「終盤がくどい」イマジナリー 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
終盤がくどい
104分の映画なのに終盤は、グダグダの展開
想像力というより、嘘言に嘘言を重ねて行く展開は正直言って
早く終わらないかと思った。
絵本作家のジェシカは、夫の連子二人の姉妹を連れて、
幼児期を過ごした生まれた家に引っ越してきた。
悪夢に悩まされたジェシカは夫の助言で環境を変えたのだ。
姉妹の妹のアリスは、地下室で古いテディベアを見つけて気に入り、
「チョンシー」と名付けて可愛がる。
しかし次第に「チョンシー」との遊び方が異常なものになって行く。
題名は「イマジナリー」
子供の想像力が作った世界が、子供をその虚構の世界から返さなくなり、
虚構の世界に閉じ込められてしまう・・・と言ったホラーなのですが、
何をやりたいのか?丸で分からない。
ジェシカの子供時代に遡り、父親の精神病も、ジェシカを魔界から
取り戻す為に、父親が身を挺して守り、その結果として精神病になった・・
のだとか、今更何を言い出すのやら?
ジェシカの子供時代から、その家は魔界との境界にあって、
アリスがテディベアに取り憑かれたことで、ジェシカも姉娘のテイラーも
妹娘のアリスも魔界に閉じ込められて、現生に帰れなくなって、
大騒動で境界で戦ったりする《冒険ファンタジー》になったりで、
ホラーでもあり、ファンタジーでもあり、
何か大きなチカラが働くのだが、その魔物の正体は曖昧だし、
時空の歪みなのか?
まったくごちゃごちゃで整理が出来ていない。
もっと単純に《アリスが熊さんと、ちょっとした冒険で、
異次元に行ってしまったのを、継母と姉が見つけて助けに行く》
そんな単純な冒険ファンタジーでいいのではないのか?
前半のスローペースに比べて、終盤の大立ち回り的ホラーに
しつこいなぁし現実味がないハリボテ感が半端なかったです。
終盤確かにしつこいです!この映画、睡魔が襲ってきてその睡魔との戦いで大変やったのは覚えてます!観たのに覚えてるのは寝そうになったことくらいという鶏並の私の記憶力です🐓