八犬伝のレビュー・感想・評価
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マジ時間の無駄
コレね、そもそもが題名間違ってるのよ。素直に、「滝沢馬琴物語」とか「馬琴の生涯」とかにすればそれなりに映画を鑑賞出来たのに、里見八犬伝とか前面に押し出すから批判されるんだよ。ホント深作監督と真田に謝って欲しい。リメイクに期待した自分が恥ずかしいわ。何か途中から全然違う話始まって頭が?になったが、まさか全編里見八犬伝物語と制作秘話を織り交ぜて最後まで行くとは思わなかった。マジ時間の無駄でした〜
里見八犬伝の方から評価すると、正直若手俳優さん達頑張ってんな、と思ったね。全然悪くないし、今後も期待出来る自然な演技でした。板垣君の女装観た時、確かに綺麗だなとか思ってしまった。新たな扉を開く寸前まで行きました笑
滝沢馬琴物語の方も、正直大変良かった。つーか、役所と内藤、寺島の3人で映画一本作れるわ。安定の演技で素晴らしかったね。しかし、この2本の物語を掛け合わせて纏めたもんだから、観てる方は落ち着かないよね普通さ。八犬伝でハラハラしてんのに、馬琴の方でほっこりするんじゃ、一本の映画としては最低評価になると思います。よくこんな脚本にしたな、という映画でした
奈落の問答
期待して大画面で(130インチスクリーンで1.5m離れて)視聴しました。まず、大画面で観るほどの映像ではありませんでした。
滝沢馬琴(役所広司)がいる世界が朝ドラみたいで、とても嘘くさいんです。そして物語の世界のほうも、端折ったファンタジーで説得力がありません。
中盤の「奈落の問答」のあたりは眠くなります。最も大事な場面だと思うのですが、わざと眠くなるような演出に工夫したのかもしれません。四谷怪談と忠臣蔵をミックスした話が今作の本質のように感じました。滝沢馬琴(役所広司)を悩ませるきっかけにもなった、「つじつま合わせ」についての説明がありました。そのシーンは、この作品自体のことを(呪術の世界が本当の歴史で、失明してまで28年かけて完成に至ったのは嘘です、と)言っているのでしょう。
どのキャラクターもイマイチ魅力が足りなくて残念でした。
栗山千明さんが大塚寧々さんと似ているという印象と、内野聖陽さんと役所広司さん、寺島しのぶさんの三人の28年という時間を感じさせる演技が、さすがだと思いました。
八犬伝の話は大好きです
私は「南総里見八犬伝」が大好きで、子供の頃はNHKの人形劇「新・八犬伝」にはまってました(笑)
辻村ジュサブローによって作られた「玉梓」の怨霊の人形が、不気味で怖くてゾクゾク感がたまらなかったのを覚えてます。
次々と伏姫の玉をもつ仲間が集まっていき、戦っていく様子は、RPGのようでもあり、ファンタジーでもあり楽しくてたまらなかったです。
その後も映画もみたり、違った解釈で書かれた小説も読んだりしてました。
なので、今回の映画も楽しみにしてたのですが、
お話の部分がしょぼくて、ちょっとガッカリしました。
映画館に行かなくて良かったです(笑)
八房のCGが残念だったのを皮切りに、仲間が簡単に見つかりすぎ(笑)
まぁー短い時間で表現できないのは、わかりますが、本当はもっともっと面白いお話なんです。
なぜその人物がその文字を書かれた玉を持ってるのか、文字の意味もちゃんとあるんです!
申し訳ないだけど、なんか学芸会を見てるようで💦
ただ犬坂毛野を演じた板垣李光人は、毛野にピッタリで女の子より女の子で可愛かったですね(笑)
それに比べて、滝沢馬琴と葛飾北斎の現実パートは、なかなか良かったです。
「虚」と「実」とを語り合うシーンや、馬琴が悩みながら、最後には盲目となりながらも、書き上げていく情熱は凄まじいものを感じました。
現実パートだけでも良かったのではないのだろうか?っとふと思ってしましました。
あっさりが最近のトレンドか?
観終わって「しーん」となった。
これ、馬琴の事が描きたかったのか、里見八犬伝を描きたかったのか、わからない。
この映画の意図が全くわからなかった。
映像美としては、八犬伝パートを楽しめたが、ちょいちょい馬琴パートで盛り上がりがぶつ切りにされ、盛り上がってきた心がいちいち沈静化され、さらには八犬伝のお話自体、わりと端折られてて、3分で読む八犬伝的なダイジェスト感がいなめず、
馬琴の人生の何を伝えたかったのかも、わからず。
両パートいずれも中途半端な描かれ方をしたため、
消化不良で終わった。。。
役所さんと内野さんの無駄遣い。
グラフィックは素晴らしい。そして俳優の力量で持って行ったシーンもいくつかあった。
が、全体的な構想が、いずれも薄っぺらくて萎えた。
アマプラで見たけど、映画館でみたら、怒ってたなぁ。
ま、最近の若い世代の映像の観る感覚に合わせたのであれば、随分と最近の人達は、そこそこのもので満足するつまんない人生なんだな。と思いました。
いや。まて。そんなこたーない作品だっていっぱいあるわい!
つまりは寄せすぎて失速。
ちょいちょい面白いシーンがあっただけに残念すぎる。
日本映画。限界か。
年齢層によって評価は分かれるかも
なんだかとても惜しい映画 マイナス×マイナス=プラスの方式。
な!なんと!奥さん!この話題作がもうアマプラで配信じゃないですか!
「嘘と実が交錯するエンターテイメント」が本作のキャッチコピーですよね。
まずその点からイチャモンつけたいの。いきなりステーキ。
そもそも映画こそ最も“虚”たるフィクションじゃないですか。ドキュメントフィルムじゃないんだから。
そこを“実”と言われてもなぁ…が観終えた時の正直な感想でした。
むしろ“虚”パートのお話の方こそ“実”に見えたんですね。“実”であってほしかったんですね。マイナス×マイナス=プラスみたいなメタ構造爆誕。
そして、結局がどっちつかずの凡作に終わった感じに思えたです。
いっそのこと“虚”パートの八犬伝のお話をメインに全振りしてくれた方が楽しめたかも。
実際“虚”パートの見せ場ってかなり面白かったです。
“実”パートは映画として観るなら、やや地味で退屈な印象を受けてしまいました。
この“虚”ד虚”のクロスオーバーの成功例で、私がまず思ったのは『大河への道』なんですね。
大河…は本当に楽しめましたし、感動すらしましたもん。
加えて直近では『はたらく細胞』これも本当に面白かったです。つい先日観たばかりなので、レビューはまだ書いておりませんが。是非とも触れておきたい作品だと思いました。
でも、偉大すぎる先駆者があって。そことの真っ向勝負を避けたのかな?
そう、当然往年の角川映画の『里見八犬伝』のこと。本作を語るにあたって比較してしまうのはどうしても避けられない映画だと思うです。
ぶっちゃけ里見…は薬師丸ひろ子人気に頼った、かなり大味なエンタメ作品ではあったものの、制作費は当時としては破格の10億円だったらしくて。(今日換算なら大雑把にシャアザク的な約3倍の30億円くらいらしいです)
対して興行収入倍の23億円ということです。今日換算ではシャ…だいたい3倍の70億円。
立派に成功作と言ってよいと思うの。
映画にそれだけ贅沢な予算をかけられるって、はっきりいってそれだけで勝ち組だと思うの。
翻って今日の映画ってまず予算に非常に大きな足かせがあると思うの。それ故に失敗は許されない事情が多分にあると思って。
本作の製作費は多分10億円くらいだと思うの。←なにこの決め打ちw
対しての興行収入は6億6千万円のデータがあって。10億円超えが業界内でのボーダーラインのようですね。
それで言うと本作は興行収入的にはそれほどでもなかったかも…?の微妙なラインみたい。
お金の話はもういいや。←なら語るなし!
期待作だっただけに、ちょっと残念な評価になったかな。
劇場で観ていたなら、パンフレットを買おうとは思わないくらいに。
カイジやアカギみたいな、ヒリヒリと焼けつくような大博打で“虚”パートを描ききってほしかったというのが正直で端的な感想でした。そここそ、今日の映像技術で観てみたかったです。
予算が悪いんやで…予算が…←まだ決め打ってるし…
ややこしいが、真理を突いていた
なるほど~ そもそも山田風太郎さんの小説の実写化ですか~ ややこしいな。
この中で描かれている虚構とは「南総里見八犬伝」という物語であり、それを当時創作した滝沢馬琴の人生はこうだったという空想上の「実」を交えているのがこの作品。
監督が虚構部分の役者に依頼したのが、虚構としての演技のように感じた。
そこに寄せた監督の想いが実際の山田風太郎の小説から読み取ったのだろうか?
監督は、時代背景の違いや価値観の違い、その他の違い、そして虚と実という概念を映像ならではの表現として組み合わせたのだろう。
さて、
作中の歌舞伎四谷怪談 その脚本を書いた人物の考えこそこの作品のテーマだろうか。
彼の話を聞いて思い浮かんだのが鬼舞辻無惨と産屋敷耀哉の会話
「永遠というのは人の想いだ 。人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ」
実体であるモノ 目に見え、においがあり、味がして、触れて、聞える「モノ」はすべてエントロピーの法則によって分解へと一直線に向かう。
しかし人の想いに時間は存在しない。消せるようであっても消えることはない。
五感で感じる「実」とはいったい何だろう?
動的平衡という福岡伸一先生の言葉
そもそも人間が作り出したモノは、いったいどこからやってきたのだろう?
想像 思考という虚構によってモノになったはずで、人はそれを創造と呼ぶ。
虚構である想像によって創造されたモノは実体として認知される。
四谷怪談の脚本を書いた人物は、心に存在する真の恐怖こそ実体なのではないのかと問うた。
辻褄など合わないのが世の中だと彼は言ったが、それは正義は必ず勝つ 勝たねばならないという盲信こそ虚構ではないのかと投げかけたのだろう。
時代によって変化する価値観もまた虚構だろう。
さて、、
作中の滝沢馬琴が思案し続けた虚と実 辻褄
これらに回答を求めつつ、物語を創るという想いに人生を費やした馬琴。
友人の葛飾北斎の絵 そこに感じる躍動感 その感じた思いとは虚なのか?
物語の面白さも、虚なのか?
辻褄が合わなければ虚なのか?
万人が知る忠臣蔵という体裁上、心理上、そしてそうあるべきだという信念上の物語。
誰かが見たと言っていた幽霊 彼女が生前抱えた怨念
彼の妻の悪口がその対照として描かれている。
目が見えなくなっても想像することはできる。
しかし思うことができなくなれば、人はいったい何ができるのだろう?
思う、考える、想像する これらを証明するのは難しい。
だから虚構、なのだろうか?
馬琴は自問自答しながらも辻褄の合わないことも平気で物語を書いた。
彼がそこに見た面白さ その面白さこそ絶対に必要な要素だったのだろう。
逆に、
無関心こそ危険だと誰かが言っていたが、それは本当かもしれない。
その延長線上にあるのは、美しい風景などを見ても何も感じなくなる心だろう。
絵を見て、文を読んで、建造物を見て、風景を見て… 何かを感じることこそ実が生まれる瞬間かもしれない。
その心という「実」は永遠に残され、失われることなどないのだろう。
そしてこの心が一体どこにあるのかということは、未だ誰にも証明されていない。
滝沢馬琴がこのようなことと葛藤しながら南総里見八犬伝を書いたのかなと想像した山田風太郎さんの想像力もまた面白かった。
八犬伝の物語りは面白いが…
判断の分れる映画
この作品の持つ二重構造の劇中劇をどう評価するかで意見が分かれそうである。少なくとも馬琴にフォーカスされた主旋律は見事。時代のスーパースターである馬琴、北斎、南北、崋山は言うに及ばず、馬琴妻のお百、嫁のみち(てつが改名)を寺島しのぶ、黒木華と名優が配されていて、物語としては完璧。問題は八犬伝物語部分。頑張って作ってはいるが誰が見ても消化不良。これは意図してこうなったか、それとも編集上の成り行きか、はたまた予算の問題か・・と議論が分かれるところだけれど、敢えてザックリ作ったというべきかと思うのが本音。と言うのはちゃんと作ろうと思えば作れるよ!的な表現、演出が随所に見えるが、それを敢えてギリギリのざっくりで終えているのはやはり本編を際立たせるためだったのではないだろうか。
そう考えると個人的には十分な良作と言えましょうと言うのが僕の考え。是非他の皆さんにも見て頂きご意見聞きたいところだ。
Amazon Primeで観たけど
いつもの役所広司映画
納得出来る人生を全うする幸せ
人生、終わりが近づくと、こういう事は身に染みる
まあ、思い込み次第でなんとでもなる事ですけど
他人がどう思おうと、自分が満足ならいいんだから
そうできる人はね
南総里見八犬伝
子供の頃、NHKの人形劇をワクワクしながらみていたけど、最後どうなったかは覚えていない
ただ”玉梓が怨霊”の人形が他の人形よりバカでかくて怖かった印象がある
なので結末が知れただけでも観たかいがあったかな
今、八犬伝を映画化しても誰も観ないだろうから曲亭馬琴の生涯にスポットライトを当てたんだろうけど、この時期になんで?とは思った
納得のいく人生を送る事は普遍のテーマだけれど、やはり、なぜ?
結局のところ、今、最も存在感のある役者の1人である役所広司で映画を撮りたかったんでしょうね
その目的は充分果たせたんじゃないですか
ただ、自分としては、大して興味がある訳では無いので、まあまあという感想です
最後の逸話は知識として有難く観させてもらいましたけど、それだけです
気になったのは序盤
冒頭からの物語シーンの間が短すぎる
サクサク進みすぎる
玉梓が怨霊になるシーンが軽すぎる
物語のシーンだからこのままいくのかと思ったら最初だけでした
はしょりすぎです
少しくらい長くなってもいいので、ちゃんと作りましょう
驚いたのは船虫役の真飛聖
最初、誰だかわからなかったくらいのオドロオドロしいメイク
こっちが玉梓みたいでしたよ
元宝塚トップスターがやる役じゃないし、彼女である必要もない役
諸事情があるんだろうけど、自分を大切にして欲しい
長い
いざとなったら玉を出せ!
ガキンチョだった頃、クラスメートたちはみんなNHK人形劇『新八犬伝』を見るために急いで帰宅していた。私kossyは興味なかったので学校での話題について行けず、「玉を出せ」と言われて赤面していたものだった・・・(実)。とにかく時代劇に興味なかった少年時代、真剣に見てたのは『プリンプリン物語り』くらい。いや、『ひょっこりひょうたん島』も記憶にあるなぁ。
忠臣蔵とお岩さんが歌舞伎舞台でいきなり現われてビックリ。滝沢馬琴が鶴屋南北と「虚」と「実」について押し問答するシーンが絶品だった。葛飾北斎が忠臣蔵嫌い?絵も描いているのに?と疑問にも感じたが、もしかすると彼自身は殿様に忠義を尽くすことが嫌いだったのかな・・・(虚)。ひょっとすると、北斎の中では虚実の見極めがしっかり出来ていたのかも・・・(虚)
映画の構成自体は馬琴の実の世界と、八犬伝の虚の世界を融合させ、28年の月日を費やしたことで実は「実」だったという描き方をしていた。と、わけのわからないことを考えている自分が嫌になる。だから数学でも真偽の問題が苦手だったわけだ(実)。
八犬伝パートがつまらなかったので評価は下がってしまうが、ヒーローがいっぱい集まると名前すら覚えられないことが原因かもしれません。真田十勇士だって覚えられなかったし・・・とは言っても『アベンジャーズ』は大好き!(実)
「う〜ん いいねぇ〜🤣」ってね
「う〜ん いいねぇ〜🤣」って
八犬伝だから八回は言ったネ!
いんや〜百回越えの百八犬伝は
観てる間、言いやした
う〜ん いいねぇ〜🤣って
あら ちょっと褒め過ぎたわ(笑)
2002年、ボキの大大好きな松本大洋の傑作漫画「ピンポン」を見事に映画化したあとはTBSの社員だからかトント名前を聞かなくなった曽利文彦監督がこの作品で鮮烈に日本映画の最前線に返り咲いた?
と、思いまして調べてみたらばTVとアニメ系映画のVFX畑で国際的に大活躍してたらしいね
まぁともかく、この監督、持ってるね!
人を見つめて描くセンス🪭😜
馬琴と北斎の活躍してた江戸を描きながら今に通底する人情をジクジクせずカラッと描けてるところにキラメキ感じちゃった
還暦超えたので、もうVFX関係なしに.好きなものを自由に撮ってもらいたい
なーんて偉そうに思いましたぜ ガチョーン🤯
映画鑑賞で役者の演技は大事な見どころだと思うが
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