「高評価はヤラセか過去作への惰性か」室井慎次 敗れざる者 SHIMIさんの映画レビュー(感想・評価)
高評価はヤラセか過去作への惰性か
中身が無い。少しくらいは引っ張りそうな脚本にはできるが本当に何もない。そしてつまらない。古いギャグを何度も行うのもつまらないが問題はリアリティの無さ。無職の人間に里親を許したり、警察が大声で「離婚なんですか!?」と叫んだり、教師が他の生徒がいる前で「里親の子ども何だから就職考えないの?」と問い詰めたり、弁護士が親に対して「お前が口出すな」と啖呵を切ったり、とにかくデリカシーに欠けるしリアリティが無い。昔はこんな人いたけれどいつの話だ…と感じる場面が多い。今年一番ひどい邦画なのに、ここまで高評価なのが興味を唆る。
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