国宝のレビュー・感想・評価
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心を震わせた三時間 ― 熱と覚悟に包まれて
公開当初は「気になるな」という程度でしたが、ロングラン上映が続き、数々の高評価に触れるうちに、その想いは募る一方。ようやく鑑賞できました。
映画館に足を運ぶと、これまで見たことのないほどの混雑ぶり。他の話題作も上映されていたのもありましたが、この作品に集う人々の熱気に、すでに胸が高鳴りました。最近のマイブーム、キャラメルポップコーンを片手に――と考えていたものの、売店は長蛇の列。結局、諦めるほどの人気の高さに、さらに期待が膨らみます。
館内はほぼ満席。上映から二か月以上経ってもこの熱狂が続いていることに驚きつつ、胸の奥で「特別な時間になる」と確信しました。
3時間という長丁場に、少し眠気やトイレが気にかかっていたのも事実です。けれど、ひとたび映像が動き出すと、そんな不安は跡形もなく消え去り、ただただ作品の世界に引き込まれていきました。
命を削るように打ち込む姿。そのリアリティがスクリーン越しに迫り、胸が熱くなり、気づけば目から流れる汗が止まりませんでした。
何かを極めようとする覚悟、そして燃え尽きるまでの情熱。それは壮絶でありながらも、どこか崇高で、ただ心を震わせるばかり。
上映後の私は、不思議な高揚感と、心の奥にやわらかな優しさを抱えていました。外の空気を吸い込む瞬間、その余韻が静かに胸を満たし続けていたのです。
映画と言う産業
久々に感激した邦画です。最初の感想としては日本にはまだ映画産業が残っていたのかと言う事。映画という興行は製作に金が掛かるし、多様な才能が必要だし、絵を作る為、ストーリーを現実らしく見せる為の技能集団が必要。それらがちゃんと結語して形になってるじゃないですか。
この数十年間、拙い邦画ばかりで、日本は映画産業がなくなった、文化として死滅したと思ったが復活のファンファーレが聞こえました。
さて感想。金額として4000円払います。
最初の10分が最高で、これで1500円。
半ばの曽根崎心中迄で+1000円。前半は文句なし。
ラスト近くの曽根崎心中以降は1000円、良くて泣ける。
二つの曽根崎心中を挟んだ期間は500円 計4000円。
映像が素晴らしく、演技が素晴らしい。
一番いいシーンは初めてのお茶屋さんで告白されるシーンかな。あれは何故か涙が出た。計算しているようでしてない初恋の感覚ね。いいシーン満載だ。両手で足りない。
若き才能に感服、邦画の星たち
私は観たい作品のチラシは必ずゲットし鑑賞記念にしていますが、本作は敬遠しておりました。歌舞伎に興味ないし難解なのかなと・・・・。
しかし周囲で推す声があまりに多く、妻と鑑賞しました。公開2ヶ月後、田舎のシネコンは他の作品なら早々に終了になっているが、その日は平日にもかかわらず(夏休みではありますが)、スクリーン前の数列以外、ラストの横並び席を買えました。高校生の男子が友人同士で何組も居ました。
シネコンスタッフに聞いたら昼の回はこんな感じが続いているそうです。いつのまにか前列のあの見づらい3列も全て埋まっていました。
・生あくびすら出ない
・3時間があっという間
・脚本の見事さ
・映像美
・カメラワーク
そして吉沢さん、横浜さん、謙さんの演技の見事さ。邦画のこの二人の若き才能が居る、そのこともまさに邦画の宝です。「踊る~」を抜くのは無理かな、でも抜いてほしい。まだの方、是非是非!!!
吉沢亮さん、貴方は天才です。
なんかすごいもの見た
話題ほどでは。
うまい役者の歌舞伎一代記
スペシャル過ぎて称賛の言葉が思いつかない
本当に素晴らしい映画でした。これは映画館で見なければ駄目な映画です。テレビ放送なんて見たらCMが間に入って雑音になります。当然間にCMが入るサブスク系も持ってのほかです。3時間が本当にあっという間でした。全てがスペシャル。俳優陣も素晴らしい、演出も素晴らしい、映像も素晴らしい。主演2人の友情が本当に心地よかったです。いや~いいもの見ました。これは映画館で絶対見るべきです。多分今まで見た映画で1番と言い切ってもいいです。
称賛しか思いつきません。今年の映画賞は全部持ってって下さい。凄い。面白い。まだ称賛が足りませんがこの位にします。映画館で絶対見るべきです!
後、教養なくて歌舞伎わかりませんでしたがきっと食わず嫌いなんだと思います。興味持ちました!
歌舞伎役者の感想を知りたい
歌舞伎を全然見たことがなくて多分見に行ったら寝ちゃうんだろうなぁという私にとって名場面をダイジェストで、そして登場人物の気持ちを乗せたドラマとして見ることで、とても楽しめました。これ…歌舞伎を見たいと思う人を増やしたんじゃないだろうか。実際に見に行ったら面白いと思えるかどうかは分からないけど。歌舞伎役者さん達にとっては、この映画、どうなんだろう。Ⅹを見てもいい感想しかないけれど「実際の歌舞伎はあんなんじゃない、たかが俳優が付け焼刃でかっこつけたくらいでみっともない」とか思われていないんだろうか。本物の歌舞伎を知らない私たちにとっては、主演の二人の舞台での演技は本当に素晴らしく感じられましたが、それは映画だからかなぁ。
3時間でもかなり物語が端折られていて、私は一度、スキャンダルで歌舞伎を離れた主人公が、もう一度歌舞伎の舞台に戻れた理由がよく分かりませんでした。でもまあ、その辺は脳内補完すればいいですかね。帰りに書店に寄って、原作本を少しだけ立ち読みしてみましたが、立ち読みくらいじゃあまりよく分かりませんでした(-_-;)
歌舞伎のシーンに見入ってしまう
3時間の作品ですが、長さを感じませんでした。
歌舞伎のシーンが特に良かったです。
実際の歌舞伎はちゃんと観たことはありませんが、正直言って、実際の歌舞伎を観たら退屈してしまうかも知れないと思っています。
しかし、この映画の中での歌舞伎のシーンは、大舞台のシーンはもちろん、地方のどさ回りのシーンまで、見入ってしまいました。
ドラマは紋切り型のような気がしますが、逆にそこが良かったです。
日本らしい美しさ満載の作品
大人になるにつれて抱えなきゃいけないしんどさも認められる嬉しさも全部が詰まってる
日本版ジョーカーか‥。
「原作を先に読むか、映画を先に見るか」問題。
私的結論は。
映画が先の方がいい。
というのも。原作は50年に渡るの歌舞伎役者と、その世代交代。
映画は、主人公2人の話がメインになっているので。
2人が出会い、対立して、別れてそして。
歌舞伎役者は血筋なのか。才能なのか。
ずっとその話で揺れ動く2人の、浮き沈みの様にハラハラする。
小説ではなんとなくしかわからなかった、歌舞伎の舞台。
結構時間を割いているので、その世界に入りやすい。
実に美しい、惚れ惚れする。
クライマックスの演目「曽根崎心中」。
ため息と涙と、何が何だか自分でもわからない気持ちに。
ちょっとだけ後悔したのが。
鍵となるシーンの次が、読んでわかっているので。
そこは驚きがマイナスしちゃったな。
ま、映画を見てからまた小説を、手にしたくなりますね。
平日の11:30の回でしたが、いやーたくさんの観客。
家族・友人連れの方が多く、男子2人づれも。
ロングランの理由がわかりました。
アマデウス
ペコとスマイル。アクマ化ふたり。ピンポンが観たくなりました。お見事。
そしてアマデウスに初めて触れた時の衝撃をも思い出しました。芸術家の狂気と時代の絢爛さを余す所なく描いた傑作。それの邦画版と言ってしまっても良いのではないでしょうか。時間経過が壮大過ぎて狂気自体は見た見薄く映ってしまったのが惜しい。それでも劇場必見の圧倒感と誰も欠けてはいけない配役の見事さは絶対的であり、エキストラをも巻き込む狂気がひしひしと伝わってくるのは凄いと思います。長尺を感じさせない編集もまた狂気なんだろうな。まぁ、みんなスマホチラ見してたけども…。ともかく劇場必見間違いなしなのでロングランにあやかって皆様劇場へ馳せ参じて下さいませ。
この手のは劇場リテラシーは推して知るべしなのでご覚悟を。普段後列が好みの方々もC列辺りがオススメ。それでも、スマホ(ウォッチ)やおしゃべり、独り言は多いのでノイズキャンセラー装備して臨みましょう。私最近ようやく機能を手に入れて"指導"するのを我慢出来る様になりました苦笑
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