八犬伝のレビュー・感想・評価
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虚構パートの「南総里見八犬伝」の物語が面白かった。
八犬伝の内容をよく知らず、知ってるのはあちこちに飛び去った8個の玉を持つ剣士(犬士?)が戦うこと、タマズサが怨霊という悪霊が出てくることだけだった。
僕は今回の映画を、馬琴が八犬伝を完成させるまでの実話を元にした馬琴の伝記みたいな映画だと思っていた。
だけど、虚構パートの「南総里見八犬伝」の物語も織り込まれていて、僕はこの八犬伝の物語がすごく面白かった。超かけ足のあらすじだけの内容だけど、物語の発端から最後の伏線回収込みのハッピーエンド迄とても楽しかった。
八剣士の俳優は誰も知らない人だったが、土屋太凰さんと河合優実さんが重要な役どころだったのも良かった。
一番気に入ったのがタマズサが怨霊の栗山千明さん。
実話パートには寺島しのぶさんと黒木はるさんも出てて、こうみると女性陣が結構豪華である。
寺島しのぶさん演じる馬琴のこわい妻がいい味出してた。
鑑賞後に調べたら、北斎が36景を描いたのと、八犬伝が完結したのが70才過ぎであることに感動した。
江戸時代の平均寿命はたぶん40才台だろうから、かなり元気で精力的なおじ-ちゃんだ。
中途半端
虚パートをもっと見たい派にも、実パートをじっくり見たい派にも、中途半端な出来。
いろんな役者さんが出ているのに、もったいない。
虚パートの栗山千明がいい感じの悪者なのに、最後盛り上がらない。。。
せっかく怪演しているのだから、もっと見せ場を。
あと八犬士のメンバーのビジュアルが被りすぎ。
・犬飼と犬山のビジュアルが酷似。
・犬川と犬村もよ〜分からん
実パートは北斎とのやりとりが間延びしていたし、寺島しのぶがこういう役を演じるとほんとにただ性格のキツい悪妻になってしまうので、使い方間違ったのでは。
南北と馬琴の問答(口喧嘩レベル)は面白かったけど、
それが原因でしばらく書けなくなった、という馬琴の葛藤が画面に現れることはないし。
その他、創作自体はスラスラ進んでいるので、スランプになった訳でもなさそう。
また晩年は目が見えないのに虚勢を張ることもないので、馬琴の苦悩がいまいち伝わってこない。
歌舞伎勢が総出演とか、松竹がやってもよさそうなのに
木下グループ制作、配給キノフィルムズの時点で、この企画に大手は乗らなかったという証左…?
VFXも今ひとつだし、ドラマも今ひとつだし、役者の無駄遣いに思えた。
人が前を向いて生きる為に
滝沢馬琴の物語
私もジュサブローさんの人形劇を楽しんで視た世代だ。八犬伝と聞くだけで、コレは観なくてはと、待ってましたとばかりに映画館へ。
でも、コレは滝沢馬琴の映画だった。
八犬伝のお話よりも役所さんや内野さん、寺島さん、黒木華さん、磯村さん、そして談春さんに気持ちが持って行かれた。馬琴も北斎も本当にこんなに普通のお爺さんだったのかと思いつつも、奇天烈ではないその姿を役所さんと内野さんが良い塩梅で演じられていて、逆に心をうたれた。寺島さんの女の業だったり華さんの強さだったりも良かった。息子役の磯村勇斗さんや八犬伝の方の塩野瑛久さんも、このところ様々なタイプの役を演じておられて、これからも観て行きたい俳優だ。
しかし八犬伝のお話に、もう少しワクワクしたかった。あまりにも簡単に8人が揃っちゃってビックリした。
間違いなく面白かった。 だが ⑧人が多すぎて 識別不能
この有料パンフ🈶 歴史を知る的に【@1,200は高い】けど 相応の価値がある
ただ 『俳優のコメント』が多いのね 『そこじゃ無いだろ❗️』と思いました。
歴史的背景的には面白い🈶有料パンフ。資料も満載
八犬伝 って 1980年台の 薬師丸ひろ子さんですね。あと真田さん お二方ともバリバリ健在で何より。
人形劇とか漫画は一切知りません。
まあ 確かに ゴレンジャー以降集団ヒーロー🦸への影響力は計り知れないですね,まさに元祖。
本屋さんすら ほぼほぼ日本の大部分占める農村には無かった江戸時代 ただ 貸本の配達屋さんはいたかも
このような 物語を創作した 曲亭 滝沢馬琴さんは素晴らしい👍です。
有料パンフからの引用 滝沢馬琴さん 1767〜1848 南総里見八犬伝に晩年の28年 途中73歳で両目失明
3年間失明状態で 八犬伝完結1842 106冊
⭕️黒木華さんの役が素晴らしい👍 マジ 泣きのポイントあった。心を打った 是非劇場で確認してください❗️
葛飾北斎さん 1760〜1849
役所広司さんの曲亭馬琴は年相応
だけど 内野聖陽さんの 葛飾北斎さんは チト若め
あっ❗️関係ないけど ホームページの動画 東大王が出てるのは なんだかなぁ だったけど
あの 熱い男 藤岡弘さんがコメントしてるのはなぜ❓と思ったら
息子さんが 八犬士の一人演じてた❗️
曲亭馬琴さんの生き様【実 パート】
創作した八犬伝の世界VFX 【虚パート】バランスが良く飽きさせない
ただ,たまに傷 なのが ゴレンジャーのように 色分け 個性【リーダー🟥 センス人気🟦 女性の『真の強さ』🩷
未熟🟢 カレー🍛怪力🟡】が出ていない 識別がイマイチ短時間の映画では厳しい😰
ストーリーはわかったが 8人がごちゃごちゃが マジ玉に瑕。
でも 飽きなくて面白かった それは相違ない
河合優実 さんが こう言う時代劇初 らしくて 初々しい。
個人的には 渡辺崋山【大貫勇輔さん】が登場するのと 栗山千明さんが良かった。劇場で確認して❗️
玉の 数珠的な 『悌』が難読漢字 仁 智 信 義 とかは意味もわかったけど
あっ 詳しい内容は触れてないので 是非 映画館で確認してください❗️パンフもよろしく❗️
娯楽作品ですが 歴史興味ない人には少しだけハードル。だけど 誰でもわかりますよ。
悪人がのさばる世の中だが‼️❓正義を貫きたいものだ‼️❓
特撮映画史に残る大作
我が人生をかけて創(か)く
『里見八犬伝』は1983年の角川製作作品は見た事あるのだが…、
今となっちゃあほとんど話は覚えておらず。ましてや誰かに説明なども出来やせず。漠然と妖術とアクションとロマンスの時代劇ファンタジーだったような…くらい。
現代技術を駆使して新たに映画化。これはちょうどいい…と思っていたら、一捻り。
『里見八犬伝』の物語=“虚”のパートと、作者である滝沢馬琴がいかにして『里見八犬伝』を書き上げたか=“実”のパートが交錯して展開。
大胆な構成で描かれる、“シン・里見八犬伝”であり、名作誕生秘話。
名作誕生秘話に著作が挿入されるのはそう物珍しくはないが、こうも堂々と双方を打ち出して描くのはそうそうない。大抵、どちらかに比重が置かれる。
ならば、一本で二本分の…と言いたい所だが、ちょっと惜しい気がした。『里見八犬伝』はダイジェスト的であり、馬琴のドラマもぶつ切りエピソードを並べ立てたようにも…。
“虚”と“実”が巧みに入れ替わるが、人によってはそれが物語やテンポを鈍らせたかもしれないし、純粋にVFXエンターテイメントを楽しみたかった、馬琴の創作のドラマをじっくり見たかった…という声もあるかもしれない。
でも、私のように『里見八犬伝』をほぼ忘れてしまったり、創作秘話に少なからず興味ある者としては、やはり贅沢な2時間半なのである。
見る前は2時間半は身構えるが、終わってみれば意外とあっという間の感。まんまとこの“虚”と“実”の物語に引き込まれてしまった訳か。
監督・曽利文彦にとっても『ピンポン』以来の上々作。
“虚”のエンターテイメントと“実”のドラマなので、それぞれの感想を語っていこうかなと。
まず、“虚”。『里見八犬伝』。
見ていく内に話を思い出した。呪いをかけられた里見家。呪いからの解放を願い、息絶えた姫君縁の八つの珠を持つ八人の士が導かれるようにして集い、邪悪な存在と闘う…。
演劇・映画化・ドラマ化は数知れず。『指輪物語』が洋ファンタジーの原点なら『里見八犬伝』は和ファンタジーの原点。
1983年版はたっぷりの製作費と当時の特殊技術を駆使して描いた娯楽活劇だった事を記憶している。さすがに今回は全編『里見八犬伝』ではないのでちとスケールなど物足りなさはある。
しかし、現代VFX技術を駆使したケレン味たっぷりの世界観。若いキャストも多く、何だか映画というより2.5次元舞台のよう。最近『推しの子』を見たばかりなのでそれはそれで楽しませて貰った。
若いキャストの中には名も知れた注目株もいるが、ちと実力不足も…。今年最大のブレイク・河合優実も勿体ない。栗山千明は怪演。
先述の通りダイジェスト的だが、サクッと『里見八犬伝』を知るには充分。確かにこんな感じで1983年版のように長尺で見てみたかった気も…。
“虚”も悪くなかったが、個人的に“実”の方が好みだったかな。
ラストでも説明あるが、執筆期間は28年…! 全98巻。48歳の時に書き始め、人生の後半を費やしたほど。まさにライフワーク。
創造した『里見八犬伝』を話聞かせる。相手は、葛飾北斎。
知ってる人もいるのだろうが、馬琴と北斎が親交あったとは、私ゃ知らなかった。
馬琴が話を聞かせ、北斎が挿し絵を描く。それを糧に馬琴はまた物語を創造していく。だけど北斎はせっかく描いた挿し絵をすぐ丸め捨ててしまうんだけど…。
そんな二人のやり取りをユーモラスにも。馬琴のうるさ妻曰く、ジジイ二人で何やってんだか。
ものを書く/描く者同士、才能を認め合っている。あんな石頭からどうしてこんな奇想天外な物語が創られるのか、あんな偏屈からどうして躍動感たっぷりの画が描けるのか。
馬琴と北斎は北斎の方が年上なので、馬琴=役所広司、北斎=内野聖陽の配役はちと違和感あるが、そこは演技力でカバー。不思議としっくり来る。
実パートは豪華演技派揃いで、その点は虚パートと比較にならないほど。磯村勇斗や黒木華も好助演で見せ場あり。寺島しのぶはオーバー気味だったかな…?
創作秘話には苦悩が付き物だが、馬琴のそれはちょっと違う。物語の創造に於いて壁にぶち当たる事はなく、想像力は無限。馬琴と関わる人間関係や馬琴の身体のある部分が馬琴を苦しめる…。
馬琴はある時北斎に連れられ、芝居を観に行く。
一見『忠臣蔵』。そこに怪談話が絡む。深作欣二監督作でも知られる『忠臣蔵外伝 四谷怪談』。
馬琴は作者・鶴屋南北の独創性は評価するが、ある疑問が。何故、“実(忠臣蔵)”に“虚(四谷怪談)”を…?
南北にとっては『四谷怪談』こそ“実”で『忠臣蔵』こそ“虚”。『四谷怪談』に恐怖を感じたならそれはもう“虚”ではなく“実”。
馬琴は『里見八犬伝』で勧善懲悪を描くが、南北はこの世は必ずしも正義が勝つ訳ではない。
馬琴と南北の問答の凄みと、立川談春の存在感。
『里見八犬伝』を勧善懲悪の“虚”として描く馬琴にとってはカルチャーショック。
妻・お百は物書きの夫を理解出来ない。口を開けば悪態悪態悪態…。息子・宗伯は父を尊敬しているが、馬琴は厳しく向き合ってくれない。それでも父の執筆を手伝う宗伯だったが、身体が弱く、やがて…。
良き息子に恵まれ、孫にも恵まれるが、真に家族として幸せだったのか…? もっと家族と…。
息子が亡くなり、妻も亡くなり、それでも書き続ける馬琴。長い歳月をかけて『里見八犬伝』も終盤に差し掛かった時、馬琴に病魔が…。失明。
これは物書きにとっては致命的。見えない=紙に文字を書けないも同じ。
物語の創造が出来ないのも苦だが、書きたいものがあるのに書けないのも苦。その歯痒さ、もどかしさ。
そんな時助力を申し出たのが、息子の妻であったお路。
読み書き出来なかったお路が馬琴に一文字一文字教えを乞い、叱責受けながらも、完成させる。知らなかったが、これも実話。
ラストシーン。『里見八犬伝』を書き上げ、力尽き果てたように命絶えた馬琴の元に現れたのは…。
昨今、原作者問題が何かと物議になるが、作者にとって生み出した作品やキャラは我が子。作品やキャラにとって作者は生みの親。
和ファンタジーの原点。
善と悪が入り乱れる世界で貫いた勧善懲悪の信念。
様々な人間関係、苦楽の果てに。
我が人生をかけて創(か)く。
“虚”は“実”となる。
「虚構」の世界だけでなく「現実」の世界にもハッピーエンドは訪れる
「八犬伝」の物語と、それを創作した滝沢馬琴の物語を同時に楽しむことができて、少し得をした気分が味わえる。
ただ、「八犬伝」の方は、その面白さを満喫するには、さすがに「尺」が短かすぎて、例えば、せっかくの八犬士のキャラクターが充分に活かされていないなど、どうしても物足りなさを感じてしまう。VFXやアクションの見せ場も多いのだが、やはり、ダイジェスト版のような中途半端さが気になって、今一つ没入することができなかった。
その一方で、「八犬伝」の創作活動の方は、気難しくて人付き合いの悪い滝沢馬琴と、自由闊達な葛飾北斎という2人のキャラクターの対比が面白いし、馬琴に文句を言い続けた妻と、馬琴を支え続けた息子とその妻との関係性が、馬琴の人生を上手く浮かび上がらせていると思う。
馬琴と北斎の創作に対する姿勢の違いも興味深いが、本作の最大の山場の一つは、歌舞伎小屋の奈落で、馬琴と鶴屋南北が、「虚構」と「現実」に対する考え方について火花を散らす場面だろう。
悪がはびこり、正直者が馬鹿を見る「現実」だからこそ、勧善懲悪の「虚構」を創り出すことにこだわる馬琴と、正義が報われないという「現実」を直視し、それをありのままに描こうとする南北の姿勢は、どちらが正しくてどちらが間違っているという類のものではなく、いつの時代にも共通する創作のスタイルであるに違いない。
おそらく、重要なのは、その姿勢をブレずに貫くというで、馬琴が、28年という歳月を費やして、勧善懲悪の姿勢を貫いた「八犬伝」の価値は、そういうところにもあるのだろう。
そして、八犬士が玉梓の怨霊を滅ぼし、盲目になった馬琴が、義理の娘の力を借りて「八犬伝」を完結させたという二重のハッピーエンドからは、「虚構」の世界だけでなく、「現実」の世界でも「善人は報われる」ということを実感することができ、思わず胸が熱くなってしまった。
俳優の贅沢遣いというか無駄遣いというか…
八犬伝を執筆する馬琴の【実】
そして物語としての八犬伝【虚】
だけでなく
自分、人生、見えてるもの、捉え方、考え方
それら全て、何が【実】で何が【虚】であるか?
色即是空、空即是色なテーマなんですが
馬琴が虚と実を考えるに至る言葉を言う人物が、そんなに話の中軸には関係ない人物だったりで、性格が真逆の北斎との、長年の付き合いから導き出されるものじゃないのが残念
150分の長尺に落とし込んだのは編集など大変だったと思う。この映画を見た方のほとんどが、虚の八犬伝パートだけひとつの映画として見たいと思ってしまうのではないか?
もちろん実パートのほうも、もっとじっくりみたい。大河ドラマ一年やれば、馬琴の生涯も八犬伝もしっかり描けるだろうし、してほしい(笑)
役所広司さんの馬琴、内野聖陽さんの北斎
これは贅沢すぎ
八犬士のほうも渡邊圭祐、板垣李光人、水上恒司…
若手の良い俳優たちばかり
ただ藤岡真威人は無駄使いすぎないか?
最後に合流する新兵衛で見せ場が少ない❗
伏姫の土屋太鳳、お路の黒木華といい
出番は多くない
俳優の贅沢づかい…無駄遣い…
やっぱり二本の映画で見たかったなぁ
2つの話
フィクション作家・滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について話してみた。8つの珠を持つ八犬士が集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになった。八犬伝の連載は馬琴のライフワークとなるが、クライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力はほぼ失われてしまった。息子に先立たれたが、物語を完成させようとする馬琴に、息子の妻・お路から、自分に口述筆記をさせて欲しいと言ってきた。そして、遂に28年の歳月をかけて無事完成した、という話。
滝沢馬琴と葛飾北斎の話、八犬伝の話、2つの話が楽しめる、お得な感じだった。
馬琴と北斎の話には役所広司、内野聖陽、磯村勇斗、黒木華、寺島しのぶなど、名俳優が居て見応えあった。
八犬伝の話には、土屋太鳳、河合優実、板垣李光人などが出てくるが、特撮使ってちょっと戦隊モノ作品の様な出来だったかな。
八犬伝を知らなくても楽しめます。
つまらん物語をつまらん爺ィが書きました、以上、って何じゃこりゃ。
1本で2本分美味しい😋
滝沢馬琴が「八犬伝」を紡いでいくストーリーと
八犬伝自体のストーリーの2軸で展開していきますので、1本で2本分美味しい映画だなと思いました。
とはいえ、149分という割と大きなボリュームなので、ちょっと長いなぁ感は否めませんでした。
八犬伝はTHE 和風SFエンターテインメントなので、これはこれで楽しいですね。
栗山千明の悪役っぷりが堂に入っていて良かったですし、板垣李光人の女装にドキッとしましたし(笑)
河合優実の最近の役柄っぽくない姫役もよかったです。
小木茂光の里見の殿は終始アホっぽかったですね。おまえの優柔不断といい加減な発言が元凶だろ!?と
心の中でツッコミを入れながら観ていました。
一方の滝沢馬琴編の方が私としては圧倒的に面白かったです。
葛飾北斎(内野聖陽)とのかけあいや、お百(寺島しのぶ)の罵声、か弱い感じの宗伯(磯村勇斗)、
そして八犬伝を完結まで仕上げる支えとなった、宗伯の妻、お路(黒木華)。
俳優陣の演技が素晴らしすぎて至福の時間でした。
私としては八犬伝ストーリーをもうちょっとコンパクトにしても良かったのかなと。さすがに149分は長いので。
とはいえ、ビジュアルはなかなか良かったです。
特に瓦と一緒に八犬士の2人が川に落ちていくシーンは圧巻でしたね。
この場面は予告で見ていて楽しみにしていたので、期待通りでした。
28年の年月をかけて八犬伝を完結させた滝沢馬琴に敬意を表したいと思います。
この俳優陣の演技を観るだけでも価値がある作品です。
馬琴と北斎の八犬伝
八犬伝とは、なんとなく知れた
ただ一つ気にいらない事
滝沢馬琴と葛飾北斎の交流を描いた現実の世界と「八犬伝」の物語の世界が交互に出てきますが、これがなかなか良かったと思います。「八犬伝」の方はもちろんあらすじ止まりなのですが、それでも思ったよりもちゃんと描けてたと思います。
ただ気に入らない点が一つ。劇中の馬琴の台詞でも出てきますが、北斎のほうが馬琴よりも7歳も年上なんですね。演じている役所広司(馬琴)と内野聖陽(北斎)は役所のほうが
13歳も上。北斎を演じる役者をせめて役所と同じくらいの年齢にしてほしかったな。
「どうする家康」でもめちゃ綺麗だった板垣李光人クン。「八犬伝」では犬坂毛野を演じています。薬師丸ひろ子の「里見八犬伝」では志穂美悦子が演じてた役ですが、「家康」のときよりもより綺麗でした(爆)土屋太鳳や河合優実、黒木華より綺麗なのはダメ!(笑)
立川談春演じる鶴屋南北と滝沢馬琴の奈落での「戯作者」としての問答は一番の見所かも。
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