国宝のレビュー・感想・評価
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躊躇してる方も観て欲しい
3時間あっという間でした。とにかく凄まじかった。
劇中の歌舞伎の演目は見入ってしまった。歌舞伎を最前線でいろんな角度から観れる贅沢さ。公式HPやSNSに劇中の歌舞伎の演目の紹介があるので、そちらを確認しておくとより楽しめると思います!もちろん、歌舞伎を知らない人も楽しめます。いろんな世代に観ていただきたい。
歌舞伎好きの隣りで妻が思わず口遊む…
常に話題を集める吉沢亮さん、横浜流星さんのお二人、歌舞伎の舞やセリフをたくさん練習したでのでしょうね。
それを演技を脇で固める渡辺謙さんや田中泯さん、お家柄歌舞伎の血筋を持つ寺島しのぶさんと来た。
芸の才能を買われ歌舞伎の世界に導かれたヤクザのせがれと名紋の歌舞伎家のあと取り息子の友情が何とも切ない。
どん底に落とされ這いあがるそれぞれの人生模様がつぶさに描かれ引きつけられる。
芸を極めていくふたりだがそのふたりに寄り添う女性たちの姿もうなずけるがやっぱり血筋には敵わなかったね。(笑)
わたしは新しく建て替えられた新歌舞伎座のこけら落しの際に妻に誘わられお供したことがあり寺島しのぶさんの母の富士純子さんのお出迎えを目にする事が出来た。
演目とか目にする役者さんの名前すら覚えて無いけど坂東玉三郎が目の前の花道の下から登場した事は驚いた。
独特な言葉遣いがあって意味も分からずガイド機器を借りて観たがそれでも余り理解できなかったが観て良かった。
本映画の題名に値する迫真の演技を披露した全ての役者さんたちの演技力に魅了、長尺にも関わらず時間を感じさせない映画でした。
歌舞伎しらんでもええんょ、これが映画よ!
エンタメとして最高
とんでもないものを観てしまった.・・生涯脳裏にこびりつく映画。
芸事を極めるとは
李相日監督の乾坤一擲感、堂々たる作品でとてもおもしろかったです。
私は歌舞伎自体を観たことがない。けれどニュースで梨園の方たちの近況を頼んでもないのに報道したりしている近くて遠い芸能。なにか格式高くなって手が届かないのに国宝までにもなれる、よくわからない存在。それを映画という大衆芸能に落とし込み、その世界を垣間見せてくれた技量に感謝
小道具、ファッション、クルマもキチンと年代に合わせているし、カメラのフォーカスも心情にあわせて寄って撮ったりしている。俳優陣も心血注いでいるな、という覚悟を感じられる。吉沢亮、横浜流星、ともに次世代を担うスターが李監督の洗礼を受けて、また新たなステージにあがったと感じました。
惜しむらくは3時間あっても、まだ描写できないところはあったんだろうな、という気がします。ここらは原作小説で補うのかな
とにかく真っ当な邦画でしたのでぜひ
良かった。また観たい。ただ海外ではストーリーが難解かも。
圧巻の3時間
期待していたほどの感動が無かった
全体的な印象として、とにかく長い。ストーリーの展開もイマイチ分かりにくく、見せ場が多すぎて頭がごちゃごちゃになる。結局人生と命を懸けで歌舞伎役者をやりましたというストーリーなんだろうけど泣けるところがなかった。期待値上がりすぎてがっかり。映画賞総なめを狙ってるのが見え見えで、逆に残念な印象になってしまう。
映画の花道を堂々と練り歩く
作品の世界に引き込まれました。
はじめから最後まで作品の世界に引き込まれました。
3時間近くの上映時間でも途中、集中が途切れずに作品世界に没入できたのはいつ以来かなぁ。
喜久雄を演じる吉沢亮さん、俊介を演じる横浜流星さんの気迫が圧巻でした。
田中泯さんの万菊もすごい良かったです。劇中、日常の所作から女形を演じられていたのが印象的で感服しました。
任侠、昭和、歌舞伎世界のそれぞれを違和感なく、印象的に表現された美術、映像、音声が素晴らしかった。
作品は喜久雄が歌舞伎の世界に入るキッカケから頂点に立つまでが語られますが、長期間密着したドキュメンタリー作品を観ているようでした。それだけ歌舞伎シーンはじめ、画にリアリティが有ったのだと思います。
是非、雑音で集中を邪魔されることの無い映画館で観て頂きたい作品です。
『百年に一度の壮大な芸道映画』でした!
圧巻な
国宝級の映画
しばらく余韻に浸っていたい!
だけどエンドクレジットが意外と短くて、もう2分くらい長くても良かったのに…なんて思うくらい良質な作品でした。
よくよく考えたら、歌舞伎の世界という世間一般の中では限定的で狭い世界の話なのに、受け取った世界観はとても深くて広くて奥行きのあるものでした。
たぶんそれは人間の生み出す〝虚構〟フィクション(※)の力をまざまざと見せつけられるから。
※ユヴァル・ノア・ハラリさんの『サピエンス全史』などの著作で目から鱗の考察を知ることができます。ホモ・サピエンスがネアンデルタールやその他同時代の異種人類との決定的な違いとして、虚構や共同主観を作り出す力があることにより、いかに地球の支配者になったのか。極めて説得力ある説明でしかもめちゃくちゃ面白く学ぶことができます。
何百人という観客が、役者が演じる人物の心情を同じ空間で同時に体験させられる。
そこには芸術として磨き上げられてきた洗練、それを守り抜いてきた血統への信頼、役者たちの稽古の積み重ねによる圧倒的な臨場感が存在する。それらが舞台の上での虚構の物語であるにも関わらず、見るもの・聴くものに対して現実的な情動の揺らぎを体感させる。
トップアスリートや有名なアーチストのパフォーマンスを見ることで、勇気や希望をもらえることがあるのも、きっと虚構を生み出す想像力の賜物なのだと思う。イチローや大谷選手ほどの才能は無くても、同じような努力が出来れば今よりは高いレベルの舞台で活躍できるかもしれない。だから頑張ろうと思うことができるし、結果的に望んだような活躍が出来なかったとしても、虚構を現実に変えていく道筋みたいなものをそれぞれの感性が掴み取っていく。未来へのレールはそこで掴んだ自分の感覚でしか描けない。
夢(虚構)を夢のままで終わらせてしまう人のほうが多いけれど、悪魔に魂を売ってしまうほどの狂気で手に入れた現実は、時には至高のもの=国宝となって、次の虚構に魅せられる者たちを育てていく。
虚構を現実にしようともがく人の繋がりが伝統を作っていくということなのかも知れない。
凄絶なまでに美しく、醜い
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