「これは評価しづらい・・・」ルート29 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
これは評価しづらい・・・
綾瀬はるかさん主演ということで気になっていた本作。先週は見たい作品が多くて手が回らず、レビューもかなりの低評価だったため、スルーしようかとも思ったのですが、やはり気になって1週間遅れで鑑賞してきました。
ストーリーは、鳥取で清掃員として働いている、人とのコミュニケーションをとることが苦手な女性・のり子が、仕事で訪れた病院の患者・理映子から「娘のハルを連れてきてほしい」と頼まれ、姫路にいるハルを見つけて、鳥取に戻るまでの二人の姿を描くというもの。
全体的には、よさげでシュールな雰囲気の漂うロードムービーといった印象です。何かメッセージが込められているようにも感じますが、残念ながら自分には受け取れなかったです。それでも、他人はおろか周囲の何にも関心を抱けなかった、人として何か大切なものが欠落しているようなのり子が、ハルとの出会いを通して、これまで抱いたことのないような感情を抱いたようには見えました。一緒に旅をしたハルも、のり子に何かしらの情が芽生えたようにも見えます。
そんな二人の変容を描いたようにも見えますが、その心情はつかみかねます。のり子と姉との交流シーンからは、のり子の過去に何か重大な出来事があったようにも見えず、のり子がどんな人生を送ってきたかは謎のままです。一方のハルも、屈託なく会話しているようにも見えますが、自分のことを多くは語らず、やはりその背後にあるものは不明です。
それでも、二人が互いの存在を心地よいと思えるような距離感で過ごし、そこに芽生えた関係性が、ほんのりと温かいものであったことを感じさせます。そんな、それ以上でも以下でもない作品でした。
主演は綾瀬はるかさんで、大女優の無駄づかいなような気もしますが、彼女が主演でなければ少なくとも私は鑑賞していません。共演は大沢一菜さんで、自然な演技がすばらしいです。脇を固めるのは、伊佐山ひろ子さん、高良健吾さん、大西力さん、川井青葉さん、渡辺美佐子さん、市川実日子さんら。
余談ですが、今回は久しぶりに最悪な鑑賞体験でした。このつかみどころも抑揚もない展開が眠気を誘うのはわかりますが、後席の男性が早々と爆睡モードに入り、椅子を何度も蹴るわ、いびきをかき続けるわで、映画に全く没入できませんでした。寝るのは構いませんが、せめて周囲に迷惑をかけないように静かに寝ていただきたいものです。
イイねありがとうございました。 全く 真の意味がわかりませんでした。
唐突 過ぎて 綾瀬はるかさんのキャリア的には良くても 観させられる観客的には キツくて捉えどころが無かったです😊 おっしゃるとおり 心情わからず ただ 年上の女性に お前 とか トンボ は違和感MAXでした。 でも 不思議ですね。夢に出そうで 忘れない作風。
眠ってたジジイは私 カモです😊ごめんなさい🙇
私 某作品で 最初から最後まで 寝てて 一喝されたことあります。
共感ありがとうございます。
綾瀬さんの強い希望で出演したらしいですけど、あまり彼女じゃなきゃって感じはしませんでしたね。相手の娘は独特の存在感を放ってましたが・・。