「異世界で狂気に憑りつかれた男」国宝 HKさんの映画レビュー(感想・評価)
異世界で狂気に憑りつかれた男
様式(美)を重んじる伝統芸能において、
あまりに劇的な、ときに感情的な表現は現実ではないのかもしれないが、
画面から滲み出てくる執念や緊張感がそれを超えさせて、
冷静な鑑賞を許さない異世界に観客を引きずり込ませる。
美しい狂気の世界の悪魔に憑りつかれた役者たちの壮絶な物語で
喜怒哀楽の感情を超えて、濃厚な人生の圧倒的な質量に茫然とさせられた。
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