「李相日×吉田修一 極上のタッグ再び」国宝 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
李相日×吉田修一 極上のタッグ再び
個人評価:4.1
役者の素晴らしさはさることながら、なんというリッチな映像なのだろう。種田陽平の美術が冴え渡る。
冒頭の永瀬正敏演じる父親の最後のシーン。美し過ぎて忘れられない。
また少年時代の喜久雄が印象的で、是枝監督の怪物に出てた少年だったのかとハッとする。
黒川想矢。美し過ぎる少年だ。
曽根崎心中を役者で対比させる。ここにも2人の役者のリアルな演技の闘いがあった。
田中泯の女役の人間国宝。まさに妖怪のような現実離れした演技であった。
血と芸を対比させながら、人間国宝という人物に肉薄する物語。屍の上に立つような人生が、国宝になるまでの孤高の芸を物語っている。
李相日×吉田修一。極上のタッグだ。
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