劇場公開日 2025年6月6日

「ドキュメンタリーかと思うぐらいリアルな演技で泣きっぱなし」国宝 ゆたかちひろさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ドキュメンタリーかと思うぐらいリアルな演技で泣きっぱなし

2025年6月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

驚く

語彙力失うぐらい良かったです。なんで泣いたかわからんぐらい、めっちゃ泣いてましたw
吉沢亮ってこんなすごい役者さんだったっけ!??狂犬みたいな男かと思えば怯える姿や悲しみに包まれる姿や怒りにのまれてる様な雰囲気や、儚さとか、変幻自在に演じてるの!なにこれすごい。感情が怒涛のように流れ込んできて泣いた泣いた。
3時間近いのに結構はしょられてる感じあって、原作読みたくなる。
老けメイクがちょっとアレでスコア5.0付けなかったけど、脚本も音楽も、カメラワークとか、構成とか美術とか、何もかもクオリティ高いの。もちろんキャストは最強!怪物の時も驚かされたけど黒川くん天才子役すぎ。

邦画そんなに沢山見ない方だけど、こんなに素晴らしい邦画見たのいつぶりかしらってぐらい良かったです。

映画館の大きな画面で集中して観れたのほんと良かった。歌舞伎の舞台シーンなんて、息するのも忘れるぐらい、引き込まれた。映画の中の人と一緒に拍手したくなるw

とにかく美しいものをみたなぁ。エンドロールキャスト一覧や主題歌も善きでした。終わった瞬間ため息出るぐらい余韻が凄かった。

血筋の重圧を背負った男と、才能に狂わされる男と、この対比や複雑な想いが歌舞伎の舞台を通じて描かれてるシーンとか号泣もんよ。ほんとに。途中ちょっぴりBLドラマ観てる気分になってしまった貴腐人です。

こんなに辛いのに、舞う姿は痛々しくも美しい。これドキュメンタリーじゃなくって?てぐらいリアルでいっぱい泣いてしまった。

【パンフレット 34頁A4 1100円縦書きなので右綴じ】
エンボス加工の国宝のタイトルが表紙のシンプルで丁寧な雰囲気の装丁。作品紹介、あらすじ、劇中写真、相関図、キャストインタビュー、監督と歌舞伎指導の中村鴈治郎さんインタビュー、続けて原作者、監督、脚本家、音楽、撮影、振付・舞踊指導、美術監督と、かなりたくさんのスタッフインタビュー。もうすごい物量のプロダクションノートみたいで読み応えありあり。早稲田大学演劇博物館館長の歌舞伎解説。劇中の演目の解説。曾根崎心中しかわかんないから助かるwで、主題歌紹介、スタッフロール掲載。これ地味に好き。
映画の内容を思い起こさせるインタビューの数々や写真がとても良かった。鑑賞後に見るほうが良いかも。

ゆたかちひろ
18号さんのコメント
2025年6月10日

パンフレットもう売り切れてました
ホントいいものを見せてもらってる映画館行ってよかったです

18号
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