「新聞連載時から」八犬伝 トミーさんの映画レビュー(感想・評価)
新聞連載時から
思い入れのある作品だったので、少し不安でしたがほぼほぼ原作通りでほっとしました。渡辺崋山の下りが出たのはちょっと驚き、鶴屋南北との対話が前半のハイライトだと感じた。
虚パートは切り貼りだったのは仕方ないか・・八人の花嫁たちは出してほしかった、浜路だけじゃ寂しい。
最後、虚実が融け合ったような表現も悪くなかったし、何と言っても主役二人の存在感が抜群でした。
いくつかの場面で「絵にならん」と言ってた北斎が、最後に、
お路と馬琴が向かい合って創作している姿ををみて、
「これは絵になる」と言っていたのも印象的でした。
トミーさん、共感・コメントありがとうございました。なるほどあくまで描かれているのは腹案であって、それに北斎の挿絵が入り厚みが出ると解釈すると納得です!
トミーさん、共感・コメントありがとうございます。
この映画は、滝沢馬琴が「南総里見八犬伝」を書きながら、虚と実について問い続けたこと(鶴屋南北との会話に象徴されますが)と、映像で虚と実を交互に見せるという構造が重ねられているという、なかなか深いものを感じました。
コメントありがとうございます。
渡辺崋山が若すぎる。美術関係に籍があるので一言。馬琴の息子が亡くなって、その肖像を描いたのは、確か41~2歳。あんな爽やかな若者じゃない。江戸時代の40すぎは、かなりのジジイだと思う。
今晩は
今作、若干の隔靴掻痒感を感じながらも、面白く鑑賞しました。心配なのは、初めて八犬伝を見る方が、どこまで理解出来るかなあ(虚のパート)という事でしたね。では。
こちらへのコメントをいただきありがとうございます。
本当ににっくき「尺」です。漢字が分からないお路。相手はあえてその漢字をあてるという馬琴。じれったくて堪らずあきらめると立ち上がった馬琴を懸命に止めるお路が良かったです! 八犬伝パートは「60分じゃ無理」と思っていましたが、若い方達が頑張ってくれたと思います。これを機会に原作を、できれば『南総里見八犬伝』を読んでくださる人が増えればと願っています。
トミーさんのコメントでハッとしました。
江戸時代の庶民のしたたかさを現代の庶民である我々も見習わなければいけないですね。
格差だ、不公平だと嘆く前に、出来る範囲でお上を揶揄しつつも楽しんでしまう。
そういう意味での連帯感が欲しいけど、庶民同士で炎上攻撃し合ってるみたいなのが、なんだか淋しい…🥲