「血と芸と悪魔」国宝 しさんの映画レビュー(感想・評価)
血と芸と悪魔
世襲の世界では、芸は血を越えられないのか。
血を持っていない者はもちろん、血を持っていたとしても、本人の中では芸が血を超えることはないのだろう。どれだけ芸を磨いたとしても、血がある限り、芸のみの純粋な客観的評価は得られない…。
悪魔に渡した物の代償として見える景色は、麻薬的な魅力を持ってさぞ美しかろう。
あるシーンの、拍手喝采の劇場の外を傘を差して行き交う人々の描写は、拍手の音が外の雨の音を連想させて見事だった。
横浜流星のお初を、吉沢亮の鷺娘を、舞台で観てみたいと思った。
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