「映像美」国宝 もとこさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美
テレビやスマホで観るのと映画館で観るのとでは、映像の印象が大きく変わる作品だと感じました。
今の時代、3時間の長編に集中するには、やはり映画館という特別な空間が必要です。そして、大きなスクリーンで観るために作られた映像は、やはりスクリーンで観るべきだと改めて思いました。(何を当たり前のことをと自分でも思います)
映画でしか観ていないため多くは語れませんが、それでも「3時間では足りない」と思うほどの密度でした。
歌舞伎の世界を映画という形で描く——それだけで、関心の薄い人にはややハードルが高いかもしれません。それでもこの作品には、中弛みすることなく観客を惹き込む力があります。
無情に過ぎる時間にどう向き合い動けるか。
人にどう思われ、何を言われて、そうしてどう生きるか。
強く生きる側に立つことの難しさ、それでもそう生きられるように日々を歩みたい。
そんなことを感じさせてくれる映画でした。
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