「歌舞伎を観てない人にも、観ている人にも楽しめる」国宝 ミケさんの映画レビュー(感想・評価)
歌舞伎を観てない人にも、観ている人にも楽しめる
クリックして本文を読む
☆気に入ったところ
・冒頭の、映画的昭和感たっぷり場面、特に永瀬正敏さんが圧巻、最高
・´主演のおふたり´が、同じ台詞を舞台で披露する場面、その対比の鮮やかさと話の絡み
・本物の歌舞伎役者を派手に起用すると台無しになりかねない危険を、うまく回避している
・浄瑠璃と三味線の扱い、音を大事にしている
★ 「もっとこれ以上」が欲しいと感じたところ
・後半で主演のひとりが酷い目に遭う場面と、主演のおふたりが激しく揉める場面。この2カ所は、暴力に頼らずに表現していただきたかった。´普通の映画・ドラマ感´が出てしまい、もったいなかった。
・舞台上で主演のおふたりの迫真の表情近接撮影場面、それと、衣装の早替え、あそこは少し引きの画(1階席やや前方で舞台を観ている観客目線の)が観たかった
その方がより歌舞伎らしく映える表現になると思うので
・クライマックス、ここで西洋音楽を使う必然性は感じません。音楽と場面とが急に混濁したように感じたので、通常の歌舞伎の伴奏のみで良かった。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。