八犬伝のレビュー・感想・評価
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悪人がのさばる世の中だが‼️❓正義を貫きたいものだ‼️❓
豪華な俳優が揃い、それなりにポテンシャルを出している。
映像も素晴らしい👍
ただ、脚本が全てを台無しにしている😠
虚と実が入れ替わるたびに、テンションが下がる。
虚と実別々に映画にしたら、多分、良い映画なんだと思う。
感動しようとするたびに中断されるので、ストレス半端ない、うーん、残念。
ただ、みんな演技が素晴らしくて、見応えがありました、ありがとうございました😊😭
特撮映画史に残る大作
「虚構」の世界だけでなく「現実」の世界にもハッピーエンドは訪れる
「八犬伝」の物語と、それを創作した滝沢馬琴の物語を同時に楽しむことができて、少し得をした気分が味わえる。
ただ、「八犬伝」の方は、その面白さを満喫するには、さすがに「尺」が短かすぎて、例えば、せっかくの八犬士のキャラクターが充分に活かされていないなど、どうしても物足りなさを感じてしまう。VFXやアクションの見せ場も多いのだが、やはり、ダイジェスト版のような中途半端さが気になって、今一つ没入することができなかった。
その一方で、「八犬伝」の創作活動の方は、気難しくて人付き合いの悪い滝沢馬琴と、自由闊達な葛飾北斎という2人のキャラクターの対比が面白いし、馬琴に文句を言い続けた妻と、馬琴を支え続けた息子とその妻との関係性が、馬琴の人生を上手く浮かび上がらせていると思う。
馬琴と北斎の創作に対する姿勢の違いも興味深いが、本作の最大の山場の一つは、歌舞伎小屋の奈落で、馬琴と鶴屋南北が、「虚構」と「現実」に対する考え方について火花を散らす場面だろう。
悪がはびこり、正直者が馬鹿を見る「現実」だからこそ、勧善懲悪の「虚構」を創り出すことにこだわる馬琴と、正義が報われないという「現実」を直視し、それをありのままに描こうとする南北の姿勢は、どちらが正しくてどちらが間違っているという類のものではなく、いつの時代にも共通する創作のスタイルであるに違いない。
おそらく、重要なのは、その姿勢をブレずに貫くというで、馬琴が、28年という歳月を費やして、勧善懲悪の姿勢を貫いた「八犬伝」の価値は、そういうところにもあるのだろう。
そして、八犬士が玉梓の怨霊を滅ぼし、盲目になった馬琴が、義理の娘の力を借りて「八犬伝」を完結させたという二重のハッピーエンドからは、「虚構」の世界だけでなく、「現実」の世界でも「善人は報われる」ということを実感することができ、思わず胸が熱くなってしまった。
俳優の贅沢遣いというか無駄遣いというか…
八犬伝を執筆する馬琴の【実】
そして物語としての八犬伝【虚】
だけでなく
自分、人生、見えてるもの、捉え方、考え方
それら全て、何が【実】で何が【虚】であるか?
色即是空、空即是色なテーマなんですが
馬琴が虚と実を考えるに至る言葉を言う人物が、そんなに話の中軸には関係ない人物だったりで、性格が真逆の北斎との、長年の付き合いから導き出されるものじゃないのが残念
150分の長尺に落とし込んだのは編集など大変だったと思う。この映画を見た方のほとんどが、虚の八犬伝パートだけひとつの映画として見たいと思ってしまうのではないか?
もちろん実パートのほうも、もっとじっくりみたい。大河ドラマ一年やれば、馬琴の生涯も八犬伝もしっかり描けるだろうし、してほしい(笑)
役所広司さんの馬琴、内野聖陽さんの北斎
これは贅沢すぎ
八犬士のほうも渡邊圭祐、板垣李光人、水上恒司…
若手の良い俳優たちばかり
ただ藤岡真威人は無駄使いすぎないか?
最後に合流する新兵衛で見せ場が少ない❗
伏姫の土屋太鳳、お路の黒木華といい
出番は多くない
俳優の贅沢づかい…無駄遣い…
やっぱり二本の映画で見たかったなぁ
2つの話
フィクション作家・滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について話してみた。8つの珠を持つ八犬士が集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになった。八犬伝の連載は馬琴のライフワークとなるが、クライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力はほぼ失われてしまった。息子に先立たれたが、物語を完成させようとする馬琴に、息子の妻・お路から、自分に口述筆記をさせて欲しいと言ってきた。そして、遂に28年の歳月をかけて無事完成した、という話。
滝沢馬琴と葛飾北斎の話、八犬伝の話、2つの話が楽しめる、お得な感じだった。
馬琴と北斎の話には役所広司、内野聖陽、磯村勇斗、黒木華、寺島しのぶなど、名俳優が居て見応えあった。
八犬伝の話には、土屋太鳳、河合優実、板垣李光人などが出てくるが、特撮使ってちょっと戦隊モノ作品の様な出来だったかな。
八犬伝を知らなくても楽しめます。
つまらん物語をつまらん爺ィが書きました、以上、って何じゃこりゃ。
1本で2本分美味しい😋
滝沢馬琴が「八犬伝」を紡いでいくストーリーと
八犬伝自体のストーリーの2軸で展開していきますので、1本で2本分美味しい映画だなと思いました。
とはいえ、149分という割と大きなボリュームなので、ちょっと長いなぁ感は否めませんでした。
八犬伝はTHE 和風SFエンターテインメントなので、これはこれで楽しいですね。
栗山千明の悪役っぷりが堂に入っていて良かったですし、板垣李光人の女装にドキッとしましたし(笑)
河合優実の最近の役柄っぽくない姫役もよかったです。
小木茂光の里見の殿は終始アホっぽかったですね。おまえの優柔不断といい加減な発言が元凶だろ!?と
心の中でツッコミを入れながら観ていました。
一方の滝沢馬琴編の方が私としては圧倒的に面白かったです。
葛飾北斎(内野聖陽)とのかけあいや、お百(寺島しのぶ)の罵声、か弱い感じの宗伯(磯村勇斗)、
そして八犬伝を完結まで仕上げる支えとなった、宗伯の妻、お路(黒木華)。
俳優陣の演技が素晴らしすぎて至福の時間でした。
私としては八犬伝ストーリーをもうちょっとコンパクトにしても良かったのかなと。さすがに149分は長いので。
とはいえ、ビジュアルはなかなか良かったです。
特に瓦と一緒に八犬士の2人が川に落ちていくシーンは圧巻でしたね。
この場面は予告で見ていて楽しみにしていたので、期待通りでした。
28年の年月をかけて八犬伝を完結させた滝沢馬琴に敬意を表したいと思います。
この俳優陣の演技を観るだけでも価値がある作品です。
馬琴と北斎の八犬伝
八犬伝とは、なんとなく知れた
ただ一つ気にいらない事
滝沢馬琴と葛飾北斎の交流を描いた現実の世界と「八犬伝」の物語の世界が交互に出てきますが、これがなかなか良かったと思います。「八犬伝」の方はもちろんあらすじ止まりなのですが、それでも思ったよりもちゃんと描けてたと思います。
ただ気に入らない点が一つ。劇中の馬琴の台詞でも出てきますが、北斎のほうが馬琴よりも7歳も年上なんですね。演じている役所広司(馬琴)と内野聖陽(北斎)は役所のほうが
13歳も上。北斎を演じる役者をせめて役所と同じくらいの年齢にしてほしかったな。
「どうする家康」でもめちゃ綺麗だった板垣李光人クン。「八犬伝」では犬坂毛野を演じています。薬師丸ひろ子の「里見八犬伝」では志穂美悦子が演じてた役ですが、「家康」のときよりもより綺麗でした(爆)土屋太鳳や河合優実、黒木華より綺麗なのはダメ!(笑)
立川談春演じる鶴屋南北と滝沢馬琴の奈落での「戯作者」としての問答は一番の見所かも。
中途半端
馬琴その人を描きたかったのか、
その作品である八犬伝を描きたかったのか、
いずれにしろ中途半端な観は免れないと感じた。
どちらかにフォーカスするか、二部作にすべきではと思ったが、
エンドロールでそれは見当外れだったことが判明。
南総里見八犬伝の映画化ではなくて、
山田風太郎原作の八犬伝の映画化だったわけだ。
まあ、それでもフォーカスが呆けた観は否めない。
個人的には馬琴のパートの方が圧倒的に良かった。
どのくらい史実に基づいているのかは分からないが、
北斎との掛け合いや妻との軋轢、創作の苦悩、
そして何と言っても息子(夫婦)との心の触れ合いに目頭が熱くなった。
妻の「ちくしょう」も万感こもっていて心に残った。
一方、八犬伝パートはNHKの名作人形劇に及ばないのは仕方ないとしても
かつての薬師丸ひろ子主演のそれと比べても大きく見劣りした。
映像技術は格段に進歩しているはずだが、単調で深みに欠けた。
殺陣も戦隊ものレベルかな。
最近ガッカリが多かったので、まあまあ満足。
南総里見八犬伝も観られる映画
奈落の底も拝めます。(笑)
「大衆の娯楽」作の「校正原稿」は「読者」にとって「有害」だ
江戸時代末期の天才戯作者・滝沢(曲亭)馬琴が著した「南総里見八犬伝」の物語と、馬琴自身の半生を描いた物語が交互に登場する構成の作品でした。原作者は昭和から平成を股に掛けた天才作家・山田風太郎ということで、日本を代表する2人の作家の合作のようなストーリーなので、お話自体は非常に面白かったです。また、馬琴を演じた役所広司、そして馬琴の盟友として描かれる葛飾北斎を内野聖陽が演じたのをはじめ、出演する俳優陣も超豪華で、彼らの演技を観るのも楽しかったです。
特に感心したのは、馬琴の物語の中で、同時代の狂言作者である鶴屋南北の「東海道四谷怪談」の歌舞伎が演じられる場面があり、何とこの歌舞伎を中村獅童(伊右衛門)や尾上右近(お岩さん)という現役歌舞伎役者が演じていたところ。餅は餅屋にというところですが、本職に演じさせた芸の細かさには大いに拍手を送りたいと思います。
一方で、ちょっと気になったのが登場人物、特に馬琴の物語中の言葉遣い。「大衆の娯楽」、「校正原稿」、「読者」、「有害」と言った言葉を馬琴が使っていましたが、どうも時代劇にはそぐわない感じがしてしまいました。この方が意味が分かりやすいということなのかも知れませんが、ちょんまげを付けた現代劇という作風ではないため、もう少しそれらしい言葉に置き換えて欲しかったなと感じました。
そういう不満点はあるものの、前述の通り役者陣が素晴らしく、特に女優陣の演技に目を奪われました。「南総里見八犬伝」のラスボスである玉梓を演じた栗山千明や、お歯黒をして悪役を演じた真飛聖、そして馬琴の悪妻(?)を演じた寺島しのぶなど、癖のある役柄を演じた女優陣はその中でも非常に良かったです。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
日本エンタメの源流 虚が実を超える
いやー、満喫した。八犬伝の世界にどっぷりと浸かり、滝沢馬琴の生き様を見る。こんな贅沢はない。
NHK人形劇『新八犬伝』の放送時間に合わせて遊ぶのをやめて、家に帰っていたことを思い出す。当時は幼かったから、物語をしっかり理解できていたわけではないが、とにかく面白くて、放送が楽しみでしょうがなかった。
この作品では馬琴が北斎に語って聞かせるスタイルをとっている。語りは劇中劇としてスクリーンに映し出されるが、あまりに面白いから、馬琴の語りが終わって現実世界に戻ると、クリフハンガー状態になり、次の展開が一刻も早く知りたくなる。
八犬伝パートでは、ワイヤーアクションとCGの合成感を感じてしまったりすることはあるが、物語のエッセンスをギュッと詰めた構成がアラを隠してしまう。この物語は面白い。
演者では、渡邊圭祐の颯爽とした刀捌きと板垣李光人の凛々しさが光っていた。
偏屈ジジイと巌窟ジジイの何とも羨ましい交流には、思わず笑ってしまう。この馬琴と北斎コンビをも唸らせてしまう鶴屋南北の登場シーンは強烈。立川談春をさらに凝縮したようなへそ曲がりな喋りに、引き込まれる。へりくだっているようでいて、言葉に真理をまぶして相手を圧倒する。
日本のエンタメの源流がここにある。これを見逃す手はございませんよ。
滝沢馬琴と葛飾北斎のシーンが楽しかった こんなに密な関係だと知らな...
滝沢馬琴と葛飾北斎のシーンが楽しかった
こんなに密な関係だと知らなかったし、
かつ同時代を生きていたことも意識したことなかった
一緒に見た友人が、
「里見八犬伝の8人はみんな、
美しいはずなのにな?」と言っていた
どっちつかず
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