「Show must go ooooooooon♪」国宝 ゆーきちさんの映画レビュー(感想・評価)
Show must go ooooooooon♪
ようやくバンクーバーでも観れました!今週末から始まったVancouver International Film Festival (VIFF)で、ちょっとしたオーケストラ演奏会を開催してる大きいキャパに満杯の日本人w
…いや、もちろんローカルのカナダ人もいっぱいいましたー。
海外サイトでの評価は7.9/10、世界総興行収入1億ドルを突破してました!!!いよっ、日本の誇り!
一部、退屈だったとの英語の書き込みがあり、カナダ人に理解できるか心配しましたが、誰一人途中退場することなく、最後は拍手喝采が起きました。
それにしても、脚本も演出も役者のキャスティングも、最高過ぎませんか?ケン・ワタナビがいる時点で世界中の映画賞を始めから意識してたのではないかと勘ぐるほどです。
吉沢亮と横浜流星の配役が逆でもダメで、高畑充希と森七奈の役が逆でもダメな、言葉にできない絶妙な感じをよくぞ体現してくれた!と思いながら観てました。
開始から信じられないドラマが次々に起こり、チャラ男設定だと思ってたシュンスケじゃなくて、まさかのキクオが実はガチのクズ男とかw、スキャンダルで一瞬で転落し、立場が逆転するなど、平成に流行ったようなジェットコースタードラマw、見応えのある場面があり過ぎました。
世界のケン・ワタナビの糖尿病の演技も素晴らしかった。目が白濁して、本当に目が見えてない、それでも幕を下ろしたくない鬼気迫るような、そんな役者魂が伝わるシーンでした。
人間だもの、生きてたら色々あるかー、そう言えば先日多くの国民を喜ばせた高市早苗新総裁誕生も、世襲でなく、コツコツ努力して、ようやく総理にまで上り詰めたからこそ、国民の期待が高まっているわけだし、キクオが3代目を継いだのも、何となく風の時代を感じたストーリーでした。
父の気持ちもわかる、母の気持ちはもっとわかる、はるちゃんの気持ちもわかる、あきこの想いも、あきこのお父さんの気持ちも、そして捨てられたあやのの気持ちも…みんなわかりすぎるくらいわかる、だからこそ切なくて、これほどまでに観客の心を揺さぶる作品になったのだと思いました。
それにしても吉沢亮と横浜流星の女形は素晴らしかった。化粧している横顔も、彼らの骨格の美しさを感じたし、鍛えてるだろうにゴツくなくて、立ち姿もまるで女、指先まで神経が行き届いた、羽生結弦のスケートを見ているような色っぽさ、動きのシンクロっぷり、着物捌き…、彼らは本当に歌舞伎役者じゃなかったの?と思えるくらい、素晴らしい演技でした。
来年のアカデミー賞の楽しみが、また一つ増えました。
Lespedeza さん、コメントありがとうございました。
カナダでは映画祭で上映しただけなんで、正式に上映が始まったら、また観に行きたいと思います。英語の説明はやっぱりサラッと終わったので。カナダ人の感想を聞きたいです。
日本人でも、歌舞伎の世界を知らないと初見は難しいと思います。海外の方なら余計そうですよね
実際私がそうでした
原作の内容を調べて、2回目を見て
歌舞伎の演目のストーリーを調べて3回目を観て、ようやくこの映画の世界がわかった気がします
海外でも好評のようで良かったです
ニコラスさん、コメントありがとうございました。
私も昔歌舞伎や狂言をチラッと見たことはありましたが、やはり知識がないと楽しめませんね。この作品は曽根崎心中や鷺娘など、英語解説があったのでよく理解できました。最近の評価も上がってましたね。
こんにちは。
日本国内でも歌舞伎についての知識を持つ方は多くないと思われるので、カナダの方たちにとっては尚更、異国の文化・芸能に初めて触れた方もいらっしゃったのでは。
それでも、歌舞伎界の独特な社会であるとか所作など、少しでも感じ取ってくれたものがあると嬉しいなと思います。
bion さん、こちらこそコメントありがとうございました。
父の最期、シュンの最期…泣けるシーンてんこ盛りでした😢。個人的には女子たちの健気な愛情も切なかったですね。
映画Love さん、コメントありがとうございました。
カナダ人はエンドロールと同時に電気がついて、わさわさと立ち上がるので、本当に落ち着いてエンディング曲が聴けないんですよ!そこだけは何とかしてほしい😢
KEI さん、コメントありがとうございました。
海外で邦画を観ると、違う観方もできることがありますね。正座の美しさとか、挨拶の丁寧さとか、年齢の序列とか、カナダにいると忘れかけてることを思い出せますw
Freddie3vさん、コメントありがとうございました。
この作品を在日の監督が作ったことも感慨深いものがあります。
「血を飲みたい」という衝撃的なセリフが作品をとことん深いものにしていると実感しました。
みかずきさん、コメントありがとうございました。
カナダの伝承芸術と言われたら真っ先に先住民族の歌や踊りを思い出しましたが、かなりマイノリティで立場も低く、入植者に追い出されたという政治的な問題にまで発展しています。
文化はやはり後世に伝えていくべきですね。
お主さん、コメントありがとうございました。
いやー、いきなり家に吉沢亮が入ってきたら、「どうぞどうぞ、ゆっくりしてください!お茶出します!」ってなりますが😆w
sow_miya さん、コメントありがとうございました。
どんな風に観てもらえたのか、直接聞けたらいいんですが、カナダ人ってエンドロールでほぼ席立っちゃうんですよー😅…
コメントありがとうございます。まあ、まだ日本でも公開されてから半年もたっていませんから。現状は勢いにのっての「追い風参考記録」の状態だと思います。3年後、5年後……とみてゆきたいです。カンヌでアジア映画初のパルムドールを獲って30年以上たってから李監督が言及した『さらば、わが愛 覇王別姫』はあらためてすごいと思いました
共感ありがとうございます
歌舞伎シーンが絢爛豪華で美しかったです。
役者の背後で撮影しているので、観客も舞台にいるような臨場感に圧倒されました。配役、演技、波瀾万丈のストーリーもgoodでした。間違いなく日本アカデミー賞には絡んでくる作品でしょうね。
血筋継承がメインの歌舞伎界におけて才能継承を描いていましたが、茨の道でしたね。最後には報われますが。作り手は血筋継承、才能継承どちらが良いと考えているか曖昧で物足りなかったです。観客に委ねたとも言えますが作り手の主張を明確にして欲しかったです。海外では伝統芸能の血筋継承ってあるのでしょうか?日本独自のものでしょうか?
では、また共感作で。
Don chan さん、コメントありがとうございました。
今までもゴジラ・マイナスワンやパーフェクトデイズ、スラダン、鬼滅など、邦画は人が入ってますね。バンクーバーでも間違いなく人気作になるはずです。
高市早苗新総裁誕生、正直頼もしくて泣けました。
共感どうもありがとうございます。
邦画の世界進出、誇りに思います。拍手喝采と聞いて嬉し泣きしそうです。
高市早苗新総裁誕生に言及しているレビューが面白いです。
さらに、ゆーきちさんがマメに自他のコメント欄にお返事を載せてているため、やり取りを読めるのも楽しいです。
ひなさん、コメントありがとうございました。
本当はもっと見たいんですが、チケットが高いんですよねー😅…。これからアカデミー賞候補作が続々公開始まりますので、そちらのレビューを頑張ります!
琥珀糖さん、いつもいつも温かいコメントありがとうございます。
たまに来るクソリプなんかだったらブロックすればいいんですけど、なんで無断で消すんだろうと理解に苦しみます。つまんない酷評でも残ってるレビューを見ると、複雑な気持ちになりますね。でも、嬉しいです☺️!
シンプルさん、コメントありがとうございました。
今回は日本語なので、助かりましたwww
英語字幕も読みましたが、やっぱり細かいところまでは英訳仕切れてませんからね。日本語は難しいです😓。
ゆ~きちさん
カナダ発のホットなレビュー
ありがとうございます。
私たちはどれだけカナダ在住のゆ~きちさんのレビューを、
楽しみにしているか知ってほしいです、運営の方に。
海外な発のレビューの存在は映画.comのグレードを
どれだけ上げてきたことでしょう。
絶対にこちらも辞めないで下さいね。
「国宝」が海外でも受け入れられていること、知れて
とても嬉しいです。
seiyoさん、いつもコメントありがとうございます。
海外上映、遅すぎますw でも今だに日本でも上映されているほど素晴らしい作品、全国民に見てほしいと思いました。
タイムトラベラーもの、コンスタントに公開されますね。みんな過去に戻りたい?www
近大さん、コメントありがとうございました。
本当は国際賞じゃなくて作品賞で取ってほしいです。半地下ナンチャラより数倍ドラマチックな作品ですし、時代背景も国民性も細かく盛り込まれた、美しい芸術作品でしたよねー?
吹雪まんじゅうさん、コメントありがとうございました。
色々お騒がせしてすみません。最近のレビューは別の媒体に移しているので、今度消されたらやめようかと思っています。こちらのレビュアーさんとやり取りするのは本当に楽しいのですが。😭
こんにちは。共感ありがとうございます。
海外でも良さがわかってくれたのですね。
今だにロングラン上映されています。
↓のビューティフルジャーニー
タイムトラベル物みたいなので、
観たいなぁと思っています
ご覧になられましたか~!
是非とも国際長編映画賞にノミネートされて欲しいですが、すでにノルウェー映画(カンヌ・グランプリ)、フランス映画(カンヌ・パルムドール)、韓国映画(トロント国際部門観客賞)、イタリア映画、ブラジル映画で強力作が名を連ねており、現時点ではノミネートはなかなか難しそうです(>_<)
お久しぶりですー😆
海外でも評価されるとやっぱり嬉しいですね。横浜、吉沢は本当に素晴らしかったです!
他のレビューのコメントを見ましたが、勝手にレビュー消されちゃうなんて酷いですね…。ゆーきちさんいなくなっちゃうとさみしいので何とかして欲しいです…(´;ω;`)
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