「聞こえてくる音がいい」国宝 Whiterockさんの映画レビュー(感想・評価)
聞こえてくる音がいい
歌舞伎役者に傾倒していく二人の若者を半世紀に渡って描いていくのですが、二人の情念が歌舞伎座という舞台と稽古場と家族の間で綴れ合って行く姿が良く描かれていると思いました。
脚本も影像もしっかりしていますが、今回劇場に居て思ったのは「音」の凄さ。音響美学のすばらしさ。あらゆる場面で、音楽としての音響だけを言っているのではなく、風景、役者、モノの醸し出す音、まるで聞こえない音まで含めて琴線に触れてくるような。ここまで繊細な音に気付かされた作品はあまり記憶にないような。是非、劇場のドルビーサラウンドで観たい映画ですね。
最後に、吉沢亮といえばアイリスオーヤマ。の、備蓄米が当選したメールを受け取ったままお金の振り込みがまだなことを想い出した。
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