「意外と奥行きがあるホラー」イマジナリー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と奥行きがあるホラー
アナベル系の人形ホラーを想像していたが、もっと奥行きがある作品。
テディ・ベアもいわき付きと言われると、目も不気味に見えてくるから不思議。そんな人間の心理をついてジワジワと恐怖を感じる仕掛けになっている。お約束の脅かし演出もいいタイミングでやってくる。
15歳のテイラーをあわよくばと思う近所のカッコつけ兄ちゃん。ドラッグやアルコールをテイラーに勧めるなど、チョンシーベアの餌食になってくださいと言わんばかりの行動で、見ているこっちの期待が高まる。
実母から虐待を受けて心身ともに傷があるアリス。姉妹の義理の母になったジェシカにも腕に傷があり、ジェシカも何らかのトラウマを抱えていることが想像できる。
ホラー映画なので、テンポよく進まないと観客も飽きてしまう。なので、近所のヤバイ婆さんを登場させて、ジェシカの過去を思い出させたり、家族をピンチに落とす役をこのババアが担う。
バックストーリーがしっかりしていて、オチも二段構えで、なかなか楽しめる一作でございます。
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seiyoさんのコメント
2024年11月10日
共感コメントありがとうございます☺
あのバカ兄ちゃん、
けっこう気になって少し調べました。
あまり詳しくわからなかったけど、出身がハワイで、サトウがつく名前だから、日系かもしれないですね