「現実と幻想の狭間で揺れる旅路」ルート29 osrkさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と幻想の狭間で揺れる旅路
「こちらあみ子」の持つ現実感をさらに溶かし、死と生の狭間を静かに旅するような物語。その空気感には、現実と幻想の境目が曖昧になっていく美しさが漂っている。
物語を見つめるうちに、ふと「崖の上のポニョ」を思い出した。魚がさりげなく登場することが、その記憶を呼び起こしたのかもしれない。
ハルがトンネルを通ることを強く拒む場面では、「ポニョ」や「千と千尋の神隠し」の記憶が胸をよぎった。どちらの物語においても、トンネルはこの世とあの世の境界として象徴的に描かれていた。
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osrkさんのコメント
2024年11月25日
ジョンスペさんコメントありがとうございました。傘、むちゃくちゃ大きかったですね。しかし、ヤギ小屋からあの場面までは、ルートの中で一番現実っぽいのが面白いところです。