八犬伝のレビュー・感想・評価
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「虚構」の世界だけでなく「現実」の世界にもハッピーエンドは訪れる
「八犬伝」の物語と、それを創作した滝沢馬琴の物語を同時に楽しむことができて、少し得をした気分が味わえる。
ただ、「八犬伝」の方は、その面白さを満喫するには、さすがに「尺」が短かすぎて、例えば、せっかくの八犬士のキャラクターが充分に活かされていないなど、どうしても物足りなさを感じてしまう。VFXやアクションの見せ場も多いのだが、やはり、ダイジェスト版のような中途半端さが気になって、今一つ没入することができなかった。
その一方で、「八犬伝」の創作活動の方は、気難しくて人付き合いの悪い滝沢馬琴と、自由闊達な葛飾北斎という2人のキャラクターの対比が面白いし、馬琴に文句を言い続けた妻と、馬琴を支え続けた息子とその妻との関係性が、馬琴の人生を上手く浮かび上がらせていると思う。
馬琴と北斎の創作に対する姿勢の違いも興味深いが、本作の最大の山場の一つは、歌舞伎小屋の奈落で、馬琴と鶴屋南北が、「虚構」と「現実」に対する考え方について火花を散らす場面だろう。
悪がはびこり、正直者が馬鹿を見る「現実」だからこそ、勧善懲悪の「虚構」を創り出すことにこだわる馬琴と、正義が報われないという「現実」を直視し、それをありのままに描こうとする南北の姿勢は、どちらが正しくてどちらが間違っているという類のものではなく、いつの時代にも共通する創作のスタイルであるに違いない。
おそらく、重要なのは、その姿勢をブレずに貫くというで、馬琴が、28年という歳月を費やして、勧善懲悪の姿勢を貫いた「八犬伝」の価値は、そういうところにもあるのだろう。
そして、八犬士が玉梓の怨霊を滅ぼし、盲目になった馬琴が、義理の娘の力を借りて「八犬伝」を完結させたという二重のハッピーエンドからは、「虚構」の世界だけでなく、「現実」の世界でも「善人は報われる」ということを実感することができ、思わず胸が熱くなってしまった。
俳優の贅沢遣いというか無駄遣いというか…
八犬伝を執筆する馬琴の【実】
そして物語としての八犬伝【虚】
だけでなく
自分、人生、見えてるもの、捉え方、考え方
それら全て、何が【実】で何が【虚】であるか?
色即是空、空即是色なテーマなんですが
馬琴が虚と実を考えるに至る言葉を言う人物が、そんなに話の中軸には関係ない人物だったりで、性格が真逆の北斎との、長年の付き合いから導き出されるものじゃないのが残念
150分の長尺に落とし込んだのは編集など大変だったと思う。この映画を見た方のほとんどが、虚の八犬伝パートだけひとつの映画として見たいと思ってしまうのではないか?
もちろん実パートのほうも、もっとじっくりみたい。大河ドラマ一年やれば、馬琴の生涯も八犬伝もしっかり描けるだろうし、してほしい(笑)
役所広司さんの馬琴、内野聖陽さんの北斎
これは贅沢すぎ
八犬士のほうも渡邊圭祐、板垣李光人、水上恒司…
若手の良い俳優たちばかり
ただ藤岡真威人は無駄使いすぎないか?
最後に合流する新兵衛で見せ場が少ない❗
伏姫の土屋太鳳、お路の黒木華といい
出番は多くない
俳優の贅沢づかい…無駄遣い…
やっぱり二本の映画で見たかったなぁ
2つの話
フィクション作家・滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について話してみた。8つの珠を持つ八犬士が集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになった。八犬伝の連載は馬琴のライフワークとなるが、クライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力はほぼ失われてしまった。息子に先立たれたが、物語を完成させようとする馬琴に、息子の妻・お路から、自分に口述筆記をさせて欲しいと言ってきた。そして、遂に28年の歳月をかけて無事完成した、という話。
滝沢馬琴と葛飾北斎の話、八犬伝の話、2つの話が楽しめる、お得な感じだった。
馬琴と北斎の話には役所広司、内野聖陽、磯村勇斗、黒木華、寺島しのぶなど、名俳優が居て見応えあった。
八犬伝の話には、土屋太鳳、河合優実、板垣李光人などが出てくるが、特撮使ってちょっと戦隊モノ作品の様な出来だったかな。
八犬伝を知らなくても楽しめます。
つまらん物語をつまらん爺ィが書きました、以上、って何じゃこりゃ。
何じゃこりゃ。
本年ワーストワン暫定。
稚拙散漫凡庸。
昭和JACなアクション時代劇、古っ。
キャラが全部浅い、特に寺島。
江戸時代に
つまらん物語をつまらん爺ィが書きました、以上、
になってしまった惨憺たる出来。
怒ると怒鳴り嬉しいと笑う
三船な下手演技に甘んじる役所、どうした?
1本で2本分美味しい😋
滝沢馬琴が「八犬伝」を紡いでいくストーリーと
八犬伝自体のストーリーの2軸で展開していきますので、1本で2本分美味しい映画だなと思いました。
とはいえ、149分という割と大きなボリュームなので、ちょっと長いなぁ感は否めませんでした。
八犬伝はTHE 和風SFエンターテインメントなので、これはこれで楽しいですね。
栗山千明の悪役っぷりが堂に入っていて良かったですし、板垣李光人の女装にドキッとしましたし(笑)
河合優実の最近の役柄っぽくない姫役もよかったです。
小木茂光の里見の殿は終始アホっぽかったですね。おまえの優柔不断といい加減な発言が元凶だろ!?と
心の中でツッコミを入れながら観ていました。
一方の滝沢馬琴編の方が私としては圧倒的に面白かったです。
葛飾北斎(内野聖陽)とのかけあいや、お百(寺島しのぶ)の罵声、か弱い感じの宗伯(磯村勇斗)、
そして八犬伝を完結まで仕上げる支えとなった、宗伯の妻、お路(黒木華)。
俳優陣の演技が素晴らしすぎて至福の時間でした。
私としては八犬伝ストーリーをもうちょっとコンパクトにしても良かったのかなと。さすがに149分は長いので。
とはいえ、ビジュアルはなかなか良かったです。
特に瓦と一緒に八犬士の2人が川に落ちていくシーンは圧巻でしたね。
この場面は予告で見ていて楽しみにしていたので、期待通りでした。
28年の年月をかけて八犬伝を完結させた滝沢馬琴に敬意を表したいと思います。
この俳優陣の演技を観るだけでも価値がある作品です。
馬琴と北斎の八犬伝
八犬伝の話の他に、滝沢馬琴と葛飾北斎の考え方(虚と実)や馬琴の家屋などもとっても興味深く観ました。
馬琴と北斎の交流と馬琴の創作中の背景が丁寧に描かれていて、とても面白い構成だと思いました。
観て損のない映画だと思います。
八犬伝とは、なんとなく知れた
八犬伝の内容全く知らないですが、俳優目的でみました。
虚と実…こういう話なんだと、分かりやすかったです。
もともと28年の作品をまとめてると考えれば妥当な長さとも思いますが…やっぱり長い。
渡邊圭祐さんや板垣李光人さん、松岡広大さんが好きでみました。
けすけさん、出番多めで、以前より演技上手くなった気はします。りひくんは、美しすぎます。眼福でした。踊り子役って分かってたのに、最初誰だか分からず(笑)
それよりも、塩野瑛久さんが上手すぎて…大河と全然違いすぎて、びっくりしました!
ただ一つ気にいらない事
滝沢馬琴と葛飾北斎の交流を描いた現実の世界と「八犬伝」の物語の世界が交互に出てきますが、これがなかなか良かったと思います。「八犬伝」の方はもちろんあらすじ止まりなのですが、それでも思ったよりもちゃんと描けてたと思います。
ただ気に入らない点が一つ。劇中の馬琴の台詞でも出てきますが、北斎のほうが馬琴よりも7歳も年上なんですね。演じている役所広司(馬琴)と内野聖陽(北斎)は役所のほうが
13歳も上。北斎を演じる役者をせめて役所と同じくらいの年齢にしてほしかったな。
「どうする家康」でもめちゃ綺麗だった板垣李光人クン。「八犬伝」では犬坂毛野を演じています。薬師丸ひろ子の「里見八犬伝」では志穂美悦子が演じてた役ですが、「家康」のときよりもより綺麗でした(爆)土屋太鳳や河合優実、黒木華より綺麗なのはダメ!(笑)
立川談春演じる鶴屋南北と滝沢馬琴の奈落での「戯作者」としての問答は一番の見所かも。
中途半端
馬琴その人を描きたかったのか、
その作品である八犬伝を描きたかったのか、
いずれにしろ中途半端な観は免れないと感じた。
どちらかにフォーカスするか、二部作にすべきではと思ったが、
エンドロールでそれは見当外れだったことが判明。
南総里見八犬伝の映画化ではなくて、
山田風太郎原作の八犬伝の映画化だったわけだ。
まあ、それでもフォーカスが呆けた観は否めない。
個人的には馬琴のパートの方が圧倒的に良かった。
どのくらい史実に基づいているのかは分からないが、
北斎との掛け合いや妻との軋轢、創作の苦悩、
そして何と言っても息子(夫婦)との心の触れ合いに目頭が熱くなった。
妻の「ちくしょう」も万感こもっていて心に残った。
一方、八犬伝パートはNHKの名作人形劇に及ばないのは仕方ないとしても
かつての薬師丸ひろ子主演のそれと比べても大きく見劣りした。
映像技術は格段に進歩しているはずだが、単調で深みに欠けた。
殺陣も戦隊ものレベルかな。
最近ガッカリが多かったので、まあまあ満足。
南総里見八犬伝も観られる映画
曲亭馬琴が執筆活動をしていた時代を観る映画でした。
NHKの人形劇を見ていた自分には、八犬伝のパートもだいたいわかったが、知らない人には
厳しいのではないかな。
八犬伝のパートもしっかり描く映画も観たいな。
滝沢馬琴の話に、葛飾北斎や渡辺崋山が出てきてびっくり。鶴屋南北はわかるけど。
板垣李光人はわかったが、真飛聖はふなむし?
河合優実が出てきたのにはびっくり、時代劇にも出るんだ。出まくりだね。
元になった、山田風太郎の八犬傳も読んでみたい。
奈落の底も拝めます。(笑)
いやいや 楽しく考えさせられました。
次第に歳老いてゆくさまが 齢68歳のそれがしにも
ひしひしと伝わってまいりました。
若くも老いも 思いどうりにわ ならぬもの
儚き人生 楽しもうをではないか??
太刀で立ち向かう えーもんどすなぁー。
死に水も えがったす。
「大衆の娯楽」作の「校正原稿」は「読者」にとって「有害」だ
江戸時代末期の天才戯作者・滝沢(曲亭)馬琴が著した「南総里見八犬伝」の物語と、馬琴自身の半生を描いた物語が交互に登場する構成の作品でした。原作者は昭和から平成を股に掛けた天才作家・山田風太郎ということで、日本を代表する2人の作家の合作のようなストーリーなので、お話自体は非常に面白かったです。また、馬琴を演じた役所広司、そして馬琴の盟友として描かれる葛飾北斎を内野聖陽が演じたのをはじめ、出演する俳優陣も超豪華で、彼らの演技を観るのも楽しかったです。
特に感心したのは、馬琴の物語の中で、同時代の狂言作者である鶴屋南北の「東海道四谷怪談」の歌舞伎が演じられる場面があり、何とこの歌舞伎を中村獅童(伊右衛門)や尾上右近(お岩さん)という現役歌舞伎役者が演じていたところ。餅は餅屋にというところですが、本職に演じさせた芸の細かさには大いに拍手を送りたいと思います。
一方で、ちょっと気になったのが登場人物、特に馬琴の物語中の言葉遣い。「大衆の娯楽」、「校正原稿」、「読者」、「有害」と言った言葉を馬琴が使っていましたが、どうも時代劇にはそぐわない感じがしてしまいました。この方が意味が分かりやすいということなのかも知れませんが、ちょんまげを付けた現代劇という作風ではないため、もう少しそれらしい言葉に置き換えて欲しかったなと感じました。
そういう不満点はあるものの、前述の通り役者陣が素晴らしく、特に女優陣の演技に目を奪われました。「南総里見八犬伝」のラスボスである玉梓を演じた栗山千明や、お歯黒をして悪役を演じた真飛聖、そして馬琴の悪妻(?)を演じた寺島しのぶなど、癖のある役柄を演じた女優陣はその中でも非常に良かったです。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
日本エンタメの源流 虚が実を超える
いやー、満喫した。八犬伝の世界にどっぷりと浸かり、滝沢馬琴の生き様を見る。こんな贅沢はない。
NHK人形劇『新八犬伝』の放送時間に合わせて遊ぶのをやめて、家に帰っていたことを思い出す。当時は幼かったから、物語をしっかり理解できていたわけではないが、とにかく面白くて、放送が楽しみでしょうがなかった。
この作品では馬琴が北斎に語って聞かせるスタイルをとっている。語りは劇中劇としてスクリーンに映し出されるが、あまりに面白いから、馬琴の語りが終わって現実世界に戻ると、クリフハンガー状態になり、次の展開が一刻も早く知りたくなる。
八犬伝パートでは、ワイヤーアクションとCGの合成感を感じてしまったりすることはあるが、物語のエッセンスをギュッと詰めた構成がアラを隠してしまう。この物語は面白い。
演者では、渡邊圭祐の颯爽とした刀捌きと板垣李光人の凛々しさが光っていた。
偏屈ジジイと巌窟ジジイの何とも羨ましい交流には、思わず笑ってしまう。この馬琴と北斎コンビをも唸らせてしまう鶴屋南北の登場シーンは強烈。立川談春をさらに凝縮したようなへそ曲がりな喋りに、引き込まれる。へりくだっているようでいて、言葉に真理をまぶして相手を圧倒する。
日本のエンタメの源流がここにある。これを見逃す手はございませんよ。
我こそは玉梓が怨〜霊〜…!
に呪われたのか馬琴さんのシーンになるとトイレへ行く人が必ず…。
肝心の『八犬伝』はそのためか見せ場が薄くてストーリーがペラペラ…。
かつての人形劇や薬師丸の映画、タッキーのドラマの方が遥かに…。
滝沢馬琴と葛飾北斎のシーンが楽しかった こんなに密な関係だと知らな...
滝沢馬琴と葛飾北斎のシーンが楽しかった
こんなに密な関係だと知らなかったし、
かつ同時代を生きていたことも意識したことなかった
一緒に見た友人が、
「里見八犬伝の8人はみんな、
美しいはずなのにな?」と言っていた
どっちつかず
豪華キャストで無難に作られているが、とにかく無難で力点がなくカタルシスがない。
「実」パートが丁寧というよりはぼんやり間延びした作りだったいっぽう、「虚」パートは駆け足過ぎてせわしない…どっちつかずになってしまっていた。
一番面白かったのは『東海道四谷怪談』のくだりだった…
君はなぜ映画を観るのか
満足しました。見応えたっぷりです。
馬琴の構想を北斎に語るという構成が良かったです。
そう、空想なのだよ。
なんでこんな漬物石で固めたような脳味噌からこんな話が生まれるのかねぇ。
世の代が変わっても、技術が発達しても、媒体が変わろうとも人生の楽しみは同じなのだ。
そもそも映画もドキュメンタリーでなければ全て[虚]を楽しむもの。それで良いのだ。
この映画を観て思い浮かんだ名前
手塚治虫 石ノ森章太郎 藤子不二雄 水島新司
松本零士 鳥山明 尾田栄一郎 吾峠呼世晴
東野圭吾 誉田哲也 堂場瞬一 今野敏
円谷英二 本多猪四郎
西遊記 アストロ球団
駄作もいいところ
かなり長く感じられ何を見せられているのか?八犬士がみんな同じに見えるし、深作版がいかに素晴らしかったのか再発見。
談春の問答は面白く観れた。
掴みから犬のCGちゃちいしやっぱりって感じで萎える。何故この映画を制作しようとしたのか?最後の寺島しのぶのセリフもいるのか不明。
ようやく満足出来た。
薬師丸ひろ子・真田広之が主演の深作欣二監督「里見八犬伝」に失望していたので、ようやく満足出来た。山田風太郎の原作は未読なので、滝沢馬琴と葛飾北斎、鶴屋南北の「実」パートはとても興味深く面白く楽しめた。どこまで真実性があるのかな。「虚」のパートは今までの東映映画と比べれば圧倒的に楽しめたが、脚本は1959年バージョンの方が面白い。少なくとも犬江親兵衛の登場シーンはオリジナルに準じて欲しかった。「南総里見八犬伝」オリジナルを尊重して欲しかった。何より、八房と伏姫のエピソードは厳密にして欲しかった。義実の戯言から八房が伏姫を欲し、のし掛かる姿や、洞窟での同居で八房が迫るが伏姫がそれを制して読経で邪念を払うシーン、最後は気にやられ伏姫が妊娠する場面、金鋺大輔により八房が射殺され、伏姫は体の関係はなく懐妊したことを証明するために腹を切り、貞操の証明を果たした後、そこから仁義礼智忠信孝悌の珠が飛び出し、四方八方に飛び散っていくシーンを見たかった。あたかも「獣姦」を連想させる、これぞ玉梓が怨霊が、孫子の代まで畜生道に陥れ祟ってやる、という呪いの具現化だったのに。後は犬坂毛野の女形の由縁・犬村大角の父を殺めた化け猫騒動・ひとり幼い犬江親兵衛の生き返りエピソードなどはちゃんと見たかった。浜路のエピソードもオリジナル通りにして欲しかった。とは言え、芳流閣の屋根上での犬塚信乃と犬飼現八の捕物・決闘はスペクタクルで楽しめたので満足。八犬士がひとりずつ登場して仲間になるプロットは黒澤映画「七人の侍」の原型なのかな。犬坂毛野の女装で暗殺は「ヤマトタケル」を模しているのか。大鷲に拐われる浜路姫は「シンドバッドの大冒険」から?犬塚信乃を追いかける浜路は吉川英治「宮本武蔵」のお通の原型か?スペクタクルな活劇にファンタジーを絡ませつつ、化け猫のオカルト話や玉梓・船虫・伏姫の懐妊など、様々な女性がらみのエピソードは少し淫靡なエロスを感じさせたのに、そこが薄められたのが残念。珠が飛び散るシーンや豪傑が次々に集う展開など、この作品に影響を与えた108人の英雄が活躍する中国の古典「水滸伝」もまた映画化して欲しい。子供時代に夢中になったNHKの人形劇「新・八犬伝」以来の傑作だ。
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