劇場公開日 2025年6月6日

「今年を代表する作品の一つ」国宝 らてらてさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今年を代表する作品の一つ

2025年6月22日
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興奮

知的

吉沢亮の演技に圧倒された3時間だった。緊張も悔しさも高揚感も孤独も、喜久雄として見せ喜久雄にしか見えなかった。
また、子役時代の俳優も最初から天才さを放っていた。劇中「真綿が水を吸い込むよう」と表現されていたが、底知れない能力を感じさせてくれた。

田中泯・渡辺謙・横浜流星はしっかり吉沢亮とかみ合い、より作品を濃密にしている。

李相日監督作品で、『フラガール』の時にも感じたが、自分もそこに居る(参加している・観客としている)カメラワークが素晴らしい。
長い期間を描くため、途中何年か飛ばすがもう少し足して欲しいところもあった。

伝統芸能の継承の難しさと、引き継ぐ者達の並々ならぬ努力を感じた作品。賞レースには当然出てくる、今年を代表する作品だった。

らてらて
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