劇場公開日 2024年5月24日

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「日韓ともに文化は似るので見やすいし共感も得やすい」母とわたしの3日間 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日韓ともに文化は似るので見やすいし共感も得やすい

2024年6月9日
PCから投稿

今年211本目(合計1,303本目/今月(2024年6月度)11本目)。
(前の作品 「ナイトスイム」→この作品「母とわたしの3日間」→次の作品「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」)

 本編等からもわかる通り、ちょっと序盤の展開が「やや突飛かな」と思える展開はまぁ確かに否めません。ただ、他界した母親(なり父親なり)がこういう展開にもっていくためにはやや強引な展開があるとしてもこうしなければなり立たないので、そこは目をつぶったところです。

 そのように「お化け」になった母親は案じる妹の料理店(映画内では韓定食とかでしたっけ?とにかく、いわゆる日本でもある「定食屋さん」)を案じるところですが、日韓ともに食文化は違うところはあっても似るところも多いし、母親を大切にする、あるいは家族愛等の観点は似ている部分もあるので、共感は得やすいといったところです。

 この映画は日本では私が見たときは高齢者女性の方が多かったイメージですが、韓国でも同様でやはり「視聴者層が偏る」現象があるようです。ただそれは日本から見ても予告などからみれば推知できるもので、逆に言えば別に若者や20台の方(この映画でいう「娘さん」の年齢層)の方が見ても「親の大切さ」という観点があることはわかるでしょうし、結果的に偏るところはあっても誰が見ても満足度はあるものと思います。

 採点上特に気になった点まで見出せなかったのでフルスコアにしています。

yukispica