「いろいろな要素を詰め込み過ぎ・・・『国宝』」国宝 LUNさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろな要素を詰め込み過ぎ・・・『国宝』
いろいろな要素を詰め込み過ぎているがために、丁寧な説明(映像)があればもっといいのにと思う箇所が多々あり。
おそらく撮影はしているのだろうが、3時間を優に超えてしまうため、編集段階でやむなくカットしたと思われる。
残念。
原作があるから仕方ないが、勝手なことを言わせてもらうと、立花喜久雄は花井半次郎の子どもであれば、もっと「血」のことが理解できる。
立花喜久雄は、冬の雪が降るなか、父親が殺されたことをもっとひきずってほしかった。
稽古や舞台で、雪(紙吹雪)が降るシーンでは、そのことがフラッシュバックされるべきだと思った。
また、半次郎が襲名披露の舞台で吐血したときも、そのときの「血」を思い出すため、回想シーンを入れるべきだったと思う。
残念なのは藤駒が出てくるシーンがもう少しほしかった。
その代わり、最後にカメラマンが出てきたとき、おそらく何かあると思ったら、その通りだった。
そして綾乃の最後のセリフは泣けた。
勝手なことを言ったが、壮大な映画であることは間違いない。
間違いなく今年の代表作といえるだろう。
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ひなさんのコメント
2025年7月7日
LUNさま、初めまして。
『国宝』は当初4時間30分の長尺で、興行的な事情で、監督と脚本家が3時間に再編集して公開されたそうです。
★4評価とレビューを読んで、勝手なコメントですが、レビュータイトルは最後の2行の方が良いなと思いました。
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