劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1625件中、961~980件目を表示

4.5本当にすごい

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

心が揺さぶられる。
理由もなく、涙が出てくる。
吉沢亮と横浜流星というすごい俳優が日本にいるんだと嬉しくなってしまった。

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亀仙人

5.0これは本当に凄い。日本映画史に残りますね

2025年6月25日
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みなさんのレビューひとつひとつに、うんうんと納得します。絶対に映画館のスクリーンで観た方が良い。
吉沢亮さんの圧巻の演技もさることながら、横浜流星さんの立場の変化を演技に表すのも、本当に難しかったと思います。おふたりのそれぞれの曽根崎心中は、言葉を失うくらいに感動しました。凄い役者さんばかりです。久しぶりに『映画を観た!』という満足感を得られました。

追:本日3回目観てきました。ストーリーを知ってる上で役者さんの表情に注視して、ここまでヒットしたのでいろんなメイキングエピソードを知った上で観ると、また違った楽しみがありました。ホントにこの映画はずっと映画館で観たい。特にラストシートは、、、

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ノンキー51

5.0この映画は映画館で観てこそ。画像の美しさは感動!

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

斬新

国宝というタイトルに 硬さを感じて興味を持たなかったが観たら内容の良さと画像の美しさに感動し三味線の音色に引き込まれる。映画館の大きなスクリーンで絶対に観た方がよい。採点10点

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さく

4.0名作だけが持つ風格は十分過ぎるほど感じる でも全体的に建て付けが悪く寸詰まり感があるのが少し残念

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

二週間ほど前に出された梅雨入り宣言もどこへやら、この数日はお天気続きだったのですが、今朝は一雨来そうな雲行きでございました。そんななか、平日の正午少し前に開始、午後三時に終了という中途半端な時間帯にもかかわらず、『国宝』を観に集まった善男善女で劇場はざっと七分の入り、なかなかの盛況です。思えば、三週間ほど前、梅雨入りに先立って始まったこの興行は週を追うごとに好調さを増してまいりました。この『国宝』、この勢いですと今年を代表する一本になりそうでございます(以上、吉田修一が『国宝』で使った文体の文体模写でございます)。

ということで、観てきました『国宝』。任侠の家に生まれた 主人公の喜久雄(演: 吉沢亮)が歌舞伎の世界に入って女形として芸道に励み、ついには人間国宝になるまでの50年に渡る一代記です。中身はと言いますと、さすが評判に違わぬ出来栄え、歌舞伎に疎い私のような者でさえ、スクリーン上で展開される歌舞伎の演目「二人道成寺」や「曽根崎心中」等の様式美や歌舞伎役者でない者たちによる歌舞伎の熱演に酔いしれていったのでございます(なぜかまた国宝調)。まあでも鑑賞直後に思い出したのは数年前にヒットした『ボヘミアン•ラプソディ』でした。あの映画は最後のコンサート•シーンがすごくてそれがすべてを持っていってしまった感じで、ところでストーリーはどうだったと問われるとあまり憶えてませんと答えるしかありませんでした。この映画も少し似ているところがあって絢爛豪華な歌舞伎シーンに目を奪われていると、特に後半の駆け足で寸詰まりになっているあたりはスジを追うのに苦労しそうです。私は原作小説を読んでいましたので大丈夫だったのですが、逆に原作からの改変部分が気になってしまいました。

小説のほうでは「徳次」というキャラクターがいて、ほぼ全篇に渡って重要な役割を果たします。映画のほうではその徳次は冒頭の新年会のシーンで「関扉」を喜久雄といっしょに演じただけであっさりといなくなります。徳次は喜久雄より二つほど年上の 原爆症で親を亡くした孤児で喜久雄の父親に拾ってもらって立花組の部屋住みとなっていました。彼は喜久雄のことを「坊ちゃん」と呼び、喜久雄が義経だとしたら、武蔵坊弁慶みたいな存在で、喜久雄が歌舞伎役者として頭角を表してきたあとは喜久雄の回りの汚れ仕事を引き受けてゆきます。彼がいなくなったので、彼が喜久雄の娘の綾乃を救い出す場面も、「国性爺合戦」を元ネタにした「長江を白く染めてみせる」と言った彼の名文句も映画では出て来ず、非常に寂しい思いをしました。彼の他にも、喜久雄の父親亡き後、長崎でその跡目を継ぐ「辻村の叔父貴」とか、大阪で知り合った友人でTVで冠番組を持つ売れっ子お笑い芸人の「弁天」とかが小説にいて映画にはいません。まあ尺の都合上、致し方のないことかもしれませんが、これらの人々がいないおかげで映画では後半部分の話の進め方に苦労しているフシが見受けられ、残念な説明ゼリフが多くなったと思います。ということで、もっと尺を長くして『国宝-青春篇-』と『国宝-花道篇-』の二部構成にして別々に公開したらどうだったろうか、という考えがちらりとよぎりましたが、言い出したらキリがないこと、ここは175分の一本にまとめた李相日監督の力量に敬意を表したいと思います(これ、実は李監督が意識していたであろう『さらば、わが愛 覇王別姫』とほぼ同じ長さなんですね)。

あと、原作では喜久雄も俊介(映画では横浜流星が演じている)もなんとなくカタギではない感があって、特に喜久雄のほうは芸のためなら何でもやってしまいそうな怖さがあったのですが(それこそ「悪魔と取引している」感あり)、映画では吉沢亮や横浜流星のパブリック•イメージに引っ張られて原作にあった毒気のようなものが少し弱まっている感じがします。これも映像化すれば必ず出て来る問題で、ここは吉沢亮、横浜流星を始めとする俳優陣それぞれの熱演に敬意を表したいと思います。

もうひとつ、この作品は半世紀に渡る 歌舞伎役者の一代記なのですが、時代背景の描き込みが少し弱いように感じました。半世紀のほぼ半分が昭和、残りが平成だったはずですが、登場人物やそれにまつわるエピソードに当時の世相との関連があまり見い出せませんし(喜久雄の実母が原爆症で亡くなっているあたりは出てきますが)、背景に時代を象徴する何かが出てくることも少なかったように思います。このあたりは1920年代から始まってほぼ半世紀を描いた『さらば、わが愛 覇王別姫』と大きく差がついたところだと思います(もっとも覇王別姫のほうの半世紀は、国民党の中華民国の時代から始まって日本軍の統治があったり、共産党政権の誕生があったり、文化大革命があったりの激動の時代だったので、時代を描くことが物語と不可分だったわけですが)。私は喜久雄、俊介の六つほど下の年齢で彼らの成長とともに昭和、平成の時代へのノスタルジアめいたものを映画内でも感じたかったのですが、歌舞伎の美しさを見せたい、主人公の生き様を感じてもらいたい、あたりを主眼においた李監督の演出意図に敬意を表して、この話はここで止めたいと思います。

今回、私は原作小説→映画の順だったのですが、原作小説が面白すぎました。小説の地の文が語り物のような調子で(私は講談や落語の地噺を想起しました)読み始めたときにはこりゃやり過ぎだろと思いましたが、だんだん慣れてきて語り物口調で叙事的に展開されるエピソードが面白くてページを繰る手が止まらなくなりました。本当かどうかわからないにしろ、村上春樹は自分の小説が外国語に翻訳されることを意識して小説を書いているという言説がありますが、同じレベルで吉田修一は自分の小説が映画化されること意識して小説を書いていると感じました。また、先ほど、小説のほうが毒気が強いようなことを書きましたが、小説には映画にない「救い」もあります。喜久雄の娘である綾乃に関しては小説では納得できる着地点が用意してありました。原作小説未読の方にはぜひ一読をお薦めします。

あ、ここは映画のレビューでしたね。映画『国宝』は2025年の日本映画を代表する一本になるのは間違いないところだと思います。でも映画としてはバランスが悪い感じもするし、何よりも『さらば、わが愛 覇王別姫』との差も感じましたので、李相日監督の次回作への期待も込めて星は厳しめにつけました。

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Freddie3v

5.0言葉にしたくない

2025年6月24日
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泣ける

興奮

ドキドキ

何を言っても、陳腐な感想にしかならない気がして。鑑賞後に言葉にできない感情を抱えて、無言で帰宅。観る前より、耳も目も何もかも鮮明になった気がするな。なんだこれ、、、凄かった。

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たね

5.0予告編を超えた稀有な映画

2025年6月24日
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泣ける

興奮

驚く

実は映画「ルノワール」を観ようと思ってたのだが、こちらの映画の評判がやたらに良かったので、その真偽をどうしても確かめたくなり、平日の昼間に鑑賞。長時間映画の割に高齢者率高し。

うーん、やられた(笑)。ほんと、こりゃ圧巻だ。お金を払って映画館で映画を観るという行為をこれまでのいろんな駄作のせいで放棄しそうになっていたが、がんばって続けてきた甲斐がある。

今までどれだけ巧みな宣伝や予告編にどれだけやられてきたことか。もちろんこの映画も事前に予告編を見た。ちなみにこの映画の予告編、そんなに面白そうじゃない。あんまりピンと来ないし、期待できない。しかし、これほどまでに予告編にいい意味で裏切られた映画も珍しい。予告編がかすむくらい本編が圧倒的なのだ。

とにかくいろんな人に観てほしい。きっと観た時の年齢や経験、置かれた状況によっていろんな感想が生まれるであろう映画だ。個人的にはもっと若い時にこの映画に出会っていたらとも思うし、もっと歳を取ってからまた観てみたいとも思う。間違いなく5つ星。

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うえぽん

5.0みんな美しすぎる!!

2025年6月24日
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歌舞伎の世界の厳しさを描いた作品でもあり、青春映画のようでもあり…人間の妬みや嫉妬などを描きつつ、、それを上回る美しさの世界を見せつけられました✨
横浜流星も吉沢亮も本当にため息出る美しさで、二人の踊る二人藤娘、なんと瑞々しいことか✨
そして、少年時代の喜久雄のなんと美しいことか!!
今まで歌舞伎の女形の方の映像を見てもなんとも思いませんでしたが、この少年時代の喜久雄の美しさには圧倒されました✨

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もけけ

4.0良い映画

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

すごく正統派の、良い映画を観た気がした。満足感がすごい。でも前半が良すぎた。後半は少し駆け足っぽく感じた。ネットのアドバイスに従って曽根崎心中と鷺娘のあらすじだけ拾っておいてから見ました。特に曽根崎心中は予習しておくと分かりやすいかも。平日の朝イチでこんなに映画館に人が入っていたのは凄いと思いました。

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七味唐辛子

4.0最高傑作とはいえないけど、良かったです。

2025年6月24日
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近年の日本映画の中での最高傑作とは言えないですが、なかなか良かったです。何より、吉沢亮がいいです。歌舞伎の女形姿が美しい!まず、これが重要。女形ですから、美しくないとドン引きします。横浜流星は、女形の時が美しくない。普段着のシーンの時が繊細で素晴らしいだけに残念です。でも、この二人の長年にわたる愛憎入り混じった関係を描いた物語だと思うので、それは二人とも見事に演じたと言えます。観ながら、中国(香港?)映画、「さらばわが愛 覇王別姫」を思い出しました。他の出演者たちも皆良かったです。音楽、カメラワーク等も素晴らしく、濃密な3時間でした。

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ラードナー鮫グドン

5.0日本の美満載

2025年6月24日
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ほんと美しかったです。
おそらくはと思ったけど、公開したくない人達がいたんじゃないのかと
歌舞伎は日本の美を詰め込んだようなもの。
はかなくて、力強くて、みんなの息があって協力していかないとできないし、ある意味職人芸の集大成のような。
着物や舞台の美しさとか、うっとりしますね。
役者さんもそれを壊すような人は使えないわけで、ちゃんとそこに応えるだけのものも兼ね備えてて。まあ、その筋の人からはツッコミどころはあるんでしょうけど、それもねじ伏せる事ができるだけの。
人気が出てお客さんが増えれば悪いことはないですもんね。
美しさに感激してしまいましたね、
けど、やはり伝統芸だし、テーマとして、GIFTとしての才能は、ご先祖から血筋として受け継がれた世襲からが大きいけれども、全くそうでないところから見つかることもある。
それを見つけた時に、血筋じゃないからと排除しようとするのは、家を守るというと聞こえはいいけど、
文化や芸術って、本当に感動させる力のある人っているのでそういう人がやるべきだと思いますね。
今外国人問題とかあるから
生まれて育ったルーツは大事だけど、そこに差別が生まれたり、固執するのは違うと思うので
とにかくいいものを作る、良い世の中にする、
そこを外さずやるべきではと思いますね。
美しいって、結構、深いというか、大事じゃないかと思いますね。

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jaiko

3.0高カロリー&高コスパな少年ジャンプ的世界

2025年6月24日
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吉沢亮と歌舞伎シーンがあまりに素晴らしく、その分それ以外の微妙さが際立つ作品でした。‘なんちゃってジョーカー’に限らず、歌舞伎シーン以外はどこかで見たような描写の連続で予定調和な結末に向けキレイに進みます。芸/美/業/血/狂気..そこに深みは感じられず、大切なことを全部セリフで説明してくれちゃうのも都度興醒めでした。
高評価な人が多いのも理解できますし、豪華な作品なので劇場で観ることをお薦めします。

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AIRPLAY

3.0高カロリー&高コスパな少年ジャンプ的世界

2025年6月24日
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吉沢亮と歌舞伎シーンがあまりに素晴らしく、その分それ以外の微妙さが際立つ作品でした。‘なんちゃってジョーカー’に限らず、歌舞伎シーン以外はどこかで見たような描写の連続で予定調和な結末に向けキレイに進みます。そこに深みは感じられず、大切なことを全部セリフで説明してくれちゃうのも都度興醒めでした。
高評価の人の心情も理解できますし、劇場で観ることをお薦めします。

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airplaytokyo

5.0魅了された

2025年6月24日
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美しい顔立ちの2人の共演とあり画面が華やかだろうな、と気楽に観に行ってしまいました。
途中から彼らが吉沢亮と横浜流星である事を忘れるくらい、引き込まれ、2人の妖艶な姿にうっとりした。
血筋なのか、才能なのか、、、
それぞれの葛藤が丁寧に描かれ、どちらの感情にも寄り添いたくなっていた。
田中泯さん、渡辺謙さん、寺島しのぶさんらの存在感がまた、圧巻!
作品に関わった方すべてに力一杯拍手を送りたい!
撮影期間が長くたくさん勉強したであろう吉沢亮さん、横浜流星さん、役柄の中でも俳優としても互いに良きライバルとして切磋琢磨し、ますます芸に磨きがかかられた事と思いました。本当に素晴らしかったです。

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MTK

4.0長くない

2025年6月24日
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李相日監督はいつも凄い映画を作る。吉沢亮と横浜流星はかなりの時間をかけて歌舞伎役者の役を作り込んだのだろう。もちろん渡辺謙や田中泯はもの凄い存在感を出しているが個人的には瀧内公美の演技に最も感銘を受け感動した。この人、サ道の女性カフェオーナーから敵まで魅力的な女性を幅広く演じていて今回は過去最高のお芝居でした

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tomクルー

5.0美しい

2025年6月24日
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演者の魂、日本の美、長さを忘れのめり込めました。リピート必至

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コバキ

4.5グッズをくれー!

2025年6月24日
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グッズが売ってなくてパンフレット買い忘れて帰ってきた

こんな美しい作品にグッズないとかアホか!
写真とアクリルスタンド作れボケー!

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amycinema

4.5圧巻

2025年6月24日
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まばたきするのも忘れるほど、物語に没入しました!

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ムサシ

5.02001年歌舞伎の旅

2025年6月24日
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映画は観客の想像力で完成する。
観客は敵ではない。
監督がやるべきことは、
観客を味方につけ、観客を信頼し、
映画に、戦略的に観客の想像力に委ねる余白を作ることだ。
そのためにディテールでは手を抜かない。
そして良い音楽を使う。
この映画はそれが出来ている。

唐突な展開や欠落した心理描写は、観客の脳内で補完され、それぞれの観客固有の物語を生み出す。
イケメン俳優の資質とは相反する、歌舞伎の退廃的でストレンジな美しさは、観客の想像力で創り出せる。
主人公が全てを犠牲にして求めたレベルの「景色」は、スクリーンではなく、観客の脳内でしか再生できない。
ほとんど観客に丸投げのようにも取れるが、キューブリックほどではない。
映画は、観客を味方に付ければ勝ち。

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田中

5.0初めての歌舞伎に、この映画を

2025年6月24日
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本物の歌舞伎は観たことがなく、お家制度についてもよく知らない素人ですが、ぐっと引き込まれました。
歌舞伎に関しては、最小限の歴史的背景が冒頭に文字で示される程度で、あとは役者たちの演技を通して、その世界の華やかさと厳しさが自然と伝わってきます。

物語としては、家に生まれながら芸を継ぐ者と、家の外から芸に惹かれていく者。
2人の青年が切磋琢磨しながら成長していく中で、ある出来事をきっかけに、それぞれが「自分にはないもの」の重さに苦しみます。
対照的な立場で歩む2人の姿には、それぞれに同情したくなるような厳しさがあり、世界の外にいる者には計り知れない重圧の中で、葛藤と覚悟を繰り返していることが伝わってきました。

舞台のシーンもとても美しく、目を奪われる瞬間がいくつもあります。
主演の吉沢亮さんと横浜流星さんは、見た目の美しさだけでなく、歌舞伎の所作や空気感を表現するために、相当な努力を重ねられたのだろうと感じました。
歌舞伎にまったく触れたことがなかった私でも、「生の舞台を観てみたい」と思えるほど、強く惹かれる作品でした。

フィクションではありますが、今も歌舞伎界で活躍されている方々も、多かれ少なかれこのような思い悩みを抱えているのではないか――と、つい想像してしまいます。
日本の文化の一端を知るという意味でも、とても学びの多い作品でした。

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