「あと一歩で国宝の作品になれたはず」国宝 Earl Greyさんの映画レビュー(感想・評価)
あと一歩で国宝の作品になれたはず
とにかく惜しいの一言。
歌舞伎の美しさや豪華さを高い完成度で映像表現したことには誰も異論はないと思う。
一方で、嫉妬や苦悩、葛藤や憎しみ、哀しみといった感情が見えづらく、もっと深く丁寧に表現してほしかった。
異例の若さで国宝に登り詰めた喜久雄が、犠牲にしてきた人達に対してどんな葛藤や苦悩を想い抱いてきたのかがわかりづらいので、ラストシーンを観ても自分の中に湧き上がる感情も感動も薄かった。
吉沢亮は初見だったが、儚げな表情がとにかく美しく終始引き込まれた。
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Lespedezaさんのコメント
2025年7月6日
喜久雄の内面が台詞としては出てきてないので、そのあたりをもっと知りたかったと思います
吉沢亮君は、コミュ障やボコボコにいじめられる役、天才と言われながら挫折する役、親が聾の息子の役など、内面が葛藤する役を幾つも演じていて、今回もぴったりの役だと思いました
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