劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1878件中、241~260件目を表示

4.0芸の血と病の血、血統(血糖)

2025年8月15日
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あまりにも話題になり過ぎてて観る気になれなかったけど、毎年夏休みにベタなもの観る恒例のやつってことで…
結果あたしとしてはそこまでじゃなかった、話のスジはめっちゃ面白かったけどね
いかんせんあたし
小さい頃から花柳流日舞、大人になってから東流日舞
3歳から30年以上三曲で箏三味線・地唄をやってたから
慣れ親しんでいる目には踊りがさ、やはり年月かけてないのが分かっちゃうんだよね
でもあそこまでやるのは相当なことだと思う
吉沢・横浜両氏に拍手!
あと子役ふたりにも拍手!
藤娘や道成寺のふたり踊りは素敵ね、なかなか見られない
古典をある程度習熟している上に、前衛にも通じてるあたし、田中泯の舞踏も20年以上前から生で見てる
国宝万菊の役として踊っているのに映像の中では
前衛舞踏の田中泯の身体が着物の下に透けていて
ちょっと笑っちゃった、隠せないもんだなと…
とはいえ全編集中して観た、特に曾根崎心中
代役に立った東一郎キクちゃんの舞台と
のちの義足になってしまった半弥が演じる舞台
どちらもすごかったね〜役者だね〜
今回長丁場の映画、何も飲まず食べず鑑賞したけど
隣の女性はすごく気を遣ってポップコーンを音を立てずしゃぶっていたが気配はずっとあって笑
よりによって
隠し子の女性カメラマンが対峙するシーン
「覚えてるよ」と言ったところで
ぼりぼりぼり〜っとポップコーン食べた笑

映画ではありますけど
久々に地方(じかた)の演奏を聴かせて頂き
*たぶん杵屋さんだと思うけど
地唄、地唄三味線の風情を楽しみました…

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mamagamasako2

5.03時間は長いな

2025年8月15日
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本物の歌舞伎は見たことはない。
歌舞伎の世界観は見終わった後もよく分からない。
人間ドラマや迫真の演技に見入りました☺️

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YU

5.0ついでのつもりが

2025年8月15日
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泣ける

ずっと引き込まれて
頑張ってもどうしようもない事
2人の演技に
ただただ涙
観てよかった。

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まざち

3.5『さらば、わが愛』には及ばない

2025年8月15日
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悲しい

知的

驚く

あんまり観る気は無かったんだが、李相日監督が京劇を題材にした中国映画『さらば、わが愛 覇王別姫』を1990年代に観て、いつかああいう映画を作りたいと思っていたと言っていたという記事を読んで、監督同様に『さらば、わが愛』に感動した1人として、じゃあまあ観てみるかと思い観た。吉田修一の原作は未読。

うーん、それでハードルを上げすぎたかなぁ。悪くない映画だとは思うが、さすがに『さらば、わが愛』には遠く及ばない。確かに超豪華キャストで全員が好演してるし、歌舞伎も素人なんでよくわからないが素人目には素晴らしいものだったと思う。セットや美術などの時代考証もとにかくかなり金を掛けていることがうかがえ、映画としての出来は間違いなく良い。ただ……。僕が90年代に『さらば、わが愛』を観に行った理由は、京劇に興味があったわけでは全くなく、1つには女優のコン・リーが主演の1人だったからということがあり、もう1つは時代背景である中国近現代史と濃密に絡み合ったストーリーだったからというものだった。北洋軍閥時代から満州事変、日中戦争、国共内戦、反右派闘争、文化大革命と続く激動の中国近現代史の中で、移り変わる権力に人生を翻弄されていく2人の男と1人の女の姿をどこまでも残酷に映し出していたのが素晴らしかったのだ。一方、『国宝』では1960年代から2010年代が舞台となっているものの時代背景や社会状況などはほとんど描かれず、もっぱら主人公2人の人生のみに焦点を当てている。権力者の交代と歴史の激動という外的要因で主人公たちの人生が動いていく『さらば、わが愛』と違って、主人公2人の内的要因で物語が動いていくため、2人の人生がちょっと不自然なほど波乱万丈に描かれすぎているきらいがある。おそらく原作がそうだったから映画もそうならざるを得ないんだろうが、僕の求めるところとはちょっと違っていた。まあ1920年代から70年代の中国に比べると、60年代から10年代の日本はそもそもそれほど激動の時代ではないからと言ってしまえばそれまでなんだが。

またコン・リー的なヒロインは存在せず、高畑充希・見上愛・森七菜がリレー的に登場するものの彼女たちのキャラクターはあまり掘り下げられてなくて、やや型通りの人物像に収まってしまっている。さらに吉沢亮が一時落ちぶれるあたりで見上愛と森七菜は相次いで舞台から退場してしまい、その後登場しないのも不満なところ。見上愛のほうの話は最終的に回収されるが、森七菜のその後には全く触れられないというのはやっぱりちょっとどうかと思う。なお映画の最後のほうに瀧内公美が登場するが、最初はロングの後ろ姿でモブのように映しており、途中からちょっと寄って斜め後ろのショットになった時に僕はもう、あれ?瀧内公美じゃね?と気づいた。瀧内さんが無意味なちょい役なわけないから、これはひょっとして……と思ったらやっぱり予想通りの役でした。女優陣で実は1番おいしい役だったんじゃなかろうか。

結論としてはもちろんよく出来た映画だが、やっぱり『さらば、わが愛』と比べちゃうとなあ、という感じ。もちろんそもそも比べること自体がどうかとも思うのも確かではあるが。

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バラージ

4.0芸事を極める緊張感と喪失感

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

驚く

今年一番話題の映画を鑑賞。既に上映開始から2か月以上経っているのに、朝9時開始の回で9割がた席が埋まっているだけでも話題性を実感した。

極道の倅が親を失い、歌舞伎役者に拾われて世界に足を踏み入れ、全てを捨てて命を懸けて人間国宝に上り詰める50年を描いている。

自分なり惹かれたエピソード
①悪魔と取引をしていると隠し子と話しラストに繋がる部分
②役を懇願しに行った際、章子の父から「役者風情が・・・」という台詞。
芸事・芸術を極めるためには魂を悪魔に捧げ、他の全てを犠牲にしていく覚悟がじりじりと伝わってきた。
役者なんてもんは人以下なんだと言っているようで。だから極めた者は人以上に成れるというように捉えられた。普通の人の物差しで測るなと・・・

この映画の為、歌舞伎の演技の為に随分と長い期間鍛錬を重ねたようだ。
それでも人生を懸けた本物歌舞伎役者からはツッコミ所満載なんだろう。だけど、歌舞伎を映画に昇華したエンターテイメントとしては素晴らしい映画だった。きっと暫くはこの映画の恩恵で歌舞伎界も潤うじゃないだろうか。

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Soulman

4.0うまい役者の歌舞伎一代記

2025年8月14日
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3時間の映画を観るのがきついので後回しにしてしまった。空いてるはずの映画館なのに並んだ‥6月公開なのに‥
作品は歌舞伎をめぐる1人の男が人間国宝になるまでの一代記。歌舞伎は知らないんだけど人間ドラマとして面白かった。吉沢亮と横浜流星はもちろん、脇も渡辺謙はじめうまい。特に田中泯の底知れない感じがよかった

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サート

4.5吉沢亮さんに感服!

2025年8月14日
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すごい映画です。映像の美しさ、歌舞伎や舞のエッセンス、役者の熱量、いずれも素晴らしい。間違いなく映画館で観るべき映画です。

特に吉沢亮さん!いったいどれほど稽古を積み重ねたのでしょう。歌舞伎としても違和感なく、かつ主人公の内から迸るものを見事に表現しており、実際の歌舞伎の観方まで変わってしまいそうです。

ストーリーを追いかけるとか、擬似体験するとかではなくて、物語自体が劇中の歌舞伎の演目や舞で表現されるもののためのバックグラウンドに過ぎない、そんな感じです。

歌舞伎を観たことのない人にもオススメできます。

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HALU

5.0いろんな示唆が得られた

2025年8月14日
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泣ける

斬新

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まさはる

4.0関西弁が…

2025年8月14日
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ミーノ

4.0本物でした

2025年8月14日
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圧倒的な完成度、没入感は凄かった。ストーリーはひたすら不憫で泣く隙がなかった。

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ちゅん

5.0見るべき一本です

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

ここ数年の邦画の中ではBEST OF BEST ではないでしょうか?

原作を読んでおさらいしたくなりました。

もう一度劇場に足を運んでみたくなりました。

歌舞伎を生で観劇したくなりました。

文化の継承に生きる人間のすさまじさに
ただただ圧倒されました。

「血」が生む悲哀、業の物語に胸がかきむしられる3時間弱。

きっと日本人ならばDNAが反応してしまうのでは?

必見。

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バリカタ

5.0国宝

2025年8月14日
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歌舞伎の事は分からないですが話題になってたので観ました
本当の歌舞伎ってこうなんだと
思いました 踊りのお稽古大変
だったと思います。

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RIRIKA

3.5目指していた所

2025年8月14日
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千恵蔵

4.0歌舞伎部分はすごいがストーリーにしわ寄せが

2025年8月14日
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怖い

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Bigcat

4.0り さんいる

2025年8月14日
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冒頭の戦後の空気感すき

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mehy

3.0脇役だのみ

2025年8月14日
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知的

主人公・子役の黒川想矢、人間国宝役の田中泯、この二人がいなかったら……

とにかく、脇役が輝いてる映画。主役がダメなのではない、無理すぎる。歌舞伎をよく知らない私でも、やはり素人にここまでの大役させちゃダメでしょ、と感じた。監督は「決め手は吉沢亮の存在」と言ってて、彼の才能もカリスマも分かるけど、それを超える役。させるなら中村七之助など、本物を使ったほうが…… 分からないな。

その中で黒川、田中の二人は画面を飛び出す演技をしてた。これは見る価値あり!

最も残念なのは女性陣の使い方。原作ではどう書いてあるか分からないが、本作では納得出来なさすぎ。消化不良感、満々。それに高畑と森、顔系統似すぎ。

もいっかい見ることはないかな

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まつば

5.0Absolutely Spiffing!

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

お誕生日とクリスマスとお正月がいっぺんに来たくらい
素晴らしい作品です。役者さんの演技も、踊りも、衣装も、着物も、音楽も全て美しいです。久しぶりに同じ映画を2回も見ました。私は、李監督の作品は初めて見たのですが、見ている側の想像を掻き立てられる、長いお話を上手く綺麗に面白くまとめられた作品だと思いました。自分の試験が終わったら、もう一度見に行くのが楽しみです。

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Ponpokorin

5.0スペシャル過ぎて称賛の言葉が思いつかない

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ドキドキ

本当に素晴らしい映画でした。これは映画館で見なければ駄目な映画です。テレビ放送なんて見たらCMが間に入って雑音になります。当然間にCMが入るサブスク系も持ってのほかです。3時間が本当にあっという間でした。全てがスペシャル。俳優陣も素晴らしい、演出も素晴らしい、映像も素晴らしい。主演2人の友情が本当に心地よかったです。いや~いいもの見ました。これは映画館で絶対見るべきです。多分今まで見た映画で1番と言い切ってもいいです。

称賛しか思いつきません。今年の映画賞は全部持ってって下さい。凄い。面白い。まだ称賛が足りませんがこの位にします。映画館で絶対見るべきです!

後、教養なくて歌舞伎わかりませんでしたがきっと食わず嫌いなんだと思います。興味持ちました!

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a200812

4.5ただただ美しいばかりでなく

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

対照的であるように見えて 実は合わせ鏡の二人を描くには、3時間では物足りないくらいの濃密な人生。
ただただ美しいばかりではなく、圧倒的な凄みを感じる。そして、歌舞伎のバックステージや舞台から見た客席の描写の斬新さが、見る者をグイグイ引きつける。
吉沢亮 上手いよなぁ〜 綺麗だなぁ〜。
ラストの舞、人生の幕を引く間際、あんな美しく自分も過去を振り返るのだろうか?ついついそんなことを感じてしまう。

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あべしゅうさん

5.0素晴らしく美しい映像

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

新聞で連載されていた原作がどのように映像化されるのか楽しみにしていた映画。歌舞伎の舞台の場面が想像以上に美しく、映画館で観ることができて本当に至福でした。「血」が重要な芸の世界、血があるほうもないほうも別の辛さがありますね。生涯を通して心の底でずっと喜久雄を愛していたであろう春江の姿に涙した。

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Aki
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