国宝のレビュー・感想・評価
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みちみちの濃厚さ
日曜日にイオンシネマで
GGとドコモポイントで800円
前から観たかったのだが
時間がなかなか合わず8月ギリギリ
公開から2か月以上経っているが
結構な入り具合で両隣埋まっていた
こんな映画館はコロナ前に観た
ワンスアポンナタイム以来だ
で3時間 みちみちの濃厚さ
退屈は全くしなかったが
片時もあそびがなくて疲れた
俳優陣も贅沢 ナベケンさすが
吉沢も若いのに落ち着いたもの
オラとしてはもっとユーモアが欲しいのだ
マイナスポイントはそこだけ
上下巻ある小説が原作で
何とか3時間にまとめるというのが
制作側との合意だったみたいなことを
監督がラジオのインタビューで語っていた
なるほど所々説明が足りないような
・親父の敵討ちの顛末
・横浜と高畑の関係
・森七菜のエピソード
撮っていてカットされたのかも
前後編が必要な分量だ
ディレクターズカットとか
ヤクザの親父を亡くした息子が
歌舞伎の女形として生きるとの設定
主人公キャラは想像とちがった
女形ということで
勝手に気弱な性格と想像していた
なるほどこの設定の方がありだ
ただいくら何でも詰め込み過ぎ
ナベケンのラストちとやり過ぎ
帰りに本屋で文庫版を立ち読み
ですます調の独特の文体だった
これ読むのも骨が折れそうだなぁ
いろんな人のレビュー楽しみ
心配していた尿意は
水分をコントロールして乗り切った
この夏観たかった映画コンプリート…嬉し
歌舞伎へのリスペクトが伝わる
歌舞伎については知識がないが興味はある程度。
普段、邦画を映画館で鑑賞することはほぼ無し。
それを踏まえた上での感想。
主演のお二人の演技を観るのは初めてでした。吉沢亮さんには演技力、横浜流星さんには役作りに驚かされました。話(年数)が進むにつれ横浜流星さんが歳を重ねていく一方、吉沢亮さんは最後まで若さが溢れ出ていて、舞台が数年後に飛ぶ度に横浜流星さんとの差が気になってしまいました。
事前情報は評価が高いということ以外はあらすじなども知らないようにし鑑賞に挑みましたが、白虎襲名辺りから駆け足感というか端折ってる感を感じ始め、「もしや、オリジナルストーリーじゃなくて、実話を元にしてるか原作がある感じか?」と感じてしまい「この流れは入れないとだけど詳しくやれる程の尺はない」んだろうなと感じてしまいました。
序盤はさすが高評価なだけあるといった感じで
万菊さんの演じる鷺娘、あのシーンはきっと皆さん客席で観ていた幼少期の2人と同じ感覚になったと思います。これが役者なのかと心が震えました。喜久雄の演じる曽根崎心中もです。魂を感じました。
トータル、映像・音楽等々この作品を作り上げた皆さんの熱意が伝わる作品でした。
これを機に原作、歌舞伎、どちらとも観たいと思います!
原作に対して物語の粗さを補って余りある、圧巻の映像体験
3時間近い長尺でありながら、それを感じさせない没入感があったことは間違いない。
主演の吉沢亮をはじめとする俳優陣の演技、特に歌舞伎の立ち振る舞いや舞踊の場面には息をのむ。歌舞伎を全く知らなくても問題なく楽しめ、美術や衣装への強いこだわりも感じられた。作品としての映像的なクオリティは非常に高く、VOD等で済ませるよりは映画館で見ることを推奨したい。
一方で、物語の脚本には惜しい点も見受けられた。
物語の展開が、登場人物の死によって大きく動いていくが、特に俊介の最期は、原作での病による芸への執念と悲劇的な結末から、舞台上で刺される演技の直後に命を落とすという、衝撃を優先した改変に感じられた。
父親の死に方自体は原作と同じだが、その後の葛藤や、父を殺した相手との因縁が描かれない上、彼の人生を決定づけたはずの「見たかった景色」との関連性が一度も表現されていない。これでは、彼の芸の糧になったというより、ただの刺激的な見世物に見えてしまう。
最も気になったのは、主人公である喜久雄の内面描写が少ない点だ。
彼が何を考え、何に苦悩しているのかが見えず、ただ流されていった結果として頂点に上り詰めたようにしか感じられない。徳次の早期退場により難しくなったのかもしれないが、藤駒や娘との関係など、彼の人間性を深く掘り下げられたであろう部分が希薄に描かれている。女性陣のキャラクターも、別格の寺島しのぶを除けば個性が感じられない。これは女優陣の演技力ではなく、原作からの改変によってキャラクターの深みが失われ、物語上どうでも良い存在になってしまっているからだろう。
あれだけ内面を描いてこなかったのだから、喜久雄の最期こそ、原作通りに終わらせるべきだったのではないか。彼の芸に対する狂気が失われ、綺麗に終わりすぎていたので余韻が少ない。
それでも、これだけの不満点を挙げてもなお評価は☆4だ。もし上映時間が4〜5時間もあれば、原作の持つ深みを描き切れて☆5になったのかもしれないが、それは現実的ではないだろう。
うーむ
評判が良いので見てみたのだが、歌舞伎を楽しめる感性がなく、歌舞伎シーンが長くて疲れてしまった。
あの尺で歌舞伎シーンを見せるのであれば本職の歌舞伎役者にやってもらう方が説得力があるのでは?
映画の中の歌舞伎の演技が良いのかどうかは私にはわかりませんが何年も修練を積むのが歌舞伎の動きであると映画の中で伝えているように思うので。
さらば我が愛 覇王別姫にとても似ているストーリーとも思いました。(別にパクリとかそういう悪い意味では全くなく、単純に構造が似てると思っただけです)
冒頭の長崎のパートは建物の雰囲気とか含めてすごく好きです。
白虎の名を襲名したのは?
とても良かった。もっと事前情報入れておくべきだったと後悔。役名と歌舞伎としての名前と俳優女性見分けがつかなくてわけわかんなくなった。
喜久雄が見たかった景色が最後の舞台終了後に見れたのがぞわっとした。ところどころで見えてたから、最後にそこに行けると決まってたみたいで。(あとでその景色は死んだときみる景色、喜久雄は舞台で死んだ。という考察を読んで驚いた。)喜久雄の少年時代役の子がめちゃくちゃかわいい。
ネタバレとしては最終的に喜久雄は人間国宝になった。血に勝った。
芸子との隠し子は春江と藤駒の見分けがつかず混乱。てか春江は喜久雄の彼女だったのに俊介と家出しちゃうし…
渡辺謙が舞台で倒れたとき、死に際に呼ぶのはずっとそばにいた喜久雄ではなく息子の名前だったことに泣けた。
喜久雄は自分が「あんなの化け物だ」て言ってた舞台を踊るところまでたどり着いたんだよね
感動。
もう一回みたい。
原作も読みたい。
一緒に見た人と感想を言い合う中で、お互い役名もうろ覚えなのに白虎を襲名したのが誰か揉めて大変不快になった。
映画はやはり1人で見たい。そして見てすぐに感想を書きたい。
私は渡辺謙が白虎を襲名しようとしてる舞台で血を吐いて倒れたから、俊介が白虎になったと思っていた。でも一緒に見た人は人間国宝になった喜久雄が白虎だと言い張り、まじでムカついた。半半コンビって言ってたから名前覚えてないけど、俊介は「白虎」ではない。みたいな。
帰宅後調べまくって
花井半二郎(渡辺謙)四代目「花井白虎」
立花喜久雄(吉沢亮)花井東一郎 三代目「花井半二郎」
大垣俊介(横浜流星)花井半弥 五代目「花井白虎」
大垣一豊(俊介の息子) 二代目「花井半弥」
半半コンビのときは半弥
ですよね??
9月12日2回目鑑賞後の感想
本当はもっとふたりとも心の中は汚いというかドロドロしてたんじゃないかと思う。喜久雄は渡辺謙の代役をもらったとき“勝った!”と思っただろうし、俊介は“なんで俺じゃないんだ?”と憎んだ。俊介は逃げて、喜久雄が半二郎を襲名するときは喜久雄はやはり“勝った”と思っただろうし、戻ってきた俊介を憎く思っただろう。てか俊介を呼び戻したのって喜久雄なのかな?俊介ってなんで戻ってきたの?父親の訃報聞いて…って感じでもないよね?2年後だし。渡辺謙って舞台で倒れてすぐなくなったんだよね?喜久雄は突然帰ってきて、脚光を浴びる俊介をずるいと思っただろうし。結局血かよ。なったでしょ。どちらも“「〜〜」て怒れば面白いんだろうな。”シーンがあるけど「〜〜」先の言葉が本音。俊介なんて最初に部屋にきたときから喜久雄のことうざいと思う。同級生で仲良く一緒に稽古とか、綺麗すぎる。
俊介が糖尿病で足切るってなっとき、喜久雄はよっしゃまた、自分のターンきたと思っただろう。本気で俊介のこと悲しめる?歌舞伎に命かけてきなら、すべてを蹴落としたいでしょ?
娘(あやの)に芸を認められてよかった。
父親が死んだ雪が舞う景色が綺麗でそれをずっと追ってたの?
演目の解説をYouTubeで見てからだったからより楽しめた。心中の話の意味とか。全部の演目が2回あった?
1回目感想のときに書いた白虎襲名の話。
一豊が白虎を襲名するタイミングで半二郎(喜久雄)が人間国宝になってた。
俊介はずっと花井半弥
で正解かな??
隙間の削り方が秀逸
3時間とは思えないテンポの良さ。それでいて一つ一つが見せ場のあるシーンばかり。
歌舞伎といえば、今となっては間延びした印象をうけるが、見せ場だけを丁寧に裏も含めて見せ場にして、音楽も上からかけて、照明も歌舞伎では見ないようなライティング。
藤娘は女形が一番ピュアに輝くもの。
道成寺ものはバリエーション色々だけど、歌舞伎界の女形の花形演目。女形が出のほとんどをしめるもので、ふたりや三人で並べて見せるのはよっぽど並び立つ役者がいる時のみ。他の家とコラボ的にすることも。
曽根崎心中は、人が亡くなる最も有名な心中物。足と壊死がリンクするところがすごい。
説明ないところ、隙間の語られない思いや出来事は原作にあるけど、それを想像させつつ削ることで、テンポの良さのため、ドロドロ禍根を残しすぎないドライな展開に仕立てるのに成功してたと思います。一生許せないレベルの出来事がドンドコ起こりつつ、ゆるっと全部飲み込んで許しながら進むのもまた、現実らしくていいかなとか、想像の深みを持たせるにも良いかと。
語りすぎず目線や距離感、間のとり方で察せるように作られてるのが良いでした。一緒に一つ一つ感情を飲み込む作業を展開に合わせてするのは心が辛かったです。
答え合わせは原作ですが。映画だけでも充分刺さりました。
反対の足を舞台で見たあの時の感情は、今でも整理できてないです。
襲名披露での「幕しめんといて」が、誰だったかのエピソードで聞いた気がします。長男以外の扱いや、ヤクザに挨拶や、梨園のお金ないエピも、全部見たり聞いたりしたことがあるので、当たり前ですがよっぽど調べられてると思います。
芸の力だけで全てを良かったことに持っていく。それしか救いがない。というきくおの想いもわかるし、そもそも願掛けした時点で本人もそれくらいの覚悟ではあったのだと思う。
とにかく、顔アップでも美しいイケメン二人で良かったなと思いました。歌舞伎はアップで顔見ることないからおじいちゃんでもキレイに見えるのがいいところだけど、映像ではそうもいかないものね。
見れて良かったけど、もう一回は辛すぎてもういいかなあ。数日メンタルを戻すのに時間がかかりそうです。
長かったけど日本文化⁉️
役者の方々の演技は素晴らしいものでした。
特に主役お二人の演技が後半心情を吐露する場面で、
役になりきっての言葉に感じました。
俳優誰々ではなく、半ニ郎と半弥が話していました。
歌舞伎のシーンですがお二人とも撮影までに
一年半特訓されたようです。
歌舞伎のことは分かりませんので、
場面に違和感なくしておられたぐらいしか。
特訓であっても一年半という短期間ですので、
評価するなんて本業の方々に対して失礼かな、
というかできないです。
半二郎が半弥の息子に稽古をつけ
終わりに挨拶する時、
吉沢亮さんが正座して手をつきお辞儀する姿が
とても美しく印象に残りました。
半二郎と半弥という役柄はさておき、
横浜流星さん、なんか大変な役柄というか、
あまり幸せになりにくい役柄が多いようにお見受けします。力量がある故にできることだとは思いますが。
吉沢亮さんは最近、コーダ役のを観ました。
(ちょうど今見ていて手話で母と会話しています。
手話、難しいです。これも練習の成果かと)
演技力のある方とは思っていましたが、
本作で遺憾なく発揮されていたように見えました。
子役時代の俳優さんもお二人にどことなく似ている方を
よく見つけて来られたな、と思っていました。
やはり男の友情を絡ませつつ、
一つの物事を追究し極めていくことの艱難辛苦を
描いたのでしょうか。
どんな世界であっても
二人いると比較されてしまいます。
半弥(俊介)の場合同じ部屋子であっても、
半ニ郎(喜久雄)には負けたくない気持ちがある上に
純粋なる血を引く立場にいながら
父のお眼鏡にかなわなかったことは何重にも半弥の
心を打ち砕いただろうと想像できます。
父は、仕事では秀でつつ
息子の気持ちを顧みる気持ちは無かったのでしょうか⁉️
しかし、お披露目会で倒れた時に俊坊俊坊と呼んで‥‥。
厳しい世界故に可愛い息子ながら世襲よりも、
実力を重んじざるを得なかったのでしょうか。
心砕かれつつ苦節を乗り越え再起した俊介、半弥。
力ある後ろ盾を亡くした半ニ郎と立場が逆転します。
追い討ちをかけるように、
刺青やら隠し子やら乗っ取りした、とか、
メディアの格好の獲物にされて役も貰えぬ有様。
以前の俊介と同じような生活をしていきます。
興行の舞台で客に絡まれて心底嫌になる喜久雄。
そんな時、以前見知っていた人間国宝の万菊さんからの
連絡。
驚いたことは、人間国宝であるのに、
あのアパートにしか住めないのでしょうか。
歌舞伎の方かな、と思ってましたら田中泯さんでした。
復帰して半弥と共に
以前のように舞台に立つことができたのも束の間、
半弥が糖尿病で倒れてしまいます。
足を切断しても舞台に立つことしか考えない半弥。
最後の力を振り絞って二人道明寺を演じますが。
糖尿病の怖さをまた知りました。
時が過ぎて60代ぐらいになった半二郎、
人間国宝になりいろいろと取材を受けます。
写真を撮っていた女性カメラマンから、
あの昔、道端の社に拝んでいた時のことを指摘されます。
隠し子のアヤナ?だったようです。
瀧内久美さんでした。この方、イヤな役柄多いな、
このセリフ、ちょっと余計、と思ってたら、
日本一の歌舞伎役者、と言っていたので、
そう来たか、と思いました。
ラスト圧巻の鷺娘、美しかったですね。
❓❓❓
🔴吉沢亮さん横浜流星さんお顔が綺麗で女形ピッタリでしたが、少し身体がゴツくなかったですか。
吉沢亮さんの喜久雄、なぜ刺青入れたのでしょう?
🇯🇵ではマイナスイメージしかつかないし、後に週刊誌に
書かれるし、春江も刺青入れていて半弥の妻、梨園の奥様だけど、大丈夫でしょうか。
🔴寺島しのぶさんちょっと意地悪な女将さん役、
ピッタリ。半二郎が歌舞伎界から追い出されそうで
挨拶に来た時、半二郎の言葉の後、戸を開け出て行くので
何か品物でも渡すかと思ってたら孫に話しかけて💦
地で行っておられるような気がします。
🔴永瀬正敏さん、本作カッコよかったので、もう少し、
出番があれば良かったと思いました。
🔴渡辺謙さん、糖尿病だったのですか。怖い😨
連獅子の練習もされたのでしょうね。
🔴歌舞伎の共演者や箏曲とか黒子とか上下の方とかは歌舞伎の方々でしようか。
考察:
なるほど〜、
春江の刺青は若気の至り、不用だと思ってましたが、
春江が俊介のところに向かったのは、
喜久雄が歌舞伎のことしか考えず、側に居ては足手纏いになるし、とまでは気づいていましたが、
他レビューも参考にして、
ライバルの俊介を見張る必要もあったのかと。
裸にはならないので俊介さえ喋らなければ、
秘密は守れます。
喜久雄と一緒に彫った大切な刺青を背負って
喜久雄をひたすら思い続ける、ということでしょうか。
半二郎の鷺娘を観に来ていましたね。
俊介、かわいそう💦💦💦
補足:
どうしても、ラスト直前の瀧内久美さんの
登場に違和感を感じます。
『ディアファミリー』のラストの有森佳純さん登場とよく似たもので、
あまり顔の知られていない新人を起用した方がスンナリ行くように感じました。
興行でもありいろいろ事情はあるかと
思いますが。
他作品が思いうかぶ
日本版、あるいは男版ブラックスワン
何かを見て明らかにパロってないのに〇〇に似てるって言うの見てる作品が少ないだけって思うけどそう感じてしまってつまんなかったので2.5です。
バイアスなかったら3ぐらいの普通の映画だと思います。
これが邦画の傑作っていうなら今後邦画を映画館で見ることはないです。
とても美しくて良かった!!
まず、序盤吉沢亮の子供のころの役の子がまたうまくて可愛くて良かった!!
やーさんの殺されたところは龍が如くのシーンと被った!(笑)
渡辺謙も渋くてかっこよかった
多分もっと辛くて厳しいのだろうが
かなりまろやか?になってはいると思うが
それすらも想像、妄想して見ているので
全然モーマンタイ
色々な人生模様があり
あーわかるなーという所もあり
吉沢亮くんが屋上で酒を飲んで狂ってるところ
もしかして
この役柄とシーンに没頭しすぎて下の階の人んちに行ってしまったのではなかろうか!?と思った(笑)
けどこのシーンの赤い着物と最後のシーンの赤い着物とでシンクロできて
とても良かった。
流星くんも綺麗で良かった
足がこーなるまでなんで気付かなかったの!!って思ったけど
あそこは原作にかかれているんですか!?
あの役がやりたいってやつ
とかも
ほんとよくて
終始ずっと泣いてた
多分トータル40分くらい泣いてた(笑)
悲しくなくても
綺麗だなっておもって
泣いたりもしてたからね?
役者に思い入れもあるよ!
とくに
吉沢亮くんはフォーゼの時から見てたし
フォーゼのトークショーも行ってるからね!(笑)
生身もみてるけど
あの、若かったころから注目していたが
まさかここまできたなんてね
それもとても嬉しくて良かった。
そしてバンギャだから白塗りというだけで嬉しいしね!!
音楽も良かったなー
最後の歌もあってた!!吸い込まれるような歌で終わって
綺麗だった
涙止まらんかったわ
だが4止まりの理由は
これを買ってまで何回もみるかなーとはならんかな
もう満足した!
でも
見てからずっとあのイナバウアーみたいなやつ真似してずっとやってるよ(笑)
私もあそこまでやってたら
それるようになるのかな?(笑)
もっと長くても良かったかも?
各所で絶賛されているのには、納得の贅沢な映画でしたが、後半の駆け足感は、すでに何人かの方が指摘されている通りだと思います。主人公が人間国宝になるところを結末とするなら、もっと長くないと厳しいのかなぁ、もっとじっくり観たかったなぁと感じました。
今作の尺である2時間55分ならば、吉沢亮さんと横浜流星さんの(擬似)兄弟2人の人間関係にグッと絞り込んで描いてもすごく濃厚な作品になったのではないかなと… なんせお2人がとても素晴らしいので。
(以下、シーンのネタバレあり)
勿論素晴らしいシーンがたくさんありますが、特に、冒頭の料亭での襲撃〜父との別れのシーンが素晴らしいと思います。
父の組の敵対勢力の襲撃のさなか、少年喜久雄の才能を一瞬で見込んだ渡辺謙演じる半次郎が、少年ながら加勢しようと鉄火場に飛び出そうとする半次郎を宝物を抱えるかのように覆い被さって止める。ガラス戸越しの2人の視線の先は、雪の降っている料亭の中庭で、父がたった1人で大立ち回りを演じ、最後には敵の銃弾に倒れる。
永瀬正敏さん演じる組長である父親は、死を覚悟し喜久雄を一瞬見つめる。それはさながら一世一代の大芝居を演じる千両役者のようです。ガラス越しに目線が合う少年喜久雄は、その雪の中での父の最期を見るだけしかできない。のちの喜久雄の人生を決定づけてしまうこの情景は、悲しくもとても美しいシーンだと思いました。歌舞伎役者となり、舞台効果の花吹雪に執着することになる喜久雄の原風景は、まさにここに由来しているのだと思います。
のちに、茶屋デビューをした少年喜久雄が、見上愛さん演じる舞妓に故郷 長崎の事を聞かれ答えます。
「長崎には滅多に雪は降らない…」
それまでの喜久雄の壮絶な人生を思うと、こんな何気ないセリフも喜久雄にとって重いものだと分かります。次回は、雪と桜吹雪という重要なテーマが、映画の中でどう扱われているかに気をつけて観てみたいです。
まさに『国宝』
流行りものには基本的に乗っからないクチなのですが、黒木瞳さんのラジオで李相日監督がゲストの週があって、これは動画配信ではなく大きなスクリーンと良い音響で鑑賞したいなと思い遅ればせながら今になって鑑賞してきました。
日本の映画はアニメが興行収入上位を独占してしまい、実写映画にかつての勢いが感じられず、アニメもクオリティ高くなってきて悪くないけど、歴史ある映画館も閉館するなど大きな節目を迎えていると感じています。
そんな中で3ヶ月のロングランも納得の傑作、日本映画の底力を感じました。
日本の芸能界は任侠、現在の反社とも決して浅からぬ因縁があります。そうした中で任侠の世界に生まれ、歌舞伎の世界に飛び込む主人公の境遇は皮肉的であり、またドラマチックでもあります。
また因縁という点で言えば歌舞伎座の落成を機に少なくない不幸が梨園を襲った事もあります。
何処か作中の襲名式での事件に始まる過酷な運命も、そんな現実の韻を踏んだ描き方とも捉えられそうです。
タイトルの『国宝』には幾つかの意味がかけられているのでしょう。
まず歌舞伎という日本の無形文化遺産という日本が誇る文化・芸能としての"国宝"
田中 泯演じる小野川万菊という"人間国宝"の晩年の慎ましさと変わらない優しい手招きの表現、そして藝を極めた者の執念。
そしてなんと言っても"人間国宝"に至る吉沢亮演じる喜久雄の人生をまるごと舞台にしてしまう大胆さと残酷さ。
作品のポスターなどにも使われている二人の女方、苦難を互いに乗り越えてきた相方の俊介の人生。家名と血と藝の重み。
曾根崎心中の二人の絡み、壊死した足に顔を乗せて、転んでも立ち上がり演じ切る姿と刀で本当に殺してしまうのではないかという二人の泣きながらの演技。
多くの人に支えられ、犠牲にして、悪魔に魂を売っても高みを目指した万菊の晩年の舞台とコントラストになる冒頭の雪景色。
音響も演出も、カメラワークも魅せられました。
安っぽい言い方になってしまうかもしれませんが、この映画を機に歌舞伎に興味を持つ人が増えたら良いなと思います。
2度鑑賞して更に高満足
一度目もあっという間に終わりました。
3時間という中で情報量が多く
人物も多く
1回目は少々消化不良でした。
2度目は
展開が分かっているので登場人物の心情も考えたりできた。
1回目は
隠し子の関わりが理解できなかったが
2回目はラストに続く隠し子との関わりを意識できた。
歌舞伎を観たこともないがとても楽しめた。
そして
歌舞伎に興味をもった。
大切な人と観ると歌舞伎も一緒に観ようとなる。
良い作品を観ることができてよかった。
本当に100年に一度?
普段全く邦画をみない人間です。
あまりにもオススメされて見に行きましたが全く良さがわからず、いつ終わるんだろうと思いながら見ていました。
登場人物全員に嫌悪感。
昭和の価値観の作品になるのだと思うので仕方ないのかもですが…
才能のある主人公に血が流れていないこと・育ての親の最期に名前を呼ばれないことには同情しましたが、悪魔と取引して人生を捧げた結果ではなく彼自身の行動が原因だったのでは?
本人よりも酷い目に合っているのは女性達でしたし…複数の女性の人生を壊して、お父さんと呼ばれて無視しておいて、成長した娘に才能で免罪される展開もありえない。
歌舞伎の血が流れている側は、飲み歩いたりして真剣に向き合っていなかったうえ逃走。
結局血が居場所を作ってくれるから華やかな日常に戻ることができ、跡継ぎの息子も産まれて人生イージーモード。
主人公の元カノと子供まで作っているのに、主人公と昔のように会話できる神経が理解できない。
一番無理だったのは濡れ場シーン。邪魔でした。
ここ以外で女性の心理描写はほぼなくて他のシーンも濁すような演出ばかりなのに、ここだけ丁寧すぎる演出。このシーンこそ濁した演出でいいのに…
子供には見せれないし、とにかく気持ち悪くて作品の首を絞めているとしか思えないシーンでした。
こちらが100年に一度レベルの絶賛される作品なのであれば、今後邦画をお金出して見ることはないと思えました。
追記
屋上での狂ったように笑うシーンは吉沢亮氏のアドリブだと知りました。
顔ばかり映している作品だな〜顔綺麗な役者ばっかり揃えたのかな〜と、ふんわり見ていましたが、こちらのシーンは本気でゾッと感じ、吉沢亮すごいなと思えたシーンでした。吉沢亮主演作品は初見の人間の感想です。
いきざま
2人の歌舞伎役者の「生き様」が凄まじい。対照的な強さと弱さを持つ2人でありながら、2人ともスピリットで生きて演じている。
演じていた役者さんともシンクロするものがありました。吉沢さんも横浜さんも、この作品以前と以後みたいな感じで評価されるようになると思います。
歌舞伎役者には遠くおよばないですが、わたしたち一人一人が懸命に生きることで、たどり着ける場所や見ることがかなう景色もあるのではないか……とも思います。
高畑さん、見上さん、瀧内さんなど、女性俳優さんもとても魅力的です。
日本文化への敬意を感じる作品
予備知識なく見たが凄い映画だった。
歌舞伎という特異な世界に身を置く二人の若者を、今や人気俳優となった吉沢亮と横浜流星が演じている。
正直人気若手俳優のダブル主演という事もあり、人気俳優の人気にあやかろうという浅ましさを感じてしまいちょっと避けていたが、二人の演技は非常に素晴らしく心を打たれた。
特に曾根崎心中は物語の核となる演目であり、指導シーンから師となる渡辺謙演じる半次郎の指導も、見ているこちらにも緊張が走るほどすさまじいものだったが、それに呼応するように演技がめきめきと上達する喜久雄の姿がまた良く、興奮を覚えたものである。
中盤の喜久雄版は「天才」を感じさせるものだったが、終盤の俊介版はまさに俳優生命をかけた鬼気迫る迫力があり、喜久雄版と違った良さに自然と涙がこぼれた。
日本の伝統芸能である歌舞伎は、存在こそ誰しもが知っているものであろうが、実際に見たという人は本当に一握りであろう。私もテレビで一部を見ることがあるだけで、ちゃんと見たことは無い。
しかし本作品はその大部分が知らないであろう歌舞伎という世界に観客を引き込むことに成功しており、魅力的に感じさせることが出来ていると思う。
どうしても主演二人の評価に偏りそうであるが他のキャストも非常に良かった。
子供時代を演じた黒川想矢さんと越山敬達さんの演技も良い。
おかみさん役の寺島しのぶさんも素晴らしかった。
この日本の古典芸能を扱った作品の指揮を執ったのが李相日監督というのにも驚いた。
もっとも、李相日氏の作品は過去にもフラガール、悪人など良質な邦画を沢山撮られている方ではあるが、日本人でさえ過半数歌舞伎の魅力というのを一本の映画として最大限に見せていると思うし、この作品を見て歌舞伎を見てみたいと思った人も多いだろうと思う。
李監督は本当に上手いなと率直に感じた。
歌舞伎の魅力もそうだが、映像が本当に美しく是非劇場で見て欲しい作品です。
原作と少し違う
原作を読んでない方は満足かな?原作を読むと「上下巻を3時間」にはやはり無理があったな。最高の脇役が一切登場しなかったし、父の死にざまが美しかったとの表現はなし、涙のラストシーンは全く違う。でも映画のラストシーンはそれはそれでよかった、私以外の観客さんは号泣してたしね。
美しい、人間ではない何か
3時間と聞いて身構えて鑑賞したが、やはり話題作なだけあって映像の引き込む力がかなりあった。。
喜久雄の少年期から人間国宝になる老年期に差しかかろうかというところまでを追い、人生を一緒に伴走しているかのような視点から見ることができた。
喜久雄が16歳の時に俊介とともに見に行った当時の人間国宝万菊が舞う景色をずっと心の中で追い、最期に舞台で喜久雄自身が同じ景色を見る。
万菊は病床で美しいものがない世界に安らぎを感じていた。喜久雄たちの生涯を追いながら、それは歌舞伎の世界に生きることのストイックさと表裏一体なのだろうと感じた。それほどに美を追い求め、ある種人間らしい幸せを捨てた先に見える景色。
それが人間でもなく人間国宝でもない、"国宝"が掴むもの、そして観客を魅了するものなのだろうか。
演技は素晴らしく感動しました。
何を重視して観るかで評価が変わると思います。
演技はとても素晴らしく、役者さんの魅力が最大限に活かされていると思います。
一方で展開は読みやすく、観ているだけでこうなりそうだなと感じた通りにストーリーが進みました。
読めなかった展開としては、花井半二郎(渡辺謙)が吐血して倒れるというシーン。
なぜ糖尿病で吐血するのか?と気になりました。
中盤までは夢中で観て感動して泣いたところもありましたが、終盤になると気持ちがフラットに戻ってしまった部分があります。
あと後半の歌舞伎のシーンでクラシックな音楽が流れるので、歌舞伎の演技に少し集中できなかったと思います。
歌舞伎そのままのシーンが観たかったと感じました。
美しい映像で楽しめました。
ストーリー自体が長い人生を描いたものなので作品自体も長大なものになっていますが、やはり多くの事を盛り込んでいる分、早いテンポで流れていきます。
かなりの時間が経ってから人間社会のドロドロした様子が始まるのですが、こういう部分は苦手なんでちょっと長く感じました。しかし話の内容から見てまだまだこの作品は長いぞっていうのがよくわかります。
最後のシーンの一言が意外にあっさりしていましたね。
伝統を支えてきた人々
血統が歌舞伎を支えているものの表であるとすれば、血統ではない者や女性という、裏で支えてきたものを主役とした作品である。
歌舞伎の家に生まれることが標準のスタートラインであるならば、それ以外の家に生まれることはマイナスからのスタートであり、さらにもとの家柄が任侠というのであればマイナスの中でもかなり下である。芸能と極道のつながりが深いことは冒頭の場面から示されているが、あくまで表に出てこない裏の話である。本来表には出てはいけない血筋から類稀な才能が生まれてしまったところに妙味を感じた。
主人公の喜久雄は晩年に国宝となるが、作品に出てきたもう1人の国宝である万菊も裏の人物であろう。俊介と喜久雄が歌舞伎の世界に戻るときには手を差し伸べていたが、歌舞伎が必要とする人物を見極めていたように感じた。表舞台から離れた喜久雄を呼び出したのが誰もいない殺風景な部屋であるところに、国宝でありながら表舞台から離れて最後を迎えたであろうことが想像できる。半二郎や俊介が病に侵されながらも最後まで舞台に立っていたこととは対照的である。もしかしたら歌舞伎の家柄出身ではないのだろうか?
男しかいない歌舞伎役者の世界だが、女達もまたそれぞれに役を演じているのだと考えさせられた。喜久雄を慕う3名の女性はそれぞれの役で喜久雄を支えていた。この世界では歌舞伎が中心であり、それをどう支えるかが最も重要であるのだろう。
血が重要であった歌舞伎の世界だが、時代を経るに従い変化も余儀なくされていた。俊介の子は歌舞伎よりバスケットボールに夢中になっていたし、喜久雄にはそもそも息子がいない。歌舞伎の才能には見た目も含まれていると思うが、それを維持する家が続かない。喜久雄が国宝に選ばれた際のインタビュアーの解説では、さも喜久雄がずっと晴れ舞台で活躍してきたかのような話ぶりであった。スキャンダルなどなかったかのような様子だが、世間からすればやはりそのように見えるのであろう。かくいう私もこの作品を見るまでは歌舞伎の世界の知識はほとんど持ち合わせていなかった。伝統を繋いできた人々の壮絶な生き様を学ばせてもらった。
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