「大河ドラマの一気見」国宝 m’eigaさんの映画レビュー(感想・評価)
大河ドラマの一気見
歌舞伎好き、吉沢亮さんファンということで、事前知識なく鑑賞。予約してから上映時間の長さに驚き、後ろの予定に遅刻していく羽目になった。
大河ドラマを年末に一気見したような後味。歌舞伎の舞台も舞台裏も、その前段階での修業も素晴らしい映像だった。
吉沢亮さんは文句なく美しく、全てを捨てても芸の道を極めたいのだという執念が伝わってきた。神社のお参りのシーンが、和やかな雰囲気の中に狂気にも似た決意を感じて好きだった。
曽根崎心中も好きな演目で、横浜流星さんとのからみでは題材が効果的に使われていると思った。
久しぶりに歌舞伎見物に行きたくなった。
エンドロールに流れるテーマ曲まで良かった。
人間関係は映画化にあたってだいぶ端折っているのか、え、なんで?と思う流れも多かったため、どの登場人物にも共感は覚えず第三者的な立場で(実際第三者ですが、、)1人の人生を追った感覚、やはり大河の一気見だった。
原作ではきっとそれぞれ深掘りされていて、色々な思いが複雑に絡み合ってのあの結果なのだろうな、、
映画レビューの主旨とはずれるが、最初の長崎の宴会シーンがとても好き。永瀬正敏さん、宮澤エマさん(年齢的にきっと後妻さん)の任侠夫婦とあの画面の暗い宴会風景が最高だった。スピンオフでお父さんの任侠映画がやったら絶対観たい。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
