国宝のレビュー・感想・評価
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命を懸けた舞台の幕が上がる!
やっと鑑賞出来ました!
前回は満員で
チケット購入を断念
今回も満員に近い観客でしたが
何とかチケットゲット出来ました。
本当に良かった~
3時間あっと言う間でした!
息を呑むシーンの連続で
スクリーンに釘付けでした。
人生の
愛や憎しみや喜びや悲しみ
多くを経験するほど
芸が磨かれていく
その身を削りながら
命を懸けて舞台に立つ姿
鬼気迫るものがありました。
美しい映像でありながら
自らの全てを
燃やし尽くすような
真剣勝負の舞台の連続
感想の言葉が見つからないほど
凄かったです。
人は誰でも
何かしらの宿命を背負って
生きています。
登場人物達の
自らの宿命に必死に抗う姿
泣けてきました。
人生の全てが詰まった
最高傑作でした。
改めて
大スクリーンで鑑賞出来て良かったです!
評判以上だった
吉沢!横浜!李!…そして音楽
久しぶりに「痛い」映画に出会いました。
まるで3時間 平手打ちをされているようでした。
ノンフィクションで他人の壮絶人生を見せられた様な気分…というより、自分にはそれ以上のショックだったかもしれません。
いくらここで話しても、私の拙い説明では伝わらないので、映画館で体感していただくと良いかと思います。
演者の演技、監督の演出に関しては他の方々が書かれている通りだと感じますので、私からは特段申し上げませんが、挿入されている楽曲が作品をさらに盛り上げているということは強調してお伝えしたいです。
平穏には流さないが、どん底にも落とさない、絶妙な調子の音楽が要所要所で床下浸水のごとく耳に入り込んできます。
指先の小さな火傷のように、音楽は私の中にヒリヒリと残りました。
そして
観終わって既視感というか、何か再体験した気がしたのですが…
「ああ、鬼龍院花子!」
同じ人、いたら嬉しいです。
普通
昭和の街並みや歌舞伎の扱い(旅館の出し物になるほど身近だったこと等)、ドサ回りでやる場合と本格的な歌舞伎座でやる場合の舞台裏が見れたのは良かった。
ストーリー序盤、観客を引き込むシーンになるはずの、関の扉で主人公が才能があると感じるシーン、人間国宝(おじいちゃん)が演じる鷺娘の凄さを感じるシーンで凄さが感じられず置いてかれる気分になった。
おじいちゃんの鷺娘だけ分かりやすくCG入れてるのも演出感溢れてて若干覚めました。
それよりは二人藤娘の笠の扱い(あんなクルクルクルクルしてて綺麗に収まっててすげえ)、二人道明寺のすり足で歩きながらも全くブレない上体の方が分かりやすく歌舞伎役者すげえになりました。
動き?セリフ?の少ない鷺娘を人間国宝という最高峰の人が演じてくれても一般人は凄さを感じられないんだ…
あと全体的に顔面アップ多いかも。曽根崎心中はどっちもアップだからこそ感情に訴えるものがあってめっちゃ良かったですが、他はそんないるかな…
多分夜景のライトを目指す景色と重ねたかったんだろうけど、きくちゃんがビルでクルクルしてるのとかもうちょい引きの映像あっても良かったと思う。役者の狂気を表すには薄い。もっと前半部から執念を積み上げて欲しかった。学生時代がちょっと爽やか過ぎたのかもしれない。
歌舞伎単独だと盛り上がりを示すの難しいのは分かるけど、盛り上げたいシーンでとりあえずオーケストラ入れて音量上げて直後無音にすれば良いやろ感も感じた。もうちょいアングルとか魅せ方にこだわって頂きたかった…
しゅん坊ときくちゃんの関係性はとても良かった。認め合って支え合って尊敬しつつでもお互いに欲しいものを持ってて憎みこそしないけど羨ましさと悔しさが滲む、みたいな。
あきちゃんの献身と虚無も良かった。
きくちゃんが丹波家を出てく時の女将さんの居ないもの扱いするムーブも良かった。鳥肌立ちますね。
本筋とは関係ない部分のストーリーの投げっぱなし感は気になる。関の扉を一緒に演じて一緒に復讐に行った兄ちゃんどうなったとか、一緒にドサ回りして支えてたあきちゃん何処行ったとか、花井半次郎(渡辺謙)にデカイ借金ってなんや?とか、瞬く間に丹波家没落してたけどどういうこと?とか、竹野いつの間にそんなきくちゃん気にかけるようになった?とか、人間国宝(おじいちゃん)寝たきりなのにどうやってきくちゃん戻した?あの状態で発言力あるのか?とか、芸事でトップになるのが復讐になる話どこいった?とか……思いのほか気になる点多いな
あとは初期の組長亡くなる時の殺陣、どうにかなりませんでしたか…歌舞伎に力入れてるのはわかるけどドス持って囲みながら1人ずつ突撃は流石に笑ってしまう
実写で役者の凄さを表す難しさを感じた。漫画1話だけ読んだけど2次元は凄さが盛りやすくて分かりやすいなあ。という感想です
ずーっと緊張
伝統芸能の美しさと狂気さに魅了されたあっという間の3時間
歌舞伎シーンがすごい。
歌舞伎を見るのは初めてでしたが、指先まで細部にこだわる美しさに魅了されました。
吉沢亮さん、横浜流星さんをはじめとする、出演者が稽古に費やすことができた準備期間はわずか1年半です。
本来なら幼少期から数十年に渡り習得する歌舞伎を、1年半でここまで仕上げたのは、圧巻です。
本当に幼少期から歌舞伎をやっていたのではと、疑ってしまうレベル。気迫と努力が滲み出る歌舞伎シーンでした。
語彙を失う
今度は、およそ3時間を長く感じさせる事はほぼ無かった。
あらすじに惹かれ観てみたが、想像とは異なる形で
魅力を存分に魅せられた。
本当にこのタイトル通り、どう表現したらいいのか
分からんくらいの気持ちになる。
あえて言葉にしておきたい事を書き起こすならば…
壮絶なる嫉妬と憎愛、生き様、ヒトの両面性
大画面に耐えうる美しき顔立ちと表情、目力や所作
ハッと正気に戻ったような瞬間も、それさえ芸の内
歌舞伎は見た事なかったけど、ずっと景色と音楽と
ヒトの舞が美しく、こんなに観てられる(魅入られる)
ものかと、すごい贅沢な擬似体験を味わった気分。
エンドロールの井口理の歌声さえも最後の最後まで
味わい尽くした174分であった。
これは、観てよかった。
因みに泣いた箇所は、前半と中盤の2箇所。
白く塗れ
歌舞伎にほぼ関心のない私には、この映画をどう面白がればいいのか、よくわからなかった。
まず背中に刺青があっても歌舞伎界に入れるのかなあと疑問に思い、白塗りで隠せるからいいのかと怪訝に思っていたら、渡辺謙扮する花井半二郎が急逝したタイミングでスキャンダルが噴出して、突如失脚する。それまでも楽屋の周辺に出入りする者にはバレていたはずなのに、今さら?その後の場末のどさ回りへの急展開も不自然で、輝かしい名声は世間の誰も覚えていなかったみたいだ。
歌舞伎界の重鎮の万菊が安アパートに蟄居しているのもナゾだし、その後喜久雄がいきなり表舞台に復帰するのも唐突感が否めない。
主人公の出世の節目で、近しい人物が都合良く怪我したり病気になったり死んだりする。おそらく原作小説をそれでも3時間程度の尺に収めるために、かなり物語を急ぎ足でつまんでいるのだろうと推測する(原作未読)。
舞台の場面が適宜挿入されているのでメリハリがついているが、それ以外の場面はやたらと怒鳴ったり殴りあったりの手垢のついた描写が多くて、閉口する。
役者が天才的な歌手というキャラクターを演じる場合、歌だけプロの歌手が吹き替えるケースがあるが、歌舞伎の所作となるとスタントも無理と見えて、主役の二人は1年半をかけて習ったという。ただ、ラスト“国宝”に擬せられた演技となると、1年半の修業で培った成果がほかの何十年と修業してきた本当の歌舞伎役者より上首尾ということになり、そのあたりが微妙だ。
交通事故で舞台に上がれなくなった半二郎の代演で喜久雄が演じた「曽根崎心中」は、それまでの「藤娘」や「道成寺」が舞踊だったのに対し、本格的な台詞入りの演目ということでなかなか迫力があった。一方で、かつての梶芽衣子の面影も甦ってきた。
「からかい上手の高木さん」の西片くんが達者な芝居をしていたのにはびっくりした。
同じ「国宝」のタイトルで、今度は五街道雲助師匠のドキュメンタリー映画を作ってほしい。
映像美
人生の覗き見
見終わったあとしばらく言葉が出てこなかったし、観るのにものすごくエ...
見終わったあとしばらく言葉が出てこなかったし、観るのにものすごくエネルギーを使ったのか帰ってきて3時間寝てしまった。
好き嫌いは置いておいて、これは映画館で観て良かった。
スクリーンで観る歌舞伎の舞台の熱量がすごくて、どえらいものを観たなという気持ちになった…役者陣がすごすぎる…
ただ、正直ストーリーについてはいろいろ詰め込みまくっているので、ぶつ切りで荒かったりあっさりしてるなと思う部分もあり、ダイジェストを観てるような感覚だったけれども、
吉沢亮演じる喜久雄にとって歌舞伎の舞台がすべてでそれ以外はもはやどうでもいいという喜久雄の人生そのものがこの映画だと解釈すればいいのかな。
歌舞伎についての知識はあまりないけれど、そんな私が観ても吉沢亮のぞっとするような残酷な美しさと、横浜流星のたおやかな人間味のある美しさどちらも素晴らしかったし、田中泯さんは本当に化け物だと思った…
あと子役の2人が「怪物」の黒川想矢と「ぼくのお日さま」の越山敬達で、この2人も見事だったし、将来どんな役者に成長するのかますます楽しみになった。
役者冥利につきる作品
まわりの異性達とともに
上映時間が約3時間なのですが、あっという間でした。
貸し切り的な環境で鑑賞するのが好きなのですが、いまだに映画館が満員で、かなり前の席だったのに両脇に知らない異性が座って、ひじ掛けも使いにくい窮屈なシチュエーションは久しぶりで、それだけでもドキドキしていました。
席に座ったからには、大ヒット映画の醍醐味だと思って覚悟を決め、楽しむことにしました。
~序盤~
BGMに癒されます。音楽のテイストは最後(エンディング)まで一貫していました。
背中の刺青も美しく、喜久雄の父親の最期のシーンも印象的でした。
ティーンズたち、喜久雄(黒川想矢)と俊介(越山敬)の二人が結構可愛いくて、もっと彼らの青春時代を観ていたかったのですが、わりとすぐ大人編になってしまいました。
~大人編~
そうそう、吉沢亮さんと横浜流星さんを観に来たんでした。「ここからが本番だ」と、氣持ちを引き締めなおします。喜久雄(吉沢亮)の名前が東一郎になったり、さらに変わったりします。
喜久雄と春江(高畑充希)のロマンティックなkissの場面は、氣まずさを感じたのもつかの間、長すぎなくて安心しました。
神社で悪魔にお願いしたと言う場面、好きです。
森七菜さん可愛い役で登場した時から、喜久雄と恋仲になりそうな予感した通りになりました。今度の濡れ場が、長いというか激しいというかエロかったです。
喜久雄が妻子いることを隠してるのか、そもそも結婚してなかったのか、避妊しているかどうかなど、頭の中は氣になることが山積みでした。
ちょくちょく数年後になるため飽きません。
短いエピソードを休みなしで続けて連続で観ている感覚です。
~終盤~
伏線回収はありますが、語られていないことがあって、最後まで目が離せませんでした。しかし、結局、いろいろ想像するしかありません。それが2回目の鑑賞をしたくなる理由ですね。
演出も工夫していて良かったです。
エモーショナルな場面がありますが、驚きのほうが勝っていて涙が出ませんでした。私はまだ1回しか観ていません。今作は“2回目が泣ける”と聞きました。次の鑑賞時、泣けたらいいなと思っています。
4時間30分の長尺バージョン(詳細不明ですが、ディレクターズ・カット版?)が氣になります。
全1631件中、181~200件目を表示
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