のスタイルの意味とは?

2024年11月23日
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komagire23

4.0とってもスリリング!

2024年11月22日
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楽しい

興奮

知的

綾瀬はるか、頑張っていたね。ミシェル・ウィリアムズのようだった。まるでヨルゴス・ランティモスの一連の映画のようでもあり、ケリー・ライカートのような乾いた感じの女の子たち・人間関係の面白さのようでもあり、夏のロードムービーで言えば北野武「菊次郎の夏」のようでもあり、カラフルで仰々しく子どもの純真さをデフォルメするのは台湾映画チャン・ユーシン監督の「熱帯魚」のようで懐かしい。また、ストーリー展開は伏線回収もせずにほったらかしな様は「アンダー・ザ・シルバーレイク」を彷彿とさせた。監督の前作「こちらあみ子」より断然良かった。次に期待したい。

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羅生門

2.5Mirror

2024年11月22日
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ブレミン

共感出来ない

2024年11月21日
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今いち、誰にも共感出来ない。
綾瀬はるかじゃなくてもいい。

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えみ

3.5綾瀬はるか唯一無二

2024年11月21日
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楽しい

幸せ

綾瀬はるかが他のキャスティングでは成立しえなかった唯一無二の存在感でこのアンチ・ロマンを映画たらしめた。「こちらあみ子」の森井勇佑監督がそのままあみ子役の大沢一菜を起用して続編を作った感じなのだが、今回は「生と死」がテーマで虫や蛇カエルなど独特の自然と「生きている死者」の描写がより色濃くなった。国道の名を冠したロードムービーでありながら自動車は勝手に拝借したり盗られたりするもので早々に退場し死のイメージがつきまとう。他人と交われないのり子(綾瀬はるか)は将来のハル(大沢一菜)なのだろうけれど「私は回想構造が嫌(自分の人生が消化できておらず回想ができないらしい)なのでリアルタイムで並列して描く」と語っていた森井監督のインタビューが印象深い。夜ピアノ前で自分の人生を打ち消し続ける姉の長い長い語りと離れたダイニングテーブルで聞いているふりの綾瀬の小津的な切り返しの冗長なシーンがこの日常世界のむなしさを表していてだるいのだけれど心に残る。「あみ子」では子どもたちのランドセルだったが今作はハルとのり子が相合傘して歩くでかいこうもり傘と小学生のカラフルな小さい傘の群れがすれ違うシーンの美しさったらなくていつまでも二人の道行を観ていたい。

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たあちゃん

4.0姫路から鳥取までの国道29号。 人を連れてきて欲しいと頼まれ、いざ...

2024年11月20日
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楽しい

難しい

幸せ

姫路から鳥取までの国道29号。
人を連れてきて欲しいと頼まれ、いざ見つけて二人旅の様子。

見るからに、人と合わせることができない役柄の二人、
考えも行動も掴みどころが無く、現実か夢かの境目が曖昧な。

ただ,、国道沿いや森の中の景色がきれいで、
眺めていて癒しの効果も授かりました。

左脳よりもむしろ右脳で感じて、ほっとする映像作品でした。

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woodstock

0.5見る価値無し

2024年11月20日
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何を訴求しているのか?ヒューマンドラマの様に強いて思うが感動も納得も何も得れない駄作である。綾瀬はるかの演技もイマイチで大学の演劇部の女子な学生でも演技が出来ると思った。

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BARUSA

1.0残念すぎます💧

2024年11月20日
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綾瀬はるか主演に惹かれて見に行きましたが、なんだかよくわからないストーリーで今まで見た映画の中でワースト1間違いなしです。
それとも私に感性がないのか、とにかく何がいいたいのか全くわからない映画でした。

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なお

1.0綾瀬はるかの無駄づかい

2024年11月20日
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ダメなアート映画の典型。この監督さんの前作「こちらあみ子」は大傑作でその年の私のベスト1映画だったんだが。この映画はなんだ。正直がっかりした。

監督はこういう奇人変人ばかり出てくる、ファンタジー(?)みたいなのを作って通の評論家とかシネフィルに褒められたかったのかな。ため息しかでない。

あなたがまずやるべきことはエンタメ寄りのアート映画を作り、観客を楽しませることじゃないのか。意味ありげなシーンばかり見せられるこちらの身にもなってくれ。お爺さんになって趣味でこういうのを作ればいいじゃないか。黒澤明が晩年に「夢」とか作ったようにね。

しかも「アート」としてもダメ。何も心に残らない。例えば2年後この映画のことを覚えてる人が何人いるだろう。皆無だとあえて断言する。

唯一の美点は綾瀬はるかの美しさ。画面を持たせる力はすごい。彼女が主演でなかったら途中で席をたっていた。

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水原秀策

4.0人生がはじまる時に風は吹く

2024年11月20日
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メメントもりこ

4.0綾瀬はるかをなめんなよ。

2024年11月18日
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綾瀬はるかもっと出さんかい、って泳げませんの時は思ったけど、今作はずっと出てるのに堪能できなかった。

「俳優を魅力的に見せるってみんなやってるから、ありきたりだな。そうだ、それならデビューからほとんど主役を張っていて、CMにも引っ張りだこ、美人でスタイルも良くてアクションもできてぐだぐだの番宣や舞台挨拶でも可愛らしい、国民的スター女優・綾瀬はるかを全く魅力なく撮ってやろう。これなら誰もできないだろう。よし、スタイルがいいからツナギを着せて隠そう。眼鏡かけさせよう。イメージ悪くなるようにタバコ吸わせよう。声もいいからできるだけ喋らせないようにしよう。笑顔も封印して表情もなくそう。泣くシーンは顔が映らないように引いて撮ろう。いや、まだまだ魅力的だな。そうだ。つまらない話にして観客を眠らせよう。眠らせれば流石に彼女の魅力は伝わらないぞ。」なんて思ってこの監督はこの映画作ったのかな。
残念、どんだけワケわかんないのいっぱい出してきても、
ラストのアップで彼女が全部持っていったわ。綾瀬はるかをなめんなよ。

カヌーとか月のシーンとか、いかにも狙ってるというか、最初から最後まで、どうだ普通じゃないでしょ、いい絵でしょ、って思いながら作ってたんだろうな。
普通がいいよ、普通が。

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大吉

1.0タイトルなし(ネタバレ)

2024年11月18日
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難しい

寝られる

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ルーク茶畑

2.0無残すぎる失敗アートシネマ

2024年11月18日
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いつものおなじみ低予算アートシネマ部隊を大手のプロダクションに乗せようと思い立った果敢な日本人がいたのは、あっぱれ。だけど予算をつけただけなので、カネと手間ばかりかかって全体が有機的に統合されていない。綾瀬はるかの下手くそな演技もそのまま。変なところで音楽が鳴るし…。興行的にもかなり無残な失敗。

へえと思わせるショットは、いくつもあります。冒頭のカプセルホテル、前作『こちらあみ子』のような町のどぶ川移動ショット、終盤の夜の商店街、等々。というかカメラはおおむね巧いのです。でもそれがつながっていかない。日本版ウェス・アンダーソンみたいなファンタジー風味グダグダ悲喜劇の気配はあるけども、俳優を適切に使えないならこんな脚本で映画撮るんじゃねえ。

ところでパンフレットは日本映画にしては丁寧だし資料性も高いんだけど、おおむねまっとうな書き手にこのレベルの作品を論じさせてるのは、正直苦痛。児玉美月みたいな無教養な自分語り大好きバカライターは、こういうしょうもない太鼓持ち駄文を書いてるのがお似合いなんだけど。この人、いっつもこんな感じなんだよね。

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milou

2.5鳥取人は、こんな感じ

2024年11月18日
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『鳥取人って、あぁいう感じだよね〜』って思った。
鬱屈してて、ボンヤリしてて、何かに怯えてるようで、
自問自答の精神病的で、なおかつ孤独で寂しい。
辺鄙な土地柄?
石破さんもこんな感じだよね...な〜んて思いつつ。
教師のお姉さんが、まさしく『鳥取人』って感じで。

星低いなりに、何か『輝く』ポイント見つかるか?と思ってたけど、そういう感じもなく。
ただただ『孤独で寂しい鳥取人』の姿に、何だか、もの悲しい気分になって。

ま、でも、
国道29号って、あそこまで、寂れてたっけ?とか思った。
最近は、鳥取道でビューンと飛ばしてしまうからね〜。

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ドッペル(たけ)

2.0がんばれオシャレ映画

2024年11月18日
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トレンド最先端の服を着てると「オシャレですね」って言ってもらえるんだって。でもそれは「奇抜な服を着てますね」って意味らしい。本当にオシャレな人は普通の服を着てるのに「お!」と二度見される着方をするらしいの。

この作品も「オシャレ」と言われるかも知れないけど「奇抜ですね」の意味で言われちゃうね。シーンが浮いてる。

この作品に綾瀬はるかや市川実日子が集まるのが不思議だったな。

河井青葉がだらだらと話すシーン良かったな。話し方がいい。
綾瀬はるかの走るフォームもきれいでいいね。

じゃあ、お前が言うオシャレ映画はなにさというと、この頃観たのではヴィム・ヴェンダース監督の《PERFECT DAYS》とアキ・カウリスマキ監督の《枯れ葉》だね。

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Scott