ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命のレビュー・感想・評価
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自身の人生が有意義だと思える作品に出会う。 私も生きている限り、こ...
自身の人生が有意義だと思える作品に出会う。
私も生きている限り、こうありたい。
本人、母、配偶者、友人みな自身の意思をもち、
選択している。
心が揺さぶられた作品でした。
特に戦闘シーンがあったり残虐な描写があるわけではないのですが、作中の緊張感が凄く伝わってきて飽きることがなかった。
助けた命もたくさんあったが助けれれなかった命を考えてしまうのはどうしても仕方がないことだと思う。そこから皆がどうなったのか考えると確かに自分自身も日常生活が続けられなく思考を停止してしまうかもしれない。
ラスト近くTV出演時のサプライズはとても驚いたし、その手法はあまり好きではなかった。
助けれれなかった人たちが助けられなくそのまま命を落としているということがまたとてもつらかった。
それでもつながった命も多く救われた気持ちにもなった。
見終わった後はとても余韻が強く、戦争を描く話が間接的なものが少しずつ増えてきて
これはとてもいいことだと思った。
ハナはどこへ行った
名優アンソニー・ホプキンスお目当て。
1938年。ナチス・ドイツがチェコの一部を併合。プラハに難民が押し寄せ、衣食住を欠き不衛生な環境に置かれる子供たちを救おうと、英国の移民局児童課の若い職員らがプラハからロンドンに子供を疎開させた実話を基にした作品。ザッツ·ライフというテレビ番組で取り上げられたことから、ニコラス·ウィントン(アンソニー・ホプキンス)に助けられた元·疎開児童が次々と名乗りをあげ、番組視聴席がいっぱいになるラストは感動的。生涯をかけて支援ボランティアの仕事をしてきた老人が妻に催促されて断捨離する終活話で始まる。そこで、どうしても処分できないスクラップブックを入れた古い鞄が古い机の引き出しにしまってあり、妻もその内容を知っていて、あなたこれどうするのよみたいな冒頭から始まる。廃棄処分することのできない重要なものであることがほのめかされる。老人はそれを資料として引き取ってくれる公的機関を探したりするがうまく行かない。当時共に尽力した旧友がマスコミに声をかけ、テレビ番組プロデューサーが手をあげることにより埋もれていた歴史が明らかになる。時代の背景としては杉原千畝の話にそのあと繋がるものだ。児童疎開と言っても大人はナチスの犠牲(防波堤)になるしかないことを彼らは察知していて、手放す親たちもうすうすは覚悟している状況だが、なかなか決断できなかっただろう。3人兄弟や前歯のない赤子を抱いた女の子がとくに頭から離れなかったニコラス。準備の時間がほとんどない状況で、イギリスでの里親募集やビザ発行、移送にかかる資金調達を模索しながら、実行決断する彼らの義勇心には頭が下がる。ニコラスの支えとなる母親のなりふり構わぬ行動力も強い結束力に裏打ちされたものであることも語られる。ニコラスの祖父母はドイツからイギリスに渡ったユダヤ人だった。子供たちのビザ申請に必要な写真と名前などの情報のリスト作成資料の控えがスクラップブックの中身だった。ブラハからイギリスにたくさんの子供を何組かに分けて移送する際に、実際に引率する職員のハナ(ハンナ?)と言う若いキュートな美人さんがいて、ドイツが開戦布告した日、9回目の250人の児童を乗せた列車が軍隊に阻止され、彼女も連行されてしまった😢
ハナ役の女優さんについてはメインキャストにはリストアップされてないし、パンフレットにも一切記載がなかった😢
レビュータイトルは説明するのも野暮ですが、ピート·シガーの世界一有名な反戦フォークの「花はどこへ行ったの : Where Have All the Flowers gone?」をモジッたものです😢
副題の6000人はニコラスらが救った669人の元児童のうち、名乗り出た約半数の人たちの子供、孫の人数のようだ。
人ひとり救うことだって大変なのに、この時代に若い人がチームで団結して成し遂げたことが表に出てきたことは喜ばしい。番組が放送されたときにはチームのうち生きていたのがニコラスだけだったらしい。そこは残念だったが、人生とはそんなものだ。
なかなかこういういい話に遭遇することはなく、極端な誇張のない映画だったこと、一人の老人の終活に絡めた展開もダブルミーニングな題名でようござんした。
個人的にはパレスチナ問題もイギリスが撒いた種だと思っているので、イギリスとしても少し穴埋めできてよかったんじゃないでしょうか😎
リストつながりでシンドラーのリストと関連付けたくはないですね。まったく違うリストだと思いますよ。
イギリスにもユダヤ人を救った人がいた
ナチスの脅威から669人の子どもたちを救ったニコラス・ウィントンの活動を描いたドラマ。
第2次世界大戦直前の1938年。ナチスから逃れてきた多くのユダヤ人難民がチェコスロバキアのプラハで悲惨な生活を強いられていることを知ったイギリス人のニコラス・ウィントンは、子どもたちをイギリスに避難させるため同志たちとともにビザの取得、里親探し、そして資金集めに奔走した。ナチスの侵攻が迫るなか、子どもたちを次々と列車に乗せてイギリスへ移送していったが、1939年9月1日、ついに開戦の日が訪れてしまい、ユダヤ人の子供たちを移送する事が出来なくなった。それから49年後、救出できなかった子どもたちのことが忘れられず過ごしていたニコラスのもとに、BBCの番組、ザッツ・ライフ!、への参加依頼が来た。そこで彼を待っていたのは、自らが助けた人たちとの再会、そしてその人たちの未来だった、という事実に基づく話。
それにしても、いろんな人たちがユダヤ人を助けようと頑張ったんだなぁ、という事を知れて良かった。
6000人を助けた、ってどういう事?っていう疑問が有ったが、669人を助け、それが現代では6000人のルーツになったって事なんだと、最後でわかった。
実際にニコラスに助けられたかつての子どもたちやその親族も撮影に参加したそうで、感慨深かっただろうな、って思った。
個人的には何の得にもならない事を、誰かのために、誰かの命を救うために、活動する、生き方として手本にしたいと思った作品でした。
予想通りとはいえ、良作
アンソニーホプキンスは余生は自分が出たいと思った作品にしか出ないと腹決めたのではないかと思うほどとても意味と意義のある作品を選別して出てる気がする。(←勝手に思ってるだけw)
ヘレナ・ボム・カーターが普通の人間(というかめちゃいいお母さん)役を演じてるの久々に見たぜぃ✨✨
一市民たちが作った素晴らしい未来
クライマックスは脚色ではなく実話です。
本作見るまで知らなかった事実が
描かれていました。ゆえに驚きです。
この事実を知れただけでも本作の
意義はあるのではないかなぁ?って
思います。
主人公のニコラスがゆっくり過去と
心を整理するかのように。本作は
とても静かに進んでいきます。
主演のアンソニーホプキンスが
素晴らしかったです。憂いを含んだ
あのたたずまい・・・ニコラスが
背負ってきたものをそのまんま
演じているのではとすら思えます。
本作は救出を扱っていますが、
「大感動作」でもないし「ヒーロー物」
でもありません。
救出劇にフォーカスを合わせずに
救出したということはどういうことか?
を現代のわれわれに訴えているのだと
思います。
一市民にもできることがあるんだと、
救える未来があるんだと。
それが実話の再現であるクライマックス
に集約されているのだと思います。
(ラストシーン含め)
ニコラスと共に尽力する彼らは
名もなき市民たちでした。
最後のテロップで彼らのその後を
ちょっとだけ垣間見るのですが、
こみ上げてくる感情が抑えられません
でした。
後で読みましたが、映画化にあたり
ニコラスの娘さんが制作にGOを出す
条件として、
・チームで成し遂げたことであること
を表現する事
・アンソニーホプキンスに演じてもらう
だったそうです。
大納得なのであります。
お勧めです。
始めたことは終わりまで
気がとーくなる程の数の人を救う活動に身を呈して成し遂げた男の話。彼の周りの協力者たちの努力…彼の母の努力。使命を果たす為徹底的に突き進むド根性は万人に学ぶべきモノがありありー。ホンマ凄スギにーさんが爺さまになる迄、死ぬまでそのド根性がいかにほんまもんやったか…が見ものやった。よかったよかった。
観た方がいいです
シンドラーや杉原千畝みたいな人が他にもずいぶんいる。、と聞いたことがありますが、その一人ですね。当時と現在を行き来しながらユダヤ人支援の苦悩と公開と賞賛を描きます。
話淡々んと進む印象ですが終盤になって俄然圧倒的な感動が押し寄せます。
見たものを見なかったふりはできない
ニッキー・ウィントンの、目の前の子供たちを救いたいという思いが、母を、役所を、英国民の多くを動かした。
その一途な思いと必ず成し遂げるという信念、行動には頭がさがる。
救った子供たちの数が多いからこそ、救えなかった命に心が痛む。
最後は分かっていても涙が溢れてしまう。いい涙でした。
二回も。
ユダヤ人の定義ってのが我々日本人には難しい。人種でも民族でもない。単純に信じる宗教ともいえない。だったら何故、、。
ナチスが行ったこと、ホロコーストもドイツが降伏することも今の我々は知っている。しかし、開戦前のあの時点で子供たちを手放す決断をするってなかなか難しかったろうなぁ。そして、ウィントンたちの活動も。
奥さん役の人、きれいだなぁと思ったらリナ・オリンだった。きれいなはずだ。
マルト・ケラーはわからなかった。驚いた。
杉原千畝が好きなら 見るべき映画かも。
子供を救う手立てに 奔走して 危険を顧みず戦う姿勢
素晴らしいです。
嗚咽しそうな場面もございます。
流石の演技と 随所で語られる ジョークが
たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚
今の日本の難民へのあり方 考えさせられます。
多くても困るし 難しいです。(^_^;
救えなかった命と、救った命
「オッペンハイマー」について「原爆被害が描かれていない」と批判する意見が(主に日本人から)あった。
その時に思ったのは、
「日本人だって、原爆被害を描いた映画なんてほとんど作ってないじゃん。あげくの果てに『はだしのゲン』を学校から締め出そうとしたのが日本じゃん。」
「ホロコーストを描いた映画なんて、毎年何作も公開されているのと比較してみろよ。」と。
で本作。「ホロコースト」を描いた作品の一つ。
この主人公のことは全然知らなかったが、予告編をみればラストがどうなるかは分かる。
見どころはラストじゃなくてそこに至る「過程」なんだよね。
本作に限らず「映画」って。
主人公の心の「重し」は救えなかった命。最後の列車の250人。救えたかもしれない命。
その重しを何十年も抱えて生きてきた主人公を安定の演技で見せる。
過去の出来事と、その後を並行させて見せることで、その重しを強調させた脚本と演出はGOOD。
その重しがあるからこそのラストの再開に号泣するんだよね。
オカン・ボナム=カーターが効いている。
主役ではないヘレナ・ボナム=カーターが効いている。
彼女が演じる主人公のオカンがドイツから英国に移住、
英国でリスペクトを持って温かく迎えられ、
その地を愛するようになる(セリフのみ)。
その愛情は息子にも受け継がれ、
責任感の強い青年に成長します。
この息子こそがアンソニー・ホプキンスが演じるキャラクターだ。
アンソニー・ホプキンスが息子?
本作は時制を交錯させながら進行、
この手法は見事に成功している。
(手法の功罪、成功失敗例は「チャレンジャーズ」のレビューを参照してください)
各時代における「子どもたちを助けたい」というテーマが一貫して描写されており、
観客は混乱することなくストーリーを追うことができる。
アンソニー・ホプキンスやジョニー・フリンも素晴らしいが、
やっぱり脇のオカン・ボナム=カーター。
オカンの熱意と行動力が、
他のキャラクターであるニッキー、トレバー、ドリーンへと伝播していく。
駅に到着した子どもたちの名前を読み上げる彼女の声は、
まるで天使の声のように駅舎に響き渡る、
かつて自分をリスペクトしてくれた国への思いも入っていたのかもしれない。
その声に込められたパッションを感じ取った子どもたちが、
時空を超えて・・・
つづきはぜひ劇場で。
涙💧涙💧
何を観るか悩んでいたところ、皆様のレビューから泣けるとわかり鑑賞。
12:55から20人程の入り。年齢層かなり高め
ハンカチを握りしめ、準備万端。
冷房効きすぎで寒かった…
序盤は淡々と進み、現代バージョンと昔バージョンが交互なため、アクセントとなり良かった。
いつ泣けるのだろうと悶々としていたが、
TV局から涙腺崩壊でした。
wikiでも調べたところ、エンドロールにもあったようにずっと交流があったようです。
子供達の中には著名な方もいるようです。
晩年は幸せだったのではと思います。
ご本人とアンソニーさんがそっくりですね。
信念の強さに感服
チェコの子どもたち669人をナチスから救い
50年後に驚きの再会を果たした
ニコラス・ウィントンの愛と苦悩を描いた感動の実話。
アンソニー・ホプキンスさんの演技に魅了されました。
すべての子どもたちを救うことができなかったことへの
自責の念にかられた愁いを帯びた表情や、
再会を果たした際の喜びに涙する姿、素晴らしかったです。
そして、青年時代のニコラスも、お母さんも、同志の俳優たちも同様に素晴らしく、また、実在の彼らには、その信念の強さに、ただただ感服するばかりです。
また、戦時中が描かれている場面では、とにかく辛かったです。
もう、苦しくて、心臓がずっとギューっとなってしまって、
チョコレートを手にした屈託のない笑顔だったり、不安におびえ笑顔が消え大きな目で空を見つめるだけだったり、
そんな子どもたちの顔がスクリーンに映し出されるたび、涙が溢れてしまいました。
後半のBBCの番組企画による再開のシーンには、温かな涙がこぼれました。
実際の放送を家で観ていたら号泣していたでしょう。
ひとりの命を救うことは、世界と未来を救うこと…
あってはならない戦争が再び始まり、現在も続いている今この時代に、
子どもたちはもちろん、
無防備な一般の人たちが犠牲になっている現実…
対岸の火事ではなく、きちんと心に留め考え続けていかなくてはいけないことだと思いました。
すごい人
事実や数字だけで既に物語が成立しています。淡々と話が進む中に、たくさんの思いが詰まっています。
主人公ニッキーの職業や財力を考えると、富豪のシンドラーや外交官の杉原千畝に優る行いをしたのではないかと思いました。
アンソニー・ホプキンスも、ヘレナ・ボナム=カーターも素晴らしいです。
【第二次世界大戦直前のプラハ。669名のユダヤ人の子供の命を救った英国人の物語。ラスト、老いた男がTVに出た際に男の後ろの席に座っていた人達が次々に立ち上がるシーンには、思わず嗚咽した作品である。】
■1938年のプラハ。
ナチスの迫害から逃れたユダヤ人たちが集まっている難民キャンプを訪れたニコラス・ウィントン(ジョニー・フリン)は子供達だけでも英国に避難させようと決意し、チェコのボランティアたちや英国難民委員会自動課の仲間の協力の基、子供達の里親を英国内で探し、次々に子供達の里親を決め英国に送り出していた。
だが、開戦後、最後の9番目の英国行列車はナチスに妨害され、乗車していた子供達250人は親元に返されてしまう。
◆感想
・物語は1938、1939年のプラハと現在の英国に住むニコラス・ウィントン(アンソニー・ホプキンス)とを交互に映し出しながら、物語は進む。
・大戦前夜の混乱を極めるプラハ。難民の子供達にチョコレートの欠片を渡しながら、ニコラスは資金集め、里親探しでチェコのボランティアたちや英国難民委員会自動課の仲間と多忙な日々を送っていた。
ー ここで印象的なのは、ニコラスの気丈な母を演じたヘレナ・ボナム=カーターと、ニッキーの友人で、支援仲間を演じた久しぶりに観たジョナサンプライスである。ー
■今作は、英国BBCが制作に大きく関わっている事もあり、抑制したトーンで物語は進む。私は過剰な演出をしない英国BBC製作の映画が好きである。佳品が多いからである。
勿論、今作もその一作である。
・現在のニコラス・ウィントンの部屋は多数のメモ、雑誌の切り取りで一杯である。そして彼の古びた鞄に入っていたスクラップブックに記され、貼られていた数多くの子供達の写真。里親が決まった子の上には印が付いている。
彼は、このスクラップブックをやや後悔の表情を浮かべつつも大切に身の傍に置いているのである。
■今作で最も感動的なのは、英国のTV番組”ザッツ・ライフ”に登場した老いたニコラス・ウィントンが若き日にプラハで行った人道支援が、彼のスクラップブックと共に紹介されるシーンである。
当初、彼は救えなかった250人の子供達の姿を思い出すのか、浮かない顔をしている。
だが、ニュース・キャスターがニコラスの隣に座っていた人物を紹介するシーンから、観ていてグッと胸が詰まって来るのである。
その人物はニコラスが且つてプラハで救った子であったからである。
更に、キャスターが”ニコラスに助けて貰った方は、ご起立願います。”と言った後に次々と立ち上がるニコラスの後ろに座っていた人たち。
ニコラスは後ろを振り返り、驚きの表情を浮かべつつ、隣の婦人と抱擁するのである。
このシーンには、思わず嗚咽が出てしまったよ。
そして、その婦人の子供達や孫を自宅に招くシーン。女の子から”プールがあるんだね!”と言われて、嬉しそうなニコラスの表情。
ニコラスが助けた669人の子供達は”ニッキーの子供達”と呼ばれ、その孫たちを含めると6000人の命を救ったというテロップが流れた際には、もう本当に嬉しかったな。
<今作は、一人の英国人ニコラス・ウィントンが仲間達と危険極まりない状況下、669人のユダヤの子供達を助け、その50年後の間に6000人の新たなる命が産まれたという事実を描いた実話に基づいた作品なのである。
目の前の、餓えや恐怖に怯える子供達を、身命を賭して助けた英国人男性の尊崇な姿を描いた作品でもあるのである。>
人の生きる道
戦時の異常な時代背景の中、危険を顧みず多くの子供たちを救うために行動したにも関わらずもっと多くの子を救えなかったと自責の念に心を痛めるニコラス。しかし自身も間もなく孫が生まれる中で、救われた命がやがて子や孫へと広がり一人ひとりの偉大な人生に繋がり引き継がれていった事実を知ることになる。ヒトラーのような人間、ニコラスのような人間、どちらも同じ人間で人は悪魔にも成れれば天使にもなれる。他人のために行動できる生き方は人の生きる道において最も尊きものと感じ、こういった人が一人でも増えれば世の中はよりよくなる。ニコラスにはほど遠いが少しでもよりよく行動できる自分でありたいと思った。作品では救われた子供たちに比して、救われなかった子たちの悲しい末路も描くことでニコラスの偉大な行動がより浮き彫りになったのではないかと思った。ニコラスの母もまた偉大な人であり、彼の人格形成に多大な影響を与えたことが伝わってきた。
救えなかった命を悼む慎ましさ
こんな話しが実際にあったのですね。
プラハの難民家族の子供たちを助けたいと願った若き有志を描いた物語は心に深く残りました。
戦争と言う大きなうねりの中では誰しも無力さを思い知らされますが、出来る事は何かを考え、我が身の危険を顧みず行動する事の勇気に感動です。
ニコラスの仲間たちは勿論ですが、彼のお母様も大きな存在でしたね。
しかし自らして来たことを誰に誇るわけでも無く、助けられなかった命に後悔を残す。その心情を表現したアンソニー・ホプキンスさんの演技は素晴らしいと思いました。
一冊のスクラップブックがテレビ番組を通して奇跡を起こすなんて、なんと言うご褒美でしょう。
救うことが出来た命は更に多くの命となってニコラスの前に現れましたね。
この映画はナチスの時代の話しですが、今まさに世界で起きている現代の出来事に重なる作品です。
いい映画を見ました
最近、ホロコースト関連の映画が多い気がしますが、世界情勢が不安定な...
最近、ホロコースト関連の映画が多い気がしますが、世界情勢が不安定ないまだからこそ、これはマジで観るべき。主人公も児童課の仲間も凄いけど、個人的MVPは主人公の母です。行動を起こす大切さを学びました。
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