国宝のレビュー・感想・評価
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歌舞伎見た事ない人も面白いと思います。
ストーリーは襲名のお話、役者として極める為に他のものを一切捨てた人の人生、という印象です。
吉沢亮くんと横浜流星くんがめちゃめちゃ良いです。イケメン二人ってのもありますが、韓国ドラマ並みに感情表現が良いです。
歌舞伎の有名なシーンがダイジェスト版で出てくるような感じでした。
歌舞伎なんてわかんないし観たくないと言ってた子と一緒に観ましたが、観たら歌舞伎はやっぱわかんないけどストーリー凄い面白かったと絶賛してました。
何とも言えないですがこれを機に若い人も、歌舞伎とか観るようになったら良いですね。
そう言えば歌舞伎座のお弁当美味しかったなーと思い出しました。
実際の歌舞伎はオペラと一緒で下知識あった方が面白いので是非GPTとかで皆さん今回の映画で出てきた演目、ストーリー調べてみてねって思います。
圧巻の映画
芸に生きるのではなく、芸のために死んでいく
美しさと残酷さが紙一重。
魂を揺さぶられるような、人間の限界に挑む作品だった。
命を削って“芸”に生きる人々。側から見れば華やかで第一線を走る天才たち。でもその裏では、死別、裏切り、孤独、嫉妬と絶望が渦巻いていた。才能と血筋、愛と嫉妬、執念と敗北。誰も救われないし、でも誰も完全に悪くない。
印象に残ったのは、俊介が喜久雄に化粧を施す静謐なシーン、屋上で狂ったように踊る喜久雄、足が壊死しながらも舞台に立つふたりの最後の共演。
血筋がないから役をもらえない喜久雄。芸では勝てないけれど血を引いている横浜流星。幼い頃からともに稽古を耐え抜いたからこそ、どうしようもない苦しみがあった。
「努力では越えられない壁」と、「それでも一緒に立ち続けたい」情の間で、ずっと胸が締めつけられる。
美しい顔がゆがむほど、もがき苦しむ吉沢亮。彼にしかできない表現がそこにあった。「華やかさの代償」という表現がふさわしいのではと思う。
吉沢亮演じる役は、あまりにも多くを失い、喪失をずっと黙って背負い続ける人間だった。演じることが唯一の逃げ道であり、生きる理由でもある。それすらも、身体が蝕まれていく中で削られていく。
吉沢亮という俳優は、美の象徴のような顔をしていながら、苦しむことでこそ本領を発揮する。
彼と同じ日本人であることが嬉しくなるほど、誇り高く、息を呑むほど美しい演技だった。
苦しむシーンが多く何度もその度に涙を流し、頭が痛くなった。
幼少期を演じた俳優さん(黒川想矢さんと越山敬達さん)も本当に素晴らしかった。まだ幼いはずなのに、どこか色気と繊細さをまとっていて、存在そのものが美しい。あの年代特有の儚さと純粋さが絶妙に表現されていて、物語の導入から心を掴まれた。
田中泯さん演じる万菊さんも圧巻でだった。本物の歌舞伎役者かと錯覚するほどの異才と存在感…。まさに「国宝」だった。
渡辺謙さん演じる役の、熱と恐ろしさを帯びた指導のシーンも強烈で、胸がざわついた。
そして喜久雄を支えてきた女性たち──美しく、芯のある彼女たちの姿もまた印象深く、心に残った。すれているのに、どこか清らかで、よかった。
物語の構成、俳優陣の演技、絶妙な配役、そして最後に流れる井口さんの歌──何もかもが素晴らしくて、「とんでもない映画を観てしまった」というのが率直な感想。
まだまだ語り尽くせない魅力がたくさんあるけれど、今回はこのあたりで。
大満足の作品!
やはり凄い!
まず、長い時間でした。
主人公も二番手もビジュアル良いからで終わらず
芸の道にのめり込む姿はなかなか入り込みました
最初の攻防の親分さん
あの方がちゃんと親という役柄お似合いで
後半の襲名無念やったね
でも、血筋がまとわりつくのね
芸の道を歩む人生
親を亡くしたヤクザの息子が歌舞伎の女形として人生を捧げる話
喜久雄は歌舞伎の家に生まれた俊介と競い、先に襲名するも血筋を重んじる世界で挫折する。再起し、俊介と再び同じ舞台に立つが、俊介は病で亡くなる。すべてを失った喜久雄はやがて人間国宝となり、父が亡くなった雪景色に芸の道でたどり着く。
張り詰めた空気感があり、時間を感じずに物語に引き込まれた。出てきた歌舞伎の演目について知っていればもう少し理解が進みそう。
2人の関係が壊れなくて良かった。
期待しすぎたかな
なんというか
役不足
吉沢亮も横浜流星もがんばりました!
しかし田中泯、渡辺謙、寺島しのぶが印象強いね〜
歌舞伎の場面が多すぎたかな、ストーリー的にはもう少しキクオの運命的なものが欲しかった、週刊誌の記事だけでは説明つかない最初の敵討ちのシーンがあやふやだし最後の景色と親の敵討ちはまた別物かなと思います😅
重苦しい作品ですがまだ観たい
まず吉沢亮の少年時代の役者さんが綺麗。
吉沢亮も美しすぎる。
横浜流星も綺麗だと思っていたが、女方で見るとやっぱり男。でも吉沢亮の女方はひたすら美しかった。
1年半歌舞伎の練習をして臨んだだけあって2人の歌舞伎のシーンは圧巻でした。歌舞伎役者だっけ?と思ってしまう迫力があり歌舞伎をフルでやってもらい映画を撮っても良いんじゃないかと言うくらい引き込まれました。
重厚感ある映画だし、楽しい気分になる映画ではないけど、また観たい。そんな作品でした。
長いのでトイレ注意です。
前方席の人が中座したりしてとても気になりました。
せめて画面を遮らないよう屈もうとする姿勢くらいは見せて欲しいものです。
あと数隻隣の外人と日本人カップルの私語うるさすぎました。この映画は静かに観てほしいかな…。
子役も良かった
とんでもないものを観た
「見てみたい景色」とは
歌舞伎の家柄の血筋にない人間が、才能だけでその世界を登り極めるには多くの代償を払わなければならない、という本筋がしっかりと描かれていた反面、おそらく原作を3時間弱の尺に収めなければならないという制約ゆえ細かな部分で唐突な展開が感じられ、話の内容を咀嚼しきれない点がいくつかあった。
ただなんといっても吉沢亮の歌舞伎の女形の演技は圧巻で鬼気迫るといっても過言ではない。吉沢さんの容姿はあの役にうってつけで彼の代表作になることでしょう。
作品の終盤、歌舞伎をやっているのは「見てみたい景色があるから」とインタビューに応えていて、それがラストシーンでわかる描写があるが原作を読んでいない自分には今一つ何なのかはっきりわからなかった。
後で考えると、人間国宝に上り詰めた歌舞伎役者の境地になり初めていつもの客席がその景色になるということかもしれない。
物語終盤で久しぶりに再会した娘から家族を捨てて歌舞伎一筋の生き様を批判されるのかと思いきや最後は彼の舞台を称賛する言葉。それがなんとなく物語として出来すぎな印象で少し冷めてしまった。
娘からどれだけ恨まれようが全うしてきた歌舞伎の道、という救いどころのない辛辣さを残してこそ、この作品はもっと引き締まると思う。
歌舞伎の素晴らしさ。
この作品1つにいろいろなテーマがちりばめているなと思いました。血筋実力、天部の才能、歌舞伎と言う日本の伝統的文化、周りの環境の変化、自分が置かれる環境。吉沢亮、横浜流星、高畑充希、その他様々なタレントさんの演技がとても好印象でした。また歌舞伎の演劇のシーンもしっかりと演じているのだと思いびっくりしました。
自分の中で結構満足度の高い作品にはなりましたが、3時間もあってなかなか集中力を維持するのが難しかったです。ストーリーの中での月日の過ぎ方がかなり早くこのスピード感で行くのであれば、2部作にしても全く問題はなかったのではないかなと思います。森七菜さんの人が最終的にどうなったのかいや僕の見逃しかもしれませんが、気になる点があったので、もう一度見たいなとは思いますが、なかなか3時間の映画を集中してみる事は難しいかなと感じます。総じてかなり良い作品好きな作品でした。
上質な芝居!
ちゃんとエンタメ作品なのに
まるでドキュメンタリーを
観ている様なとっても上質な芝居!
見ているこちらに緊張感がひしひしと伝わってくる
見終わった後にぼーっとしてしまう作品は
本当に久しぶり!!
普段はヨリが多い作品好きじゃないのですが、
周りの状況とか物語とかではなく、
役者の表情が全てを物語ってくる。
吉沢亮と横浜流星の組み合わせが最高に良い。
2人の役の感情がシーソーの様に入れ替わるのに、
ちゃんとどちらにも感情移入出来る。
どっちつかずにならず素晴らしい。
田中泯と黒川想矢も良い。
とにかく全員のお芝居がとても良い。
映像も良き塩梅でテンポが早い訳じゃないのに
全く3時間を感じさせない秀逸な作品でした。
強いて言うと、
もっと盛り上げるとこ盛り上げて感動というか、
泣きにいかせてもと思う箇所があったなぁと。
ただそれをやってないからエンタメに振りすぎず
ドキュメント感があったのだろうとも思う。
歌舞伎って何処が良いの?な私は・・・
圧巻
期待し過ぎたところがあり…
観たい観たいと思い続けて1ヶ月半、壮大な期待を持って臨んだ鑑賞だったのもあり、それを超えることがなく終幕を迎えた。役者の演技力も全体の構成も演出も最高だけどストーリー展開としては心が震えるとかグッとくるところがあまりなかった。でも歌舞伎には大いに興味を持った!
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