劇場公開日 2025年6月6日

「芸養子から国宝へ」国宝 ねゃん仔猫さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5芸養子から国宝へ

2025年6月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

吉沢亮、横浜流星の2人キャスト、バッチリな息遣い
しかし任侠世界から歌舞伎世界へと飛び込み世襲がいつか終わりが来ると、芸養子として迎えた喜久雄が息子よりも群を抜く。
そこには養子として生きてゆく覚悟と人の上に立つために
『悪魔』のセリフが出てくるが、芸事には必ず人間模様が
描写されていた。
長編映画で見応えある作品と確信。

幼少期の喜久雄演じた黒川想矢くんの演技は、賜物!
父親の敵を血闘ではなく役者としてゆく生涯もみどころ。

かたや世襲の息子を演じた横浜流星!
世襲らしく『誰かがしてくれる』からの俺様感から老いて
ゆくまでの生涯を演じる泥臭さは彼らしい表現者。

そこに田中泯さん、寺島しのぶさん、渡辺謙さんと
締めてくれる役者。そこに長唄、歌舞伎役者が脇を華やかに混ざり合って色合いも◎でした。

ねゃん仔猫
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